Q. よくSNSでの誹謗中傷問題が話題になりますが、占い師としてメジャーになると、そういう問題に直面しそうで怖いです。やらない方がいいのでしょうか?
実際占い関連の方にお話をうかがうと…
勉強会などでお互いを占い合う時に「SNSで集客って何かイヤ」とおっしゃる方がいました。
「でもさー、今SNS時代だからやらないと何か乗り遅れた気持ちになるし、他に集客方法もなさげだし、どうしたらいいんだろう」と続けてきます。
さらに話をきいてみると、SNSのコメント欄にあまりよくない内容を書かれたことが複数回あるとのこと。
おかげで気が滅入り、自分の占いに自信がなくなり、オーディションを受ける気力もなくなって、きっと実力がないのだろうと思い、定期的に勉強会に参加しているのだ、というのです。
横のつながりは大切!
勉強会に参加するのはブラッシュアップという面でも大変おすすめ。
また他の方の解釈をきくことで「こういう考え方があるのか!」と気づくことができ、すぐに取り入れて自分の占いに深みを出すこともできるのです。
当たり前ですが、勉強会に来る人たちは基本的にはまじめな人たち。
他の参加者さんをやっかんだりはしません。
むしろ自分のレベルが低いと感じるなら、置いていかれたような気がする、乗り遅れた! と感じて、さらに学びに拍車をかける人が大半。
中には横のつながりを重視して、情報交換に花を咲かせる人もいるなど、非常に活気のある場になっています。
講師も生徒も関係なく、わいわい楽しく学べるのが勉強会のよさなのです。
たまに問題が起きることも
しかし残念ながら、こういった勉強会の場でも雰囲気がよくないところがあるとか。
まず講師が自分の解釈とズレていると即座に指摘、なぜそんな解釈になるのか? と徹底的に詰め寄られるそうです。
まわりの生徒も講師の解釈を支持しているため、違う解釈の人に対し冷たく当たるというのですね。
そのためこの勉強会、非常に人の出入りが激しく、リピーターはごく少数だといいます。
要するにこのリピーターというのは講師のいわば「イエスマン」になっている人たち。
そのため初めて参加した人は、何か雰囲気悪いなあと感じほぼリピートしないとのことです。
占いの解釈は1通りしかない!?
さてこの講師の解釈とやらはそんなにすごいのでしょうか?
いったいどんなエラい先生なのでしょうか?
そもそもカード占いにおいて、解釈に正解・不正解はありません。
もちろんタロットなどにあるモチーフ・象徴という面では「象徴辞典」なるものが存在するわけですから、多少の決まった見方はあるでしょう。
しかしながらカードのどの部分を重視して見るか? という点についてはみんな違います。
色を中心に見る人、人物の顔の向きや表情に注目する人、通し番号(数字)から数秘術につなげて読む人など。
その個性が占い師の差別化につながるわけです。
その「生徒への批判」というのも、自分の解釈以外はみんな間違い、というようなニュアンスですよね。
そういった批判とか否定とか、やたらにしてくる人には近づかないのが正解。
だいたい相手のことをどれだけ知った上で攻撃するのでしょう?
たまたまその一勉強会で初めて会って、気に入らないからあれこれと言う。
生まれた病院も一緒で、家も近所、幼稚園から大学まで同じでした、という人たちでさえも、お互いのすべてを知ることなんてできません。
それなのにほんの数時間の勉強会での一面だけを見て、あれやこれやと言うのはいかがなものでしょう。
SNSなどで他人を攻撃する人の正体とは
業界の方にうかがったところ、どうやらこういうすぐ人を批判する人は、自分が否定されたり批判されたりすることがコワイ人なのだとのこと。
ですが批判された方は気分が悪いし、批判した方は自分が批判されるのがコワイからと先制攻撃(口撃? )。
つまり誰も幸せになりません。
もしも攻撃されるようなことがあったら
SNSに限らず、何も悪いことをしていないのにもし批判されるようなことがあるなら、まずその相手からは即座に離れましょう。
コメントの返信などはもってのほか。
完全無視をすると決めて、自分の学んだことを最大限に活かし、お客さまへの魅力としてアピールしていきましょう。