アメジストとは違うの?
アメジストみたいだけど何かちょっと違うな、と感じるその石は、もしかすると最近流行っている「アメジストエレスチャル」かもしれません。
何でも「魂に導かれ、人生の大きな転機を迎える人のもとにやってくる石」ということで、業界でも注目されているようです。
そもそも”エレスチャル”というものがよくわからない方もおられるでしょう。
何層もの結晶が折り重なって複雑な構造になったものをエレスチャルと呼ぶそうです。
どんな特徴がある?
水晶というと、長い時間をかけてゆっくり育って行くようなイメージがありますが、エレスチャルの場合は、比較的短い期間に大量の結晶化が起こってできると言われており、そのため形が不規則なものが多いとのこと。
水晶でこういうタイプのものを「エレスチャルクォーツ」と呼びますが、中でも紫に発色したアメジスト部分が多く含まれるものを「アメジストエレスチャル」と形容するのだとか。
水晶は無色透明であることはよく知られていますが、鉄イオンが含まれてくると紫に変化するとのことです。
参考までに、紫でなく黄色に発色したものやピンクに発色したものもあり、それぞれ「シトリンエレスチャル」「ローズクォーツエレスチャル」と、色により名称が異なります。
さて先ほど何層にも折り重なっていると申し上げましたが、その折り重なる過程でとりこまれた成分が再結晶することもあるので、いわゆるインクルージョン(内包物)が目立つことも多いといいます。
したがって比較的透明度の高いキレイな石が好き、という方はあまり心ひかれないかもしれません。
流行っているという割にあまり見かけませんが…
主にブラジルやインドなどをはじめ、世界各地で産出はされているようですが、ナイジェリアのカラバル地方で最近とれるようになったものは、透明度が高く色合いも美しいので特に人気が高いとされています。
しかしながら非常に産出量が少なく、美しい紫部分が限られていることもあって、希少価値が大変高いことで知られているのです。
どんな効能があるの?
ながめているだけでも癒される、紫の幻想的な色合いは「天使のギフト」というキャッチフレーズを持つほど。
天使の翼につつまれるように、偉大なるエネルギーで持つ人を深く抱いてくれるといいます。
そして持つ人の魂を浄化し、ネガティブなエネルギーをプラス方向に転換させていくといわれているそうです。
そのため人生のわかれ道にさしかかった時にやってきて、持ち主に変革をもたらすという伝承があるとか。
真実を見極める視野と未来を切り開く行動力を与えてくれて、進むべき道すじを教えてくれるといいますから、今何か悩んでいることがあるならお守りにしてみてはいかがでしょう。
解放感を求める時、理性が感情をおさえられない時にもおすすめ。
もちろんアメジストですから2月の誕生石としてもお使いいただけます。
こんなことに気をつけて取り扱いを!
人生の大きな転機にやってくる、と言われるアメジストエレスチャルは、マイナスをプラスに変え、また冷静沈着にものごとの判断ができるよう助けてくれる石。
昔からアメジストを入れたグラスで酒を飲むと酔わないとか、アメジストをお守りにしておくとダメな異性に引っかからないとか、さまざまな伝承のあるアメジストですが、さらに特別感のあるアメジストエレスチャルなら、パワーアップも期待できそうですね。
ただし何層にも重なっていることで内包物が多くなっているため、あまり強い衝撃を与えないようにご注意ください。
また太陽光に弱いので、太陽光が当たらないところで保管する必要がありますし、浄化をする場合でも太陽光を使うことは避けましょう。
なお塩分にもあまり強くありません。
塩での浄化も避けるようにしてください。
多少水がかかったり、汗がついてしまうのは問題ありませんが、可能な限りすぐに拭き取るようにしましょう。
浄化の場合は月光浴やクリスタルチューナーがおすすめです。
お守りにして持つ他、ワイヤーを巻いてアクセサリーに仕立てて身につけてもOK。
過去を断ち切り、運勢を好転させたいと考える方や、今自分がどういう方向に行けばよいのかわからないと感じる方は、アメジストエレスチャルを見かけたらぜひチェックしてみてください。
ひょっとすると石の方から「そろそろ変革のタイミングですよ」と知らせにきてくれたのかもしれませんよ。