なぜうまくいかないのか?
占いの仕事をしているけど、他にうつりたい。
趣味でやっている占いを仕事にしていきたい。
しかしそんな願いがなかなか叶わずに、いろいろな方法論を試してみるもうまくいかないとか、オーディション10連敗中で心が折れそう、などという話も聞こえてきます。
自分がこうなる、と決めれば、遅かれ早かれそこに着地できる、と業界の先輩方はおっしゃっています。
そこに到達できないとするなら、その原因を根本的に解決する必要があるでしょう。
一方でありとあらゆる努力をして、自分がやれるだけの力を出し切っているなら、あえて結果を求めないという方法もあるといいます。
毎度毎度結果がしっくりこない、思った通りにならなかったとしても「これでいい! 」と感じるとか、「まあまあ幸せだよね」と、うまくいかない結果をも受け入れて、日々「今自分ができること」を同じように積み重ねて行くことで、ふと気づいた時になかなかのところまで進んでいるものだ、という考え方です。
ある意味結果にさほど執着はしないけれども、行動はストップしない(= あきらめない)ということでしょう。
そんなにすぐに結果が出ることはない、でもあきらめずにやっていけば、自分の信念は必ず結果につながる、という確信を持つともいえます。
うまくいかなくても「あきらめない」
一般の人であれば、うまくいかないことが続けば気持ちも沈んできますし、モチベーションは下がり、心が折れてしまうこともあるでしょう。
ですが「それはうまくいかなくてもあきらめないことが、自分の望む結果を引き寄せてくると知らないから」というご意見もあります。
今このコラムを読んだ方々は「今うまく行っていなくてもずっとそれが続くわけではない」「しっかりやるだけのことをやっていたら、時間はかかっても結果はついてくる」ということを改めて心にとどめていただきたいものです。
今まではこんな風にやってきたけれども、たまたま見た記事を参考に新しいやり方を試してみたらこうなりました、何と今までピンとこなかったものが腑に落ちました、とか、ふと思い立ってこんなことをしてみたら、できないと思っていたことができるようになりました、というような、どんなに小さなことであっても、人は日々進化をしているものなのです。
たとえ亀の歩みと言われようと、ベイビー・ステップだと思われようと、まったく進化しない人などいないといいます。
ですから、今オーディションで結果を出せない方も、すぐに結果が出ないこともあるのだ、ととらえましょう。
もしかすると受けている会社との相性がよくないのかもしれません。
受けている会社は手相に強い人がほしいのに、応募してくる人が手相で見られない人ばかりだったら、当然合格する可能性は低いですよね。
そういうことも考え、オーディションを受けることをあきらめないでください。
占いメニューがパッとしない人も、たまたまお客さまになり得る人に注目されていなかっただけかもしれないのです。
「じゃあこんな風にしてみたらどうかな? 」と他の人のメニュー内容を参考にしたり、価格を改訂したりして様子を見ているうちにヒットする可能性もあります。
業界の先輩が語る「すぐに結果が出なくてもいい」ワケ
逆に「すぐに結果が出ない方が、利息がつくように結果が大きくふくらむこともある」というご意見もありました。
「ですがそれはあきらめなかった人に対するボーナスのようなものです。あくまでも結果が出ると信じてがんばった人だけが見られる景色なのです」
結果をしっかり決めて、うまくいかなくなったら途中で原因をしっかり把握し、軌道修正する。
特に結果は定めずとも、今やれることを精一杯やっていたら結果がついてくる。
どちらのやり方も甲乙つけがたいものですが、ご自身がやっていける方を選びましょう。
しかしながらがんばることがストレスになってはいけません。
適度に息抜きをしながら、今できる最大限のことをしていきましょう。
間違っても「今日はこれしかできなかった。こんなんじゃダメだ」などとジャッジしないことです。
「まあこんな日もありますね」と考え、しっかりと休息の時間を確保しましょう。
オンとオフの切り替えもきちんとするようにしてください。
この先、自分がどんな占いの仕事をしているのか。
鑑定をメインにしているのか、講座をメインにしているのか。
鑑定8割、ワークショップ2割でやっているのか。
このように具体的にどんどんイメージしていくことも大切。
「そういう仕事をしていくためには、自分にはまだこれが足りていないな」などのヒントになり得るからです。
今うまくいっていないのは決して「占いが向いていない」ということではない、と信じて前に進んでいきましょう。