占い師として有名になってもその後バッシングされたら、と不安なあなたへ

顔出しNGの裏には…

占い業界では顔出しをするしないが比較的自由にできると思いますが、お客さま目線では顔が見える方が安心感がある、と言われています。
それでも顔出しは何となくためらわれる、と考える方の中には顔出しして有名になったら、芸能人と同様にバッシングされるのでは、と不安になる方もいらっしゃるようです。

実際占いサイトに対する口コミサイトのようなものは多々あり、その中で特定のサイトの特定の先生についての書き込みがあったりします。
それがよい内容であればいいのですが「当たらない」「いいかげん」「何も視えていない」というようなネガティブなワードのオンパレード。
「あの先生は信頼がおける」というようなポジティブな書き込みをしている人に対しても「アンタおかしいよ」「(いいコメントは)どうせ本人が書いているんでしょ」などのカラミを行う人たちがいます。

どんなものにもいわゆる「アンチ」と呼ばれる人たちはいるのですが、近年のアンチによるネガティブなコメントについては、さまざまな波紋が広がっています。
芸能人の中には、こういったコメントにショックを受け活動ができなくなってしまった人や、自ら死を選んだ方もいます。
そういうものを見ると、何となく自分が有名になったらああなるのかな、と心配になるのもうなずけます。

アンチって結局何?

ところでこういったアンチの人たちとはどんな人たちなのでしょうか。
よく「殺してやる」「死んでしまえ」というようなことを書き込みされたという話をききますが、子供のおふざけではなく書いているのは立派な大人だというのです。
実際誹謗中傷された経験のある方の話では、ちょっとムシャクシャしていてつい書いてしまったとか、ヒマでネットをいろいろ見ているうちにたどりついて、記事を読んで腹が立った、というようなことを言われたケースもあったのだとか。

時には「どこの局の番組を見ても高確率であいつが出てくる、うざい、目ざわり」という意見も。
しかしどこの局にも出てくるということは、それだけニーズがある証拠。
裏を返せば自分は誰からも必要とされていないのに、何であいつは…という気持ちが隠されているといえるでしょう。
もし本当にその相手がイヤなのであれば、見なければいい気がしますし、わざわざ検索をする必要もありません。

お話をきいていく中で、どうもアンチの人たちは「こんなことを書いたらどう思われるだろう」ということを深く考えずにノリで発言しているような部分がみられる、と感じます。
コメント欄に書き込むことで自分の発言が注目される、と思い、ものすごく練った文章をあげてくる方もいらっしゃるようです。

一方で鑑定を受けたこともないのに、この占い師はどうですこうですと書いてくる人がいる、という話も聞こえてきます。
どなたかのアンチコメントに便乗して書いているのではないか、と勘ぐってしまうこともあるそう。
飲み会の席で誰かが悪口を言い出し「そうだそうだ!!」と盛り上がってしまうような感じなのでしょうか。

誰にでもアンチはいるのか…?

ここでちょっと考えてみてください。
これまで見てきた例では、ある程度目立っていることが前提になっています。
目立っていなければ話題にもあがらないからです。
SNSのフォロワーが百万人超えの有名人であってもやはりアンチはいるのです。
つまりアンチがいるということは、それなりに知名度があがってきている証拠でもあります。
ということは、当然ファンになっている人もいると考えるのが自然ですね。

あの林修先生も「ボクはエゴサーチとか絶対しません」とテレビでもおっしゃっています。
アンチではなく、ファンの方に目を向けることこそ大切なのではないでしょうか。

目立っていて、なおかつ犯罪などをあおるような人ならわかるのですが、お客さまに対して真摯に鑑定をしている占い師が叩かれる、というのは気分のいいものではありませんよね。

批判の方向性が違うことも

ちなみに「こいつの鑑定はなってない」などの批判をしたり「教えてやるよ、こういうやり方が正式なんだ」と解説する人もいるといいます。
ですがこれまでも述べてきたように、鑑定のやり方はひとりひとり違い、それもまた個性であるので、誰かひとりのやり方がなっていない、というのは少し違うように思えます。
実際「こういうやり方が正式なんだ」と主張する割には、どこかで実際に鑑定しているような雰囲気でもなさそうです。

そこまで主張するなら、どこかで実際に大々的に披露してみたらよいのですし、その方の流儀には口を出さずにほうっておきましょう。
すなわち、言いたい人には言わせておき、自分は自分の鑑定に終始すればよいのです。

ファンの方を大切にしましょう

アンチの相手をしていたとしてもたいして得にはなりません。
むしろ自分の常連になってくれるお客さまを大切にし、その方々が喜んでもらうためにはどんな鑑定をしたらいいのか、どういう切り口で攻めていくのがいいのか、そういったことに時間をさくべきです。

新規のお客さまに対しても、毎回きちんと向き合い最終的に笑顔になってくれるような鑑定を目指しましょう。
その方にまたリピーターになってもらえば、収入にもつながっていくのです。

アンチのコメントにユウウツになって、きちんと鑑定の時間がとれなくなることで常連客を減らしてしまうのはとてももったいない話ですね。
お客さまに対しての表現方法(否定的な表現は避けるなど)について気をつかう必要はあるかもしれません。
不適切な表現をつかい、お客さまを不愉快にさせてしまった、ということであれば謝罪した方がよいでしょう。
それ以外については、特に相手にすることなく、自分の鑑定をしっかりつらぬきながら、日々ブラッシュアップしていくのがベターであるといえます。

ネガティブなエネルギーをいちいちキャッチする必要はないのです。
そういう方とは意識して距離をとり、自分に対してポジティブな人でまわりをかためていきましょう。