スプレッドって何ですか

スプレッドとはカードの配置方法のことでさまざまな種類があります。
スプレッドときくとタロットをイメージする方が多いかもしれませんが、オラクルカードでも、ルノルマンカードでも、スプレッドを使うことはできます

一時話題となった「オラクルカードダイアリー」には、新月が起きる星座にちなんだ「新月スプレッド」が人気になっていましたね。
カードを使う占い師であれば、必ず何らかのスプレッドを使っているはずです。
どんな種類があるのか見ていきましょう。

ワンオラクル(1枚引き)

もっともシンプルなスプレッド。
カードを1枚引いて読み取っていきます。

初心者でもとっつきやすいところがメリットではありますが、1枚からすべて読み取るのはなかなか難しいため、質問を絞り込んでおいた方がベターです。
または「今日はどんな日? 」「今日はつらかったからなぐさめのひとことをください!」といったカジュアルな質問で練習するというやり方も。

ツーオラクル(2枚引き)

質問に対する原因と結果」「相手の本音とタテマエ」「潜在意識と顕在意識」など、カードの2枚を使って読み解くやり方です。

カードが1枚増えることで、より深く読んでいくことができます。
特に「相手の本音とタテマエ」はお客さまからも人気なのだそうです。

スリーカード(3枚引き)

過去・現在・未来」「1ヶ月後・3ヶ月後・半年後」など3枚で流れをみていきます。

当然のことながら3人の相性も見ることが可能ですし、何がしかの3択に対する答えを得たい時にも向いています。
初~中級者の方がよくお選びになるスプレッドです。

フォーカード(4枚引き)

「過去・現在・近未来・対策」のように、スリーカードに+αするような形式です。

過去から未来までの流れと対策だけではなく、4人との相性や過去のかわりに障害について見るなど自由度も高くできます。

ダイヤモンドクロス

こちらも4枚を使う方法です。
「占う人の気持ち / 状況」「相手の気持ち / 状況」「ふたりの状況 / 問題点 / 対策」「ふたりの未来」
を出していきますので、お相手との関係性が気になる方に向いています

お客さまに占ってさしあげる場合は「占う人」のところがお客さまになりますね。
直接気持ちをきくことができない方にはうってつけのスプレッドです。

ギリシャ十字

「現況」「障害 / 原因」「現状からの展開」「対策」「最終結果」の5枚を十字に並べるスプレッドです。
特に問題や障害を把握したい時に使うとよいそうです。

自分の目的を達成するために障害になるとしたらどんなことなのか?
解決する必要があるのは何か?
という場合に役立つことでしょう。

ピラミッド

現在を3枚のカード(3段め)、解決方法を2枚のカード(2段め)、最終結果を1枚のカード(1段め)に配置します。
今どんな問題に直面しているのか? ということにスポットを当てるためかカードの枚数が多くなっています。

この3枚のカードを「現況」「原因」「過程」として読み解くこともできますね。

ヘキサグラム

どのタロット本や講座でも登場するベーシックで使いやすいスプレッドの代表格
「過去」「現在」「未来」「対策」「周囲の環境」「自分の環境」「最終結果」の7枚で読み解きます。

いろいろとアレンジが可能で、過去・現在・未来のところを「現在・半年後・1年後」とすることもできますし、「自分の環境」のところを「自分の本音」とするケースもあるそう。
状況により使い分けていきましょう。

二者択一スプレッド

V字に展開するスプレッドです。
転職するかしないか」「AさんとBさんどちらとつきあうか」など、人生二者択一を迫られることは多いものです。
ちなみにY字に展開する「三者択一」にもアレンジ可能です。

「現状」「選択肢Aの近未来」「選択肢Bの近未来」「選択肢Aの最終結果」「選択肢Bの最終結果」という5枚ベースでやるのもいいですし、「現状」のところを「問題」にして、「選択肢Aの現況」と「選択肢Bの現況」を近未来の前に1枚ずつ入れ込む7枚ベースにするなど、自由度の高いスプレッドです。
三択にする場合も同じようにできます。

ケルト十字

全部で10枚使うので、なかなか難しいと敬遠されることもあるようです。
特に相手の心情などを占う時に選ばれることが多い印象ですね。

「現状」「障害」「表面化している問題点」「表面化していない問題点」「問題の原因」「近未来」「質問者の状況 / 本音」「相手の状況 / 本音」「希望」「最終結果」と展開します。
2枚めの「障害」のカードは正位置で読むとされているそうです。
全体を通して読んでいくのが慣れないうちは大変かもしれませんが、フルデッキの場合大アルカナが出ているところが特に重要ですので、そこから読んでいくのもひとつの方法です。

ホロスコープスプレッド

年始めにSNSなどでアップされることも多いスプレッド。

1月から12月までの運勢と真ん中に最終結果を出す、というのが多く見られますが、それだけではなく実際のホロスコープのハウスにちなんで「性格」「金運」などを読んでいくやり方もあります。
また1月スタートに限らず、たとえば引っ越しの時期を見たい時には今の月からスタートする形でも問題ありません。

タロットだけではなく他のカード類でもお試しください。
また違った側面から占いを楽しむことができますよ。