癒やしフェスなどでよく見かけるヒーリングワンドとは違い、天然石をワイヤーでつなげて作っていくクリスタルワンド。
石であるがゆえに重みも出てきてしまうのですが、小さめに作ってペンダントヘッドにするなど、最近少しずつ人気が出始めてきています。
主に3つの材料で自由に作れる!
どんな石を選ぶのか、どんなサイズ感にするのか、ペンダントヘッドやバッグチャームに加工するかしないかでワイヤーの使い方が変わってくるのがおもしろいところです。
材料としては先端に使うポイント型(両方がとがったダブルポイント型でもOK)の石と好みの天然石、そしてそれをつなげていくワイヤーが必要となります。
まず先端のポイント型の石についてですが、たいていの場合水晶が好んで使われます。
人によってはレムリアンシードやアメジストエレスチャルなど、他のものを使うこともあるようですが、大切なのは先端がとがっている、ということ。
そこからパワーが放出されるためです。
次にその先端のポイント型に穴があるかないかも大切なところ。
穴がある場合は、そこからワイヤーを通して固定することができるので失敗が少ないそうです。
穴がない場合、ワイヤーの巻き方によりポイント型が抜けてしまうこともあるとのこと。
したがって後者の場合、2液タイプの接着剤などを使い、ワイヤーと石をはずれないように留めるとよいといいます。
石に接着剤はかわいそう、と感じる方は、しっかりワイヤーを巻いて、はずれないように固定しましょう。
マスキングテープを巻いた平ペンチなどでしっかり引っ張りながら固定すると、ワイヤーに傷がつかずおすすめです。
ところでワイヤーですが、一般的にはアーティスティックワイヤーと呼ばれるものが好まれるようです。
ご存知のようにワイヤーには太さがありますが、#24もしくは#22あたりを使うことが多いそうです。
小さめの天然石で通し穴も小さい場合はさらに細い#26を使ってみてください。
色も何種類かありますのでお好きなものをチョイスしましょう。
続いてどんな意図を込めるのかによって石をチョイスしていきます。
全部水晶にしても統一感が出てステキですが、全部同じ形にしてしまうと単調になってしまいますから、サイズや形を変えたり、小さいサイズから大きいサイズへとグラデーションのように並べる、1つだけ金彫の入った水晶を使うなどアクセントをつけてみるのがおすすめ。
恋愛向けなら先端をアメジストにして、ピンクオパールやローズクォーツ、アクアマリンなどと合わせてみるのもいいですね。
金運ならルチルクォーツや天眼石、魔除け的に使いたいのであればモリオンやオニキスなどの黒系をベースにしてみては。
材料がそろったら形づくり!
石がチョイスできたら順番にまず並べてみます。
配置が決まったら、まずはワイヤーを1mくらいの長さにカット。
穴があるポイント型の場合は、穴に通してしっかり両側とも巻きます。
軽くねじって余裕があればもう一度穴に通して巻きつけます。
続いて天然石をワイヤーに通しますが、ワイヤーが太くて1本しか通らない場合は1本、入るようでしたら2本とも通します。
ペンダントヘッドにしたい場合は、最後の石のところでワイヤーをめがね留め(ワイヤーを丸ペンチや割り箸などに添わせて形を作り、交差部分を残ったワイヤーで巻きつける技法)で処理をし、バチカンにします。
ワイヤーが短くなってしまった場合は、その部分で新しいワイヤーを巻きつけて足します。
短くなったワイヤーはそのままにしておきます。
最後の石からポイントの方に戻るように、今度はワイヤーを交差させるように石に沿わせていきます。
1本ずつ行うとやりやすいですよ。
すき間のないように巻きつけていきましょう。
先端まで戻ってきたら、ポイント型と石の間(首の部分)がぐらつかないように再度残ったワイヤーを巻きつけていきます。
短く残ったワイヤーは、丸ペンチで先端をはさんで少し引っ張るようにして渦巻きを作り処理します。
使い方は?
枕元に置く場合、ポイントを頭の方に向けて置くとよいそうです。
バチカンを作った場合は、好みのチェーンを通せばペンダントやバッグチャームにすることができます。
大きめに作れば、鑑定の際カードを指す棒としても使えます。
お好みの用途でいろいろ作ってみてはいかがでしょうか。
慣れてきたら鑑定の合間にワークショップなどしてみても楽しいですよ。