【お客さま素朴なギモン】相手が浮気したけれど別れたくないです

鑑定中にふとお客さまから寄せられる「素朴なギモン」にフォーカスするシリーズ。
「急に言われても…」とあわてることなく、転ばぬ先の杖的に知っておいて欲しいお話をご紹介していきます。

Q. おつきあいしているお相手さまが浮気した、という相談は多いですが、それでも別れたくないと泣かれることがあります。
どういう切り口でお客さまと向き合うのがよいでしょうか。

鑑定現場でも5本の指に入る浮気がらみの相談!

相手に好きな人ができた、浮気したなどの理由で別れ話を切り出されたが受け入れられない、という相談も、占いの現場では比較的多いです。
また占い関連の求人に応募した際の実技試験においても、不倫と並びテーマになりやすいもの。
本来裏切り行為になりますから、不貞行為にならなくとも問題がありますよね。

当然人間なのであやまちもおかすことはあるのですが、ひとときの気まぐれということで、もとの相手に戻るケースもあるのに、新しい人を探す方がよいと言われることも。
受ける側からすれば到底受け入れがたいことではないでしょうか。

なかなか理想通りにいかない…

理想はお互いが思いやりを持って相手と接することです。
しかし現実社会ではなかなか難しいよう。
本人たちの意思だけではなく、まわり(の環境)が理想から遠ざけようとしているように見えることもあるからです。

ささいな「誘惑」が好奇心を刺激してしまう!

ドラマにもよくありますが、職場の上司が相手を紹介する、とうるさい場合。
近所のマッチング大好きおばさんがしつこく見合いをすすめる場合。
相手がいるので、ときちんとお断りできるのならよいのですが、押しに弱い方もいるので、言い出せず結局押し切られてしまうこともあります。

こういった事例は少なくなってきてはいますが、SNSやマッチングアプリなど、興味をそそる媒体が増えてきていると、人は好奇心をおさえきれません
興味本位で手を出してみたらことのほかよかった、という時、今までのことがどうでもよくなった、と感じる方が残念ながらいるのです。

それでも「新しい人がいい」となってしまったら…?

さてこっそり他の人と知り合い、ひっそりと関係を築いていった結果、やっぱり新しい人がいいということになった場合。
まずはきちんと話し合いをすることが先決です。
浮気をしたことは事実ではありますが、それを許すのか許さないのか。
許せないならもやもやするよりもきっぱり別れた方がよいでしょう。
なぜなら浮気はクセになりやすいと言われており、また何かの折に浮気をする可能性があるからです。
人によっては浮気は不治の病だ、などと言うこともあるほどなのです。

浮気が発覚したらまずは話し合いを

少なくとも浮気は相手を傷つける行為です。
大切に思う人がいたら、やはり良心の呵責というものもあり、手を出さないのが一般的です。
それでも魔が差してしまう可能性はゼロではありません。
そんな場合でも、大切に思う人を絶対に傷つけてはならないと、した側も相応にがんばるものなのです。
浮気した面以外に特に問題がない、という場合は、話し合いをきちんとして戻ってきてもらうという方法もあります。

別れを切り出されたら仲介者を入れるのも有効

しかし先方が別れを切り出している場合、すでに覚悟を決めていることもあり得ます。
お互いに大人ですから、感情的になることなくきちんと話し合いをしてみてはいかがでしょうか。
もし冷静でいられない、ということで不安があるのであれば、第三者に間に入ってもらうのもよいでしょう。
できればお互いのことをよく知っている、年長者にお願いするのがベストです。
極端に片方に肩入れしない相手、中立的な立場でものを見られる人であることが望ましいといえます。

浮気相手の顔が見たい! ですが…

新しい相手と3人で会う、という方法もとれないことはありませんが、この場合刃傷沙汰におよぶ可能性もありますのでおすすめしません
中には新しい相手との決意をその場できくことにより、もうどうあがいても無理だ、と感じてあきらめることができる場合もありますが、特に男性が浮気した場合、女性は新しい女性を攻撃する性質があるそうですから、非常にリスクが高いのです。

どんなに大人が3人集まっていても、感情が爆発してしまうととんでもないことになってしまうものです。
話し合いをする場合は慎重に。
「残していく相手」に配慮することが一番です。
何をすればその配慮が伝わるか、についても留意する必要があるでしょう。
決して憶測でこうすれば納得するだろう、などとカンタンに決めつけず、フラットな立場で話し合うべきです。

見方を変えれば何十億分の1の人間にそっぽを向かれただけ!

ものは考えようですが、ひとりの相手に別れを告げられたからといって悲観する必要もありません。
世界には何十億人という人がいるのです。
その中のひとりが「君のことはもう好きじゃない」と言ったにすぎないということです。

あくまで可能性の問題でしかありませんが、それ以外の残りの人がみんな味方になってくれるかもしれません。
だからこそひとりに固執する必要などないのです。
よさがわからない人に、ご自分の大切な時間を費やす必要は微塵もありません。

占い師はどう向き合うのがよい?

決して自暴自棄にならないことが大切であることを、占い師側も認識しましょう。
しばらくはもやもやするかもしれませんが、ご自身のよさがわかる人は必ずいるのだ、とお客さまにわかっていただくようにしてみてください。
そう信じて前を向いて歩いていくことをおすすめしますが、みんながみんなすぐにそうできるわけではありません。
すぐにそうできなくても問題がないこと、少しずつ意識していくことが大事だということが、お客さまにうまく伝わるように心がけましょう。