【お客さま素朴なギモン】遠距離恋愛がつらいのですが

鑑定中にふとお客さまから寄せられる「素朴なギモン」にフォーカスするシリーズ。
「急に言われても…」とあわてることなく、転ばぬ先の杖的に知っておいて欲しいお話をご紹介していきます。

Q. 彼氏さんが転勤となり、事実上遠距離になることが決定したため、気持ちが落ち着かないお客さまがいらっしゃいます。
うまくいかないとすでに決めつけておられるようなのですが、どうしたらよいでしょうか?

遠距離恋愛は続かない!?

お相手の転勤や自分の引っ越しなどで、なかなか会えなくなってしまい、つらいと感じるお客さまも確かにいます。

しかもよく遠距離恋愛は続かないと言われ、さらに不安になってしまうこともあるようです。
それでも遠距離恋愛を乗り越え、結婚にまで至ったケースもありますよね。
どんなことに注意していけばよいのでしょう。

遠距離恋愛で一番問題になるのが、お互いの様子がわかりづらくなってしまうところかもしれません。
一般的なカップルは、まあまあ会う頻度があり、お互いの様子を話さなかったとしても、言葉や表情から何かあったのか察することができ、問題になる前に解決することができたりします。

しかし遠距離恋愛の場合必ずしもこういうわけにいきません。
テレビ電話などでうまく会話できるカップルばかりではないからです。
最初のうちは、今までと変わらぬ頻度でやりとりをしていたのに、いつの間にか頻度が減ってしまい、何かあったのではと不安に感じることもあります。

信頼関係ができないうちに遠距離になると危ない?

特にお互いの信頼関係があまりできておらず、連絡がないと「他に相手がいるのでは」「仕事で忙しいと言っているけどウソなのではないか」といった必要以上の深読みをしてしまい、お相手との関係がうまくいかなくなりがちです。

ですが、とりわけ男性は本命の女性にカッコ悪いところを見せたくない、というお気持ちが強く、仕事で失敗したり、上司に叱責されたり、それにより体調を崩してしまったりしたとしても、何とか自分でこの問題を解決し、相手には心配させまい、とする傾向が強いそうです。
そのため女性側からは何も言ってくれない、連絡がとれないと不安に感じる悪循環になってしまうことも多いと言われています。

男性にはこういう側面もあるので、女性のみなさんにはあわてず騒がず、そっとしておいてあげるやさしさも必要なのだ、ということを、どうか頭のスミに置いていただきたいものです。

遠距離なのに続いている人たちとは

遠距離恋愛が続く人たちは信頼関係が深いな、という印象があります。
信頼があるからこの人は自分を裏切らないと確信しており、多少連絡の頻度が下がっても大騒ぎしないのです。
なかなか会えなくても自分たちはしっかりつながっている、と認識しているのです。
会えた時にたっぷり楽しんだらいい、くらいの心構えでいられるのです。

一般的に遠距離恋愛はネガティブなイメージでとらえられることが多いイメージがありますが、遠距離恋愛がうまくいく人たちは信頼がベースにありますから、物事のとらえ方が前向きですね。
ちょっと離れているくらい問題ない、そんなことで揺らがない、という強い精神力も見てとれます。

信頼がないまま遠距離に突入すると…

一方で信頼がない場合、会っていない間の相手の様子が気になって仕方ありません
今日は何をしていたのか、どこに行っていたのかなど細かくきく人もいます。
少し束縛の匂いがしてきますね。
話の流れからさらっとどんな感じかきく程度ならまだしも、逐一報告させたり探偵のごとく根掘り葉掘り聞き出そうとするというのはいかがなものでしょう。
中には尋問しているかのようなすごみ? のある人もいるとか。
これでは相手からすると信用されていないんだな、と感じ距離をとりたくなってしまうことでしょう。

おまけにこれが毎回ということになると、何か変わったことをするたびにしつこくツッコミが入るようになり、だんだん疲労感を感じてきます。
そのうちストレスに直結し、かかわりあいになりたくないと思うかもしれませんね。

なぜ遠距離はネガティブにとらえられるのか

それでもお互いに関係を続けたい、という強い気持ちがあれば距離など関係ありません。
ただ転勤や引っ越しなどで環境が変われば、慣れるのにも時間が必要です。
先ほどもご紹介したように、信頼や確信というものがキーワード
どんなにささいな時間でも、ゆっくりなペースでも信頼へ向けて積み上げていくことは可能なのです。

最初に申し上げたように、どうしても遠距離恋愛は続かないというイメージがあります。
遠距離を乗り越えた人がいるにもかかわらず「続かない」というイメージの方が大きくとらえられていますね。

うまくいかなかった人の体験談を見て、自分たちはこうならないようにしよう、と心に決めればいいですし、成功した人の体験談からは、なるほどこういうことを取り入れるテがあるんだな、と使えるものを取り入れればいいのです。
遠距離恋愛で苦しいのは自分たちだけではない、と再認識し、使えるものをどんどん使っていけばOK。

あのカップルは成功しているけど、自分たちは…と必要以上にくらべて落ち込んだりしないこと。
あくまで人は人なのです。
自分たちとまったく同じ人間ではない、ということを改めておさえておきましょう。
だからこそ単純比較しても何の意味もないのです。

必要以上に隠し事をせずクリーンに!

お互いの思いは飾ることなく伝えてください。
こういうところに不満を感じている、ということがあれば正直に伝えるようにするのです。
あいまいな言い回しもやめます
できるだけストレートに伝えるように心がけましょう

相手が受けて入れてくれるかどうかはまた別の問題になってしまいますが、お互いの信頼関係を強くしていくという意味では、必要以上につつみかくさない方がベターなのです。
距離に関係なく良好な関係を築くことができれば、他の人間関係であっても大きな自信となることでしょう。
お互いよりよい関係を築くことができるよう、可能な限りやりとりをしていく方向でお客さまにお話してみてください。