復縁をのぞむあなたへ~相手とどう修復していくのか~

大好きだったお相手と突然うまくいかなくなってしまった時。

連絡がつかない。
連絡頻度が下がった。
未読・既読スルーが増えた。
突然別れようと言われた。

なぜこんなことになってしまったのか判断がつかないまま、どうしていいかわからずに、昔みたいに戻るにはどうすればいいのだろう、と真剣に悩んでおられる方が増えています。
もしかすると相手との立ち位置が変化したのかもしれません。
前回の記事はこちらです。

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SNSに危険がひそんでいる!?

占い師の仕事につくと、意外に不倫や浮気と並び復縁の相談が多いことに気づかされるでしょう。
これからお話しすることが、お客さまのお悩みを解決するヒントになるかもしれません。

中でも実際の鑑定現場では、よくSNSでのつながりについて話が出てきますが、SNSにログインしているのにコメントを入れなかったとか、いいねをつけていないとか、そういったことでお客さまがお相手を責めたりしていませんか?
実はそんなことをしなくても関係に変化がない相手がホンモノです。

いいねをつけないと怒られると思って、全部の投稿に目を通さないといけないなど、ものすごい時間を使うことになるでしょう。
そうすると本来自分がしたかったものもできなくなってしまうのではないですか?
会っていなくても束縛されているかのような雰囲気です。
そして「この人とつきあっていると時間をとられてしまう」「めんどくさい」「疲れる」と思われてしまったら、そのマイナスイメージはなかなか払拭できません
お客さまがこういった「悪い種まき」をしていないか、占い師側も注意して相談を受けてください。

無意識のうちに「気が利く」ことを求めすぎていないか

どんなにそれまで親しく、楽しく、ラブラブであったとしても「自分にとって不利益な相手」と積極的につきあいたいと思う人はいないでしょう。
前回の「サインを出している」というのも、こういうのあまり好きじゃない、とか、苦手だからそういうのやめてよ、というような雰囲気を含んでのことと思われます。

日本には「察する文化」というものがあり、あからさまにいわなくても自然に察することが美徳とされています。
いわゆる「気が利く」「空気が読める」というものです。
言われないとわからない、言われたことしかしない、というのが非常にマイナスイメージになってしまっていて、無意識のうちに「気が利く」「空気を読む」ことを相手に求めてしまっているのです。

いっぱい話したいのに察してもらえない
ほうっておいてもらいたいのに察してもらえない

という状況では、お互いに対してマイナスイメージになるでしょうが「アイツホント使えないやつなんだよね」と同性の友達にぶっちゃけることで、意外にまあいいか、と大ごとにならないこともあります。
しかし一方で、

話につきあってやらないと嫌われてしまうかもしれない(=イヤなやつと思われたくない)

と片方が相手に渋々つきあってあげていると、片方がガマンし片方は要望が通っているというアンバランスな関係になってしまいます。
これが長く続けば、この人とといると自分の要望は通らないと感じて離れたくなるのもうなずけます。

言葉をかえれば「自分の要望が通らない、風通しのよくない人とつきあっても自分にメリットはない、成長できない」ということですね。
冷却期間によってどうにかなる状況であればよいのですが、ここまで度を越してしまうと修復は難しくなることでしょう。

「修復可能レベル」に注目

お客さまが復縁を考えている時、まず修復ができるレベルなのかを占い師側は冷静に見極めてください。

冷却期間をおけばどうにかなるのか否か。
関係の断捨離にとりかかられてしまっているのか否か。
あるいはもう断捨離されてしまっているのか否か。

この判断を間違えてしまうと、よけいな時間とエネルギーを使ってしまい、お客さまだけではなく占い師側も疲弊することになってしまいます。
そしてもう断捨離されてしまっていると考えざるを得ない場合であっても、まずはお相手に感謝の気持ちを持つことを忘れないよう、お客さまにお話ししてさしあげてください。

かかわりを持ったことで、少なからずご自身の人生に影響を与えてくれた方です。
たとえよい影響がなかった(会うとケンカばかりだったなど)としても、それは「自分と異なる考えの人もいる」ということを学ぶために存在したからかもしれないのです。
あるいは「自分と違う意見の人も認めてあげようよ」という、大いなる存在からのメッセージだったのかもしれません。

ひょっとすると、まだお互い幼くて成長してからでないとわかりあえないからと、一時的に離れる期間が出てきたということもあり得ます。
業界の人の話では、必要なご縁はどんなに紆余曲折があったとしても必ず残るものなのだそう。
ご自身が成長することで、この可能性を早く体感できるかもしれないということです。

ですが、いったんここは「今はこの人とのかかわりは必要ないんだ」と心にとめて、感謝の気持ちを持ち、お客さまには前にすすんでいってもらいましょう。
すすみ方は自分磨きでもよし、仕事に打ち込むでもよし、新たな人間関係を築いていくもよし、ご自身のやりやすい方法で広く自由に行ってみてください、とお伝えしてみてはいかがでしょうか。

お客さまもはじめのうちは喪失感もともない、つらいと感じるかもしれませんが、前にすすむ方に推進力が加わってくると、不思議なほどつらく感じる時間が短くなったり、そもそもつらさを思い出さなくなってきたりするのです。
そうなると次のステージにすすんだといえるかもしれません。

復縁できるかできないか、という目線だけでものごとをとらえるのではなく、離れることも必要だったということを改めて心にきざんでいただくようにしてみてくださいね。