【お客さま素朴なギモン】復縁したいのですがどんなことに気をつけるべきですか

鑑定中にふとお客さまから寄せられる「素朴なギモン」にフォーカスするシリーズ。
「急に言われても…」とあわてることなく、転ばぬ先の杖的に知っておいて欲しいお話をご紹介していきます。

Q. とにかく鑑定の現場で復縁の相談が多いです。
1日最低ひとりはくる感じです。
何か予備知識のようなものがあれば教えてもらいたいです。

恋愛相談でトップ3に入る「復縁」

片想いや不倫と並んで多いご相談内容が「復縁」です。
勢いで別れを言ってしまった、という場合よりも、突然向こうから別れを切り出され、気持ちの整理がつかない、何も身におぼえがないのにどうして、と困惑されている方が多いイメージがあります。

復縁が他の恋愛事情と比較しても難しい部類に入る理由は、どうしても時間がかかるからです。
人の気持ちは変わりやすい、とはよく言いますが「別れ」がからんでくる場合、別れを切り出した方がよりパワーを使ってしまっています。
そのため別れの直後に別れたくないとモメることになったり、別れてたいして時間もたっていないのに復縁を迫られたりすると、パワーダウンしているだけに受け入れがたく、よけい印象が悪くなります

この人はイヤだな、と感じている人からしつこく誘われたらどんな気持ちになるでしょうか?
それと同じことなのです。
多くの時間が必要とされるのにはこういう背景があります。

復縁に時間がかかる「別の理由」

特に別れというなかなかの大イベントのあとでは、お互いに平常心ではいられないのが普通です。
勢いで別れを切り出してしまった場合であっても、突然別れを告げられた場合でも同様。
そのために落ち着くだけの「冷却期間」が必要になります。
これをはぶいたり、極端に短くして相手に切り込んでしまうと、復縁の成功率も下がると言われています。

もちろん時間だけにまかせて何もしないのでは、相手が他の人と交際を始めたり結婚してしまったりする可能性があるでしょう。
そのためどんなに短くても3ヶ月~半年は冷却期間をおくのがよいと言われています。

また人間とは不思議なもので、時間がたつとよい思い出だけがクローズアップされてくるのだそうです。
ですので時間がたてば、どんなに相手のこういうところがイヤだ、別れよう、という気持ちがあったとしても「あいつにはあんないいところがあった」というように、いい部分だけが残りやすいのだとか。
だからこそあまりにも早くアプローチしてしまうと、そのイヤな部分が消えていないため、印象がさらに悪くなってしまうのですね。

復縁の成功率を高めるポイントとは?

内容が重くならないように!

ある程度の冷却期間をおき、相手に連絡をとる時も軽やかな内容を心がけるとよいようです。
「ごぶさたしています。お元気でしょうか?」
というような雰囲気で、あまり長くならないように気をつけてください。

「復縁したい」と悟られないように!

あくまで復縁したくて連絡をしてきた、というテイではなく読みやすい連絡内容にすることです。
そして電話ではなく文面(手紙やメール)が好ましいとされています。
電話では勢いにまかせていらないことを言ってしまう可能性が高いためです。

なおいきなり復縁をチラつかせるのでは、相手に下心があるんだなと思われてしまいますよね。
そういう意味でも冷静に下書きを作って発信できる「文書系」がおすすめなのです。

タイミングが微妙な時は季節のあいさつとかぶせる!

タイミングがよくはかれないという方は、暑中見舞いや年賀状のシーズンをうまく使ってもいいかもしれません。

「最近ガラケーからスマホにしたのですが、ギガ数というのがよくわかりません。今何ギガくらい使っていますか?」というような他愛ない質問を入れた方も。
とにかく「連絡をとる」ことを目標にしていきます。
連絡がとれないことには手のうちようがありません。

お互いの軽い近況報告などをやりとりするくらいからスタートしていきましょう。
親密な話は打ち解けてから。
焦らずに距離を縮めていきましょう。

連絡にノーリアクションな時には

メールを送って返信がない場合、督促などはしないようにします。
すぐに返信ができるとは限りませんし、特に返信しなくてもいいような内容であれば返信をしないこともあり得ます。

技術的にききたいことがあり質問をしている場合は別でしょうが、そうでない場合、相手が気にしていること(たとえばコンプレックス的なもの)にふれてしまい返信したくなくなった、というケースもあるようです。
決して感情的になって何度もメールしないようにしましょう

まれにWi-Fiなどの不具合により、メールそのものを見ていないということもありますから、落ち着いて対応することです。
お互いにいい関係になってからでなければ復縁は難しいと肝に銘じましょう。
相手を不愉快にさせ、もういいやと思われてしまってはすべて水の泡になってしまいます。

復縁がうまくいかない方は、たいていこういうところで焦ってしまい、感情的になってしまうことが多いようです。
関係修復と信頼関係を築きなおすことがベースになりますから、時間をかけて誠実な対応を続けていくしかありません。

妬かせようとしない!

やりとりの中で他の異性の存在をにおわせないことも大切です。
今目の前の相手と復縁するのが最終目標ですから、他の異性が出てきてしまうとややこしくなります。
やりなおしたいという気持ちはないのかな、と思われてしまっては意味がありません。

仮に異性の友達と出かけることがあったとしても、それにはふれず新しく始めた習い事の話や、仕事の話などをした方が今の自分をアピールできるでしょう。
やりとりする時間帯も常識の範囲を越えないように注意が必要です。

相手の立場をおしはかって!

一番大切なことはまず相手の立場をしっかり考えるということです。
相手の都合も考えず一方的に暴走するようなことは避けなければなりません。

復縁は敗者復活戦ですから、もうやり直しはきかない可能性もあるのだ、と心に刻んでおくべき。
仮に相手が別れの原因を作っている場合でも、一方的に責めることのないようにしてください。

お互いに大人になって、悪いところは反省し改めた上で新たに関係を築きなおしましょう、というのが本当の復縁なのです。
それがないと「またこの間みたいになる」と、ネガティブな印象をいだいて終わりになってしまうかもしれません。
今度こそこの人と幸せになりたい! と思うなら、素直に相手を受け入れ、謙虚かつ誠実に対応していきましょう。