複数のデッキを混ぜて占う! 世界観が広がる占い方

左: ジュエルカラーオラクルカード 真ん中・右: ジュエルカラーオラクルカード〜星月夜〜

同じサイズ・作者のカードを混ぜて使う

ドリーン・バーチュー博士のオラクルカードのように、同じサイズ・同じ作者のカードを混ぜて使う、というやり方が、特にオラクルカードではよく見られます。
同じ作者のものですと、雰囲気が似ていることに加え、ベースの世界観が同じであるため、混ぜて使うことにより占い結果に深みが出たりするということで好まれているようですね。
アラビアンジオマンシーカード」のように、最初から昼と夜の要素でデッキが構成されている場合はこのまま使うことができますが、たいていのものは単体で使うことを前提にしているため、わざわざ混ぜて使う、という方は少ないかもしれません。

デメリットもある…

もちろんデメリットもあり、同じ作者のカードとはいえ、カードの裏側のデザインが異なってしまっていると、人によってはこのデザインは◯◯のカード、とわかってしまうことがあります。
その場合は目を閉じてカードを選んだり、目を閉じてシャッフルをし、上から◯枚めのカードを引く、とあらかじめ決めて行うとよいそうです。

仮に3枚引きで、上から7枚めを引く、と決めた場合であれば、まず上から6枚をカードの束の一番下にして7枚めを出します。
同様にまた上から6枚を束の一番下にして7枚めを出す…と繰り返していくのです。
束の下に戻さなくても、6枚を脇に出しておいて7枚めを出す、という方法でもかまいませんが、いずれもどうやってカードを選ぶのかという方法を「あらかじめ」決めておく必要があるので気をつけてください。

当然のことながら、よく混ぜておかないと同じ種類のカードが連続してしまいがちですので、そういう場合は海外のカードユーザーがよくやっているようなリフル・シャッフル(束を2つにわけ、角の方をめくるように交互にかみ合わせ、最後はアーチ状にしてひとつにまとめるやり方)をする、という方もいらっしゃいます。
ただ紙製品であるがゆえに、薄手のカードの場合リフルシャッフルを行うと、反りグセがついてしまいやすいため敬遠する人もいます
厚手のカードや、プラスチックコーティングがされているカードであれば使えるもかしれません。
占い関連の求人に応募した際の実技試験が対面の場合には、こういった所作も見られているのでカードの扱い方には気をつけるようにしたいものです。

どう混ぜるといいのか

カードが傷むのがイヤだという方は、それぞれのデッキを3つ以上の束にわけてそれぞれシャッフルします。
次にそれぞれのデッキからひとつずつ束をとり、ひとつにまとめてシャッフルします。
残った束のものは、少しずつそのまとめた束に混ぜながらシャッフルしていく、というやり方もあります。
ただしこのやり方ですと時間がかかるため、使う前に十分混ざっていることを確認した上で、使う時には普通にシャッフルすれば事足りるようにしておくことをおすすめ。

枚数が増えるので扱いにくくなる…

もうひとつ問題になるのが、オラクルカードはだいたい40枚くらいの枚数が多いために、2デッキでも80数枚とタロットのフルデッキ(78枚)よりも多くなってしまう上、サイズがタロットよりも大きいこともあって大変扱いにくくなってしまうところです。
そのため完全に2つのデッキを混ぜてしまうと、後で仕分けが大変だという理由から、デッキAから1枚、デッキBから1枚と別々に引く方がよいというご意見も出ています。

中には混ぜる用と単体用で同じデッキがふたつずつある、という方も。
混ぜた方が深く読める、裏の意味が出ている気がする、隠されたものが暴かれている感がすごい、という理由により、混ぜて使い始めるとハマるそうですよ。
このあたりはお好みもあるかと思いますが、興味があれば挑戦してみてください。