自分がどんな占いをしたらいいのかわからない!
今の占術が合ってないみたいなので違うものに変えたい!
そんな占術に迷うみなさんのためのコラムが「占術迷子さんシリーズ」です。
花札で占い!?
最近パラパラとですが、花札占いというものが話題になっているようです。
特に最近発売された「四季花札オラクル」や「花札占いカード」のヒットにより、以前よりは花札というものが身近になった印象がありますね。
ルノルマンカードはもともと希望のゲームというものが大もとでした。
花札というとバクチに使うものというイメージが先行していて、何となくですが雰囲気的に似たものを感じます。
そう考えると、いろんなものが占いになり得るのかもしれません。
「花札占い師」は日本に数人!?
ところで今回の主題である花札占いですが、先ほどのような「オラクルカードとして発売したカードを使う」ものではありません。
花札そのものを使ってやる占いなのです。
そのためおそらくほとんどの方が知らないと思われます。
それもそのはず、どうやら同業の方にきいても「花札占い師」は日本に数えるほどしかいないらしい、とのこと。
花札自体が実はそれほど古いものではないらしく、200年くらいの歴史しかないのだそうです。
しかも途中法律などで禁止されていた時代があったとのことで、実際生きていた(という言い方が適切かどうかわかりませんが)時代が短いわけです。
そしてそんな風に禁止禁止と言われると、隠れてコソコソと、ひっそりと占われていたということになるので、記録がほとんどないのだとか。
何かこのあたりはジオマンシー(土占い)に近い匂いがしてきます。
そして一説によれば、花札占いは一子相伝で口伝であった、ということなのですね。
とりわけ戦前のあたりには、花札占いをする占い師さんが比較的多かったという話なのですが、継承者がほとんど残っていないそう。
記録もない。
継承者もいない。
だからこそのミステリアスさに惹かれる人が出てきているのかもしれません。
今の花札占いとは?
さて花札というくらいですからさまざまな植物が描かれています。
何やら花のオラクルカードを和風にしたよう…そんなイメージでご覧になる方もいるようです。
花札は全部で48枚。
12ヶ月それぞれに4枚ずつの札があります。
4枚の内訳としては大吉の札(1枚)・小吉の札(1枚)・凶の札(2枚)となっているようで、凶が出る確率が何と50%。
一般的なおみくじよりも圧倒的に凶が出る確率が高くなっています。
そして実際に花札占いをされている方のお話では、1枚でかなりストレートに結果が出るそうです。
電話占いやチャット占いなど、スピーディな鑑定を求められる方にはうってつけですね。
そして直感で占うほうが当たる、という話ですから、オラクルカードユーザーさんにも向いています。
何枚も引かなくていい!
やはりもともとバクチで使われていたというバックボーンのせいなのか、カード一発勝負の方が当たりやすいというご意見も。
タロットなどでは複数のカードを展開し、コンビネーション・リーディングを楽しむことも多いですが、これにすべてを賭けてやるぜ! くらいの気合で? 1枚パシッと出す方がいいとのこと。
そして卜術(偶然出たもので占う)の系統に入りますので、長期的な内容よりも、短期、それも目の前の今どうなんだ、という時に使うとよいそうです。
さらにセルフリーディングにも向いている、ということですので、まずは自分のことをいろいろ1枚で占って練習してもよいかもしれません。
もちろん恋愛・お金・仕事の「今どうなんだ」を占うのにも適しており、気持ちを占うことにも向いているというお話ですから、よく相手の気持ちが知りたい、という相談をよく受ける方なら使う価値があるのではないでしょうか。
どんな花札を選べばいい?
占う時のコツとしては、あまり深く考えずに質問が決まったら1枚パッと引くくらいでよいようです。
また地方などにより、さまざまな花札があるようですから、スタンダードな花札にこだわる必要もないそう。
あ、これいいな、という感覚で選んでかまわないとのことです。
また花札占いの本もあるという話ですので、ご興味のある方はぜひチェックしてみましょう。
この記事にたどりついた方は、ひょっとすると花札に呼ばれたのかもしれませんよ。