金運にきく神獣?
占いの現場では金運についてたずねられるシーンも多くなってきました。
占いを仕事にしよう、と考えた場合でも、どれだけ稼げるのかということは気になるはず。
お客さまだけではなく、占い師側にとっても、お金の問題は切実なのかもしれません。
確かに配偶者はいなくても何とかなるが、カネがなければ暮らしていけない、ということで、金運 > 恋愛 というモードになっているお客さまも多いとききます。
ただひとくちに金運といいましても、どんな感じの収入アップなのか? というところをよくヒアリングする必要がありますが、特にギャンブルや宝くじなどで一発逆転を狙う人たちに非常に人気の神獣がいます。
それが貔貅(ヒキュウ)です。
この漢字ですが、一説には貔がオス、貅がメスを示すとされているそうです。
そのためつがいで置物などを販売しているところもあるのです。
勇ましい兵士のたとえとして使われていたというので、もともとは破邪の動物ともされてきたそうなのですが、最近ではとにかく財運といえばコレ! という扱いになりつつあります。
龍や麒麟に並ぶ人気!
とりわけ風水で好まれる龍・鳳凰・亀・麒麟にならぶ存在というのですから、いかに人気になっているかがわかります。
伝説によれば貔貅は金を食べ、お尻の穴がないので、蓄財のお守りになるとか。
なぜそんな話が出たのかといいますと、もともとこの貔貅は天帝のペットであったのですが、金しか食べないために、金を見るとあちらこちらに行ってしまっていたそうです。
しかし食べ過ぎておなかをこわし、その場で排泄して逃げてしまいました。
貔貅を探していた天帝が、うっかりその排泄物を踏んでしまい大騒ぎ。
天帝は大激怒して、貔貅のお尻の穴をふさいでしまったとか。
しかし穴をふさがれても、あいかわらずあちこち動き回って金銀財宝を見つけると食べていたというので、とりこんだ金銀財宝を外に出さない → お金をあちこちから集めてきて貯め込む神獣、という扱いになったというのです。
とりわけたっぷり金銀を貯めることから、宝くじ、投資といった偏財によい、と言われているのですね。
ちなみにウワサレベルらしいのですが、マカオの賭博場では貔貅を持って入場することは禁止になっているといいます。
そのぐらい効果がある、というのですから、これはぜひとも味方につけておきたいもの。
どっちがオスでどっちがメス?
先ほどつがいで売られていることが多い、と申し上げましたが、実はこのオスメスの違いがよくわからない、というご意見もあります。
一説には翼があるのがオス、ない方がメスというものや、翼が両側にあって、ツノが2本ある方がメスというものなど、諸説あるようです。
購入の際よく確認しましょう。
なおつがいで持つことができない場合には、メスをお迎えするのがよいそうです。
置物の場合は部屋から見て左にオス、右にメスを置くのが一般的ですが、流派により違いがあるようなので、こちらも購入時に確認するのがよさそうですね。
明確なオスメスの区別がないケースもあるようですので、この場合は好きなものをお選びになってOKとのこと。
ちなみにこの貔貅ですが、非常に眠たがりでねぼすけさんなのだとか。
ですのでなでたり鈴を鳴らしたりして起こしてあげる必要があります。
ただしなでる時に目と口は避けましょう。
非常に忠実で主人思いなので、かわいがってあげればあげるほど効果があがるといいますから、おおいによしよししてあげてください。
置き場所にも注意!
頭を玄関や窓の方に向けて置くことをお忘れなく。
ブレスレットになっているものは窓際にも置きやすいですね。
龍の子でもありますから、龍同様お水をお供えするのもオススメ。
よりパワーアップを期待するのであれば、古銭を下に敷くのもよいそうです。
もちろん貔貅だけに頼るのではなく、占い師として今やれる全力の鑑定を続けていくことで収入に結びついていく、あるいは新たな仕事にもつながっていくかもしれませんね。
日々感謝しながら貔貅をかわいがってあげましょう。