【お客さま素朴なギモン】ひとり暮らしの在宅勤務、誰とも話しません

鑑定中にふとお客さまから寄せられる「素朴なギモン」にフォーカスするシリーズ。
「急に言われても…」とあわてることなく、転ばぬ先の杖的に知っておいて欲しいお話をご紹介していきます。

Q. コロナからの流れでいまだに在宅勤務が多く、ひとり暮らしなので占い師の先生と話すくらいしか人とかかわらない、とお客さまに言われてしまいました。
自分もひとり暮らしなので、このままでいいのかなと不安です。

コロナ問題で突然メジャーになった在宅勤務!

占い師にもお客さまにも多いこのお悩み。
家族と同居していて在宅勤務であれば、まだ家族との会話がありますが、ひとり暮らしで在宅勤務になると完全に会話がなくなるので、孤独感もすごい上、顔もたるみそうで怖い、という方がかなり多いようです。
こういう時気をつけるべきポイントを考えてみましょう。

ひとり暮らしの老人たちだけではなく、コロナ問題で突然在宅勤務と言われたり、大学が休校になったり、収入ダウンにより副業で在宅占い師をしたり、比較的若い世代もストレスを感じる世の中になっています。
とりわけ地方から移住してきて、まわりに知り合いもいないという状況ですと、かなり大きなストレスを感じやすいそう。

そのうち毎日がつまらない、何だかむなしい、という思いにとらわれてしまい、何もする気がなくなってしまうという方も。
コロナ問題もようやく5類へと移行し、収束する方向になってきているものの、たとえば天災などが起きて、またカンタンに外に出られなくなる可能性なども想定しておかなくてはならないでしょう。
仮に誰とも話さない日々が続いたとしても、気持ちを楽にできる方法はないのでしょうか。

精神面だけではなく肉体面にも問題が!

もちろん精神面だけではなく、肉体面に与える影響も深刻です。
特に加齢により声帯が萎縮していくとされ、大きい声、高い声が出なくなってしまうのだそう。
よく「なつかしのあの名曲」のような特番で、昔の歌手の方が出演されてもキーを下げていたり、声が出なくなってしまっているのはこのためなのですね。

当然口の筋肉を使う頻度が下がれば滑舌もよくなくなりますし、会話の時にいろいろと動かす脳も使わなくなるということになるでしょう。
使わないとどんどん退化していきますから、長期間誰とも話さないという状況はかなり危険なことなのです。
電話占い師の方はまだお客さまとの会話があるわけですが、メール占い専業の方などは気をつけた方がよいでしょう。

どう対策したらよい?

それでは対策としてどんなことがあるのか考えてみます。
まず起きたら必ずカーテンを開けるようにしてください。
太陽の光に当たることで、体内でビタミンDが作られ始めるのだそう。
ビタミンDはご存知のようにカルシウムの吸収を助ける役割があり、また免疫力アップの効果もあるとされていますので、カゼをひきにくくなるということです。

さらに重要な役割として、いわゆる「体内時計」の調整があります。
毎朝同じ時間に起き、カーテンをあけて太陽の光にあたる人は体内時計が一定になりやすいのです。
ですがカーテンを1日中閉めっぱなしにする、夜遅くまでずっと明るい部屋で起きている、というような生活環境では体内時計の調整ができないため、昼間でもぼーっとしてしまったり、眠いと思っても眠れなかったりといった不調が起きてきます。

よく寝る前にスマホやPCは控えましょう、と言われるのも寝る前まで明るい光に接していることで、体が朝だと勘違いしてしまうから。
逆に朝なかなか起きられない、カーテンを開けるのもめんどう、という方なら、目覚ましアラームがなったらテレビをリモコンでつけたり、枕元のスマホに手を伸ばしてメールやニュースを読む、ということでも目覚めやすくなるとききます。

女性には特に深刻! 顔のたるみ問題

会話をしないことでさらに深刻になるのが顔のたるみです。
コロナ問題が収束しつつあるとはいえ、今ならまだ何かの時にはマスクで隠すことができるかもしれません。
しかしマスクをしなくてもよくなった時に「どうしよう」とならないように、今から対策をしておいた方がよいでしょう。

何とマスクをしているのとしていないのとでは、顔の筋肉の活動量が倍くらい違うというのですから驚きです。
顔ヨガなどをうまく利用しながら、会話しない分積極的に顔の筋肉を動かしていきましょう。
特に口元からこめかみまである「大頬骨筋」という部分にアプローチすると、大きな筋肉のため効率的に鍛えることができると言われています。

自分をいたわることでもケアにつながる!

今日はすごくがんばった、でもあまり成果を感じなかった、何となく納得がいかない状況だった、というようなモードだったら、おいしいお茶やおやつでゆったりしてみましょう。
お気に入りの音楽をかけるのもおすすめ。
自分で自分に「よくがんばりました」という承認をするのです。

これにより「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンが分泌されると言われています。
他にも寝具を上質のものに変える、お気に入りの香りの入浴剤やボディソープを使う、ふかふかのラグの上に大の字に寝る、など自分が気分よくできるものであれば何でもかまいません。

ご自分だけで努力するのもよいですが、積極的に誰かと関わるようにするのも必要です。
あまりにひとりの状態に慣れてしまうと、逆に人とかかわることがめんどうになってしまうことも。
テレビ電話などをうまく使い、どんどん誰かとお話する機会を増やすようにすることをおすすめします。