こんな時どんなカードを使ったらいいの

Q. 占い師になりたいと思っていますが、カードを使う占いって難しいのでしょうか? タロット以外にもカードがあり何がいいのか迷ってしまいます。
おすすめのものがあったら教えてほしいです。

カードを使う占いにも注意点が

占い師になりたての場合、まず何を使って占うか? で悩むかもしれませんが、業界の人にきいてみると、一番ハードルが低いのがカードを使う占いであるといいます。
そのココロは、同じカードを見てもひとりひとり視点が違うため個性も出せますし、練習によって誰でもある程度はリーディングできるところまでは到達できるから、ということだそうです。

一方で、その「ひとりひとり視点が違う」ことに恐怖感を覚える方もおり、グループレッスンなどで自分だけ違うことを言うのが恥ずかしい、と考えるケースも見られます。
まずは誰かと比較することをやめてしまいましょう。

自分は自分、と割り切ってしまうのが一番。
何せ自分は唯一無二な存在なのですから。

プロ占い師はこんな風にカードを使い分け!

次にどんなカードを使えばいいのか? というお悩みもよくききます。
どんなことを占っていきたいのか、また自分のお客さまがどんな悩みを多くかかえているのか、といった切り口から選んでもいいですし、時には自分のことも占いたいので、鑑定にもセルフリーディングにも使えるものがいい、という要望を満たすものを探すのもOKです。

占い師によっては、悩みによりカードを使い分けている方もいます。
たとえばバシッと答えを出したい、多少厳しいことが出てきてもいい、という場合、タロットを選ばれる方が多いようです。
一般的には怖いイメージをもたれやすいカードもありますが、最近は少し絵に工夫がされているものがあったり、カードのモチーフだけを表示させているものなど、個性的なデザインも増えてきました。
特に男性のお客さまが多い場合は、タロットの方がいいとおっしゃる占い師が多い印象があります。
かといって、男性のお客さまでもナーバスな方や、天使・妖精といったふわふわしたものがお好きな方もいらっしゃるので、心配な方は鑑定の時に何種類か出してみて、お客さまに選んでいただくとよいでしょう。

電話やメールの占いで、絵柄を見て選んでいただけない場合は、こんな絵柄のカードがあります、とご紹介して選んでもらう形、あるいはお客さまの方からおまかせでと言われたら、占い師側が自信を持ってチョイスする、というスタイルでOKです。
反対にあまり厳しいことを言うと泣いてしまうようなお客さまや、愛ややさしさがふだんから足りていない、自分がいつも犠牲になっている、というような場合であれば、オラクルカードがよいでしょう。
怖いイメージのカードというのが少なめ(まったくないわけではありませんが)、というのがウリでもありますので、静かに寄り添ってくれる感じならこちらをどうぞ。

またタロットとオラクルカードのミックスタイプともいわれている「GOODタロット」や「エンジェルタロットシリーズ」があるならフレキシブルに使えます。
なるべくカードを増やしたくない、という方にもおすすめですよ。

他に使い勝手がよいおすすめはある?

悩みに関係なく万能に使えるものがいい、ということであれば、やはりタロットか先ほどのようなミックスタイプがよさそうですが、お客さまの質問が仕事や恋愛など特定のジャンルにかたよっている、という場合はどうでしょうか。

基本的にどのカードを使ってもどんな質問にも使える、とカードメーカーの方はおっしゃっているのですが、より使いやすいもの、という視点で多くの方が月のカードをおすすめしています。
ヤスミン・ボーランド氏の「ムーンオロジーシリーズ」や、ステイシー・デマルコ氏の「Moon Magick」などが人気です。
特に後者はアファーメーション(肯定的な宣言)がメインになっていますので、自信を失っているお客さまへのひとこととしても使うことができますよ。

恋愛についてですと、もう手に入りにくくなってきてはいますが「ロマンスエンジェルオラクルカード」が王道といえます。
翻訳アプリとにらめっこする覚悟があるなら、まだ手に入る可能性がある他言語版を狙いましょう。

豊かさについてなら「エンジェルオブアバンダンスオラクルカード」がイチオシ。
豊かさの妨げになる思考や習慣などの克服に。
このジャンルですとパワーストーン系のカードも人気で「クリスタルスピリットオラクル」や「デイリークリスタルインスピレーション」などがおすすめだそうです。

仕事面ならパワーストーン系の他、オラクルカードとしては少し厳しめに結果が出てくる「ザ・マップオラクルカード」をあげる方が多い印象でした。
セルフリーディングも視野に入れるなら「スターシードオラクル」や「ローズオラクル」など。
ただ「スターシードオラクル」は少し解釈が難しい、と話す方もいらっしゃるので、直感的に読み解く力がある方向き。

オラクルカードはタロットより少しサイズ感が大きくなるため、手が小さかったりすると扱いづらいと思うかもしれません。
ある程度慣れもありますが、いろいろ使ってみてしっくり来るものを使うのもひとつの方法ですよ。