今の環境に耐えられない…という相談が急増!
占い師のもとには生きづらいと感じてやってくるお客さまもたくさんいます。
一生懸命がんばっているのに結果が出ない、彼氏にやたら振り回されている、会社の上層部からいいように扱われているなど、努力しているにもかかわらずうまくいかずにため息ばかり。
もちろん占い師も似たようなもので、がんばれば稼げると思って占い師になってみたものの「こんなはずじゃなかった」と思ってしまうことも。
さて、どうしてこのような「生きづらさ」を感じてしまうのでしょう?
すぐに手を打つのが得策!
この「生きづらさ」をそのままほうっておくと、人によっては最悪の結末を選んでしまうこともあり得ます。
だからこそ、今この「生きづらさ」の正体を知っておく必要があるのです。
実は「生きづらさ」の正体は自分に対する自信のなさです。
自分に自信があり、自分の信念を貫き通していける人は、逆境の中を物怖じせずに進んでいく強さがあります。
しかし世の中そんな人ばかりではありませんね?
とりわけ日本はまわりと調和することが美徳とされてきた歴史があります。
要するにひとりだけ目立ってしまうとそれは「悪目立ち」とされることが多かったのです。
そのため人と違う意見を持っていたとしても、しぶしぶまわりに同調してしまう方が増えてしまいました。
本当はこんなことしたくない、こんな意見を支持したくない、と思いながら、叩かれるのを恐れておとなしくしてしまう。
ひとつの戦略としてこういうことをされる方もいますが、あくまで「戦略」であるので、最終的にはご自分のしたい方向に進んでいくことができます。
人によっては、自分のジャマをする人間は身内であってもつきあいをやめる、という強い決意をしてのぞむ方もいるそうです。
協調性は確かに大事だけれど…
もちろん協調性は大切な要素ではあります。
しかしそればかりに固執していてもいけないのです。
むしろ自分の居場所がないと感じるなら、みずからその場所を飛び出す勇気がほしいところ。
それでも飛び出していかないのは自分に自信がないからなのだ、と業界の先輩方もおっしゃっています。
自分に自信がないから、自分の背中を押してあげることができない。
自分に自信がないから前に進めない。
自分に自信がないから、何かあっても「それでいいんだ」と考えることができない。
全部自信のなさがブレーキになってしまっているのです。
評価されすぎるのが問題!?
自分で自分を認めてあげることができないと、結局外から評価を得ることでバランスをとろうとします。
そのために認められようと必死でがんばるのです。
まわりの期待にこたえるためにどうすればいいのか、何をするべきか、などを一生懸命考え続けてしまうのです。
結果として「あいつはいいやつ」「よくやってくれる」という評価は得られるでしょう。
しかしこうなってしまうと、まわりは味をしめて次々あれもこれもと押しつけてくるかもしれません。
ですが評価が下がるのを恐れて断ることができなくなります。
そして評価がダウンしたら次はない、と感じてついOKを出してしまいます。
まわりからの評価が下がらないように、とにかく他のこともどんどんOKして「いい人」になろうとするから、最終的には疲れてしまうのですね。
あまりこれまで評価されてこなかった人が「よくやってくれる人」「使える人材」などと言われると、その破壊力は抜群です。
またそう評価されたい、と思いがんばり続けてしまいがち。
しかしふと振り返った時、自分以外の人が残業もせずに定時で帰宅していたり、自分に仕事を与えた人が身軽になって会社を休み、海外旅行などに行ったりといった現実を知ることがあります。
その時どう感じるでしょうか?
何だかとてつもなく貧乏くじを引いたような気持ちになりませんか?
必要以上に人からプラスの評価をもらおうとしていることが、結果として自分の首をしめてしまう、という落とし穴。
評価に執着しすぎてしまうあまり、それがストレスになってしまうこともあるのではないでしょうか。
自分に対する自信のなさを、外から埋めようとするには限界があるというもの。
人間なのですから、よいところも悪いところもあります。
むしろそれこそが人間らしさでしょう。
人からの評価を気にしすぎて、聖人君子になろうとしてもなかなか難しいものです。
ターニングポイントがきたととらえる
今、まさに自分の内側と向き合う時がきたのかもしれません。
本来どうありたいと感じていたのか。
お客さまに先ほどのような兆候があるなら、ぜひこのあたりを深掘りしてみてください。
占い師側も思い当たることがあるなら、同様に掘り下げて考えてみましょう。
最終的にはまわりがどうこうより、自分がどうしたいか、ということが大切です。
自分にウソをつく人生はもうやめましょう。
何が真実か、をぜひこの機会に見直すようにしてみませんか。