鑑定中にふとお客さまから寄せられる「素朴なギモン」にフォーカスするシリーズ。
「急に言われても…」とあわてることなく、転ばぬ先の杖的に知っておいて欲しいお話をご紹介していきます。
Q. だんだん熱くなってくると語気強めでイライラしながら相談してくるお客さまがいます。
ご本人も気にされているようなのですが、どうしたらおだやかな人にして差し上げられるでしょうか。
キレやすい人とは?
自分では落ち着いているつもりでも、ちょっとしたことですぐイラッとしたりブチ切れたりする自分に悩んでいる方はけっこういるものです。
どういうところに問題があるのでしょうか。
実はマジメな人ほどキレやすいと言われているのだそうです。
要はいちいちこんなところで怒ってはいけないと、うまく気持ちを抑え込みコントロールするのがうまいということなのですね。
本当はいろいろと言いたいことがある、意見したい、そういう気持ちまでも抑え込んでしまっているので、これがだんだんと蓄積していくのです。
そのため限界に達するとバチンとキレてしまうのだそう。
ですのでこのたまりにたまってしまっているものを、限界に到達する前に何らかの方法で解消してしまうのがよいとされています。
ご本人に問題がある、というよりは、キレやすくなるような環境を何とかすればよいと考え、早い段階でモヤっとした気持ちを何とかしていきましょう。
方法論1. 体を動かす
ひとりでいる時やトイレにいる時、軽く足を伸ばして足首から先をワイパーのように軽く動かす運動も効果があります。
貧乏ゆすりのようで、人がいる時にはおすすめできませんが、ひとりの時であれば問題なし。
足がむくみやすい方もぜひお試しください。
ちなみに足踏みをするだけでもよいそうです。
雨の日だから外に出られない、在宅勤務なので家にはいないといけない、という方に最適です。
専門家の話では3分間腕を大きく前後にふるだけでもよいそう。
これならすわったまま、テレビを見ながらでよいので、高齢者の方でもできそうです。
方法論2. 紙に書き出す・破る
イライラしたりムカムカする時には、紙に書き出すのもよい方法と言われています。
これは「紙(=神)にきいてもらう」という意味あいもあるのだとか。
また書くのすら面倒だ、と思う方はいらないチラシなどをもってきて、ひたすら破いてから捨てるという方法もあります。
その「ビッ」という破る音をきくのがよいのか、破る行為がいいのかはよくわかりませんが、なぜかスカッとするという意見がありました。
そもそも捨てる予定だったものを使えば、遠慮なくビリビリすることができますね。
方法論3. 何かに集中する
何かに一点集中するのがよい、という意見もありました。
編み物や刺繍などに熱中する、ひたすらルームランナーで走り込むといったものや、じっくり煮込む必要があるビーフシチューを作るなど。
とにかく気が散ると失敗するようなものを選んでやってみる、ということです。
方法論4. サウナなどでリフレッシュ
サウナに出かけるのもおすすめだそう。
よくサウナはリフレッシュに最適、と言われますが、熱い、息苦しくなる、と敬遠される方も多いとききます。
ミストサウナですと、少し温度が低いので比較的長い時間入っていることができるそうです。
じっくりすわっているだけで汗がかけるのですから、運動が苦手な方も安心です。
サウナは閉塞感がどうも…、という方には、特に女性に人気のある「ヨモギ蒸し」や「ローズ蒸し」などもおすすめです。
岩盤浴などでもいいのですが、いずれにせよ水分補給はしっかり行いましょう。
方法論5. 行ったことのないエリアに出かける
気になっていたけれども今まで行ったことがなかったお店やエリアに足を運ぶのもよい方法です。
まず「初めての場所」というだけで楽しさ、ワクワク感が出てきますし、好奇心や興味もそそられます。
どんな人が来ているのか、どんなメニューがあるのか、など、さまざまなことが新鮮に感じられます。
もちろんあとあと話のネタとしても使えますから、リフレッシュを兼ねて出かけてみてはいかがですか。
もしかすると思っていたのとは違う、という結果になってしまうかもしれませんが、どういうところか気になっていたわけですから、結果はどうあれ収穫ととらえましょう。
エリアに行くまでの途中経過も楽しいものです。
あれ、こんな店がある、あとで入ってみようとか、今日は時間がないから次回はここに寄ろうとか、また新たな発見が出てくることでしょう。
せっかく出かけたのですから、自分へのおみやげも買って帰りませんか。
お店で食べたお菓子をテイクアウトするのでもOKです。
あの時あそこで食べたアレ! となつかしく思い出すことができますよ。
自分を癒やしてあげることはとても大切です。
ふだんがんばって、その上いろんなことをガマンしているのですから、ご褒美をあげても問題ありません。
またイライラしてしまうのは他人を意識しすぎているからかもしれません。
人は人、自分は自分と切り離して、必要以上に他人に意識を向けないこともひとつの方法です。
うまく気持ちをリフレッシュさせ、切り替えていくことで明日もまた元気に過ごしていきましょう。