Q. お客さまからよく「私ひとりだけ幸せになれない」というようなお話をいただきます。
自分の人生なのだから幸せの追求は普通と思うのですが、どう向き合ったらいいでしょうか?
やさしいお客さまの切実なお気持ち…
前の彼氏と別れた後、私には新しい人ができたけど、向こうにはそういう人はいないみたいで…
私だけ幸せになるのが何だか悪いと思うのです。
夢をかなえたいという気持ちはあるのですが、夢に向かっていることを必ずしも応援してくれる人ばかりではありません。
何だか夢を叶えたら、いずれそういう人にやっかまれるのではないか、と思いそこから先に進めません。
…というようなお客さまがよくいらっしゃいます。
もちろん占い師になろうとしている方も、似たようなシチュエーションかもしれませんね。
「占い師なんて怪しいからやめなよ」とか「占い師になったら友達やめるから」とか、占い師になろうとする人に立ちはだかる、俗にいう「ドリームキラー(夢をこわす人)」の存在に辟易してしまっている方もいらっしゃるのでは?
こうなってしまうと、自分が理想や目標に向かい、幸せになること自体、間違っているのではないか? と立ち止まってしまうことになりかねません。
ドリームキラーについてはこれまでにも紹介しています。
自分の夢を叶えようと動き出す時、必ず立ちはだかる存在。それがドリームキラーです。直訳すると「夢を殺す人」転じて夢をこわす存在ということです。 身近な人が敵のごとく立ちはだかる! 意外に身近な存在がドリームキラーになりやすいとい[…]
しかしながら自分が幸せになろうとすることに罪悪感をおぼえる必要は皆無。
なぜなら先ほどのQの部分にあるように「ご自分の人生」だからです。
占い師側にも同じことがいえる
占い師になる、ならない、決めるのも自分自身。
まわりに忖度して決めるのも自分自身。
スピリチュアル的な考え方では、誰もが幸せになるために生まれて来るのだ、といいますが、魂は楽しい方に行きたがっているのに、当の本人は待ったをかけているというあべこべなことになってしまうのは、非常にもったいないお話です。
とりわけ自分が成功している、もしくはこれから成功する過程にある時点で、まわりがあまりいい感情を持っていないとか、実際に悪口などをぶつけられたりしまうと、自分がしていることはよくない、あるいはまわりが納得しないことはしてはいけない、というようなゆがんだ考えが生まれてきてしまいます。
どうしても1970年代あたりの占い師は怪しいイメージの人が多かったがゆえに、その頃を知る人は占い師というものに対してネガティブなイメージを持ったままになってしまっています。
ですからそういう人たちが「占い師 = ネガティブ」という言い方をして、これから占い師になる人たちのジャマをしてくるようなことがあったとしても、ご自分の信念を貫いてかまいません。
当然のことながら占い師がネガティブなイメージで見られていた時代でも、人気があってテレビにバンバン出ている占い師さんはいらっしゃいました。
ですがほとんどの人は「こういう人はひと握りであって、それ以外は悪徳占い師」と、よく調べもせずに勝手に思い込んでいるにすぎないのです。
占い師はもうすでにメジャーな仕事として確立されてきています。
占いの仕事は怪しくなんかない
今は占い師のイメージも大きく変わってきましたし、占いは当てるものではなく、お客さまに気づきを与えるもの、今後の指針になり得るもの、と認識されるようになってきました。
ご自身がどういう占い師になりたいか、という軸をしっかりさせた上で、占いの道をまい進していけばよいのです。
そしてたくさんの業界の方がおっしゃっているように、占い師として成功し、お客さまを笑顔にすることができるようになれば、その笑顔はどんどん伝播していきます。
しかしやりたいことをまわりにブロックされ、夢をあきらめ、ぶすぶすとくすぶったままでいれば、そのもやもやした感情が今度は伝播してしまうのです。
いつも不機嫌そう、何も話してくれない、まわりは心配するが反応がイマイチ…これではまわりも不安や心配の気持ちが増えてしまい、楽しいとか幸せとかとは縁遠いものになってしまうこと、容易に想像できますね?
ですからご自身が幸せになってよいのです。
むしろ積極的に、どんどん幸せになるべきです。
幸せな気持ちの占い師が鑑定をすれば、お客さまもハッピーになります。
笑顔が増えれば、まわりの人も自然と笑顔になれるのです。
このことを念頭におきながら、占い師として成功する道をひとりでも多くの人が歩んでいくことを願ってやみません。