「自分の人生は自分で責任を持つ」の本当の意味

他人まかせはもうやめよう

以前自分の人生は自分で責任を持とう、という話をさせていただきました。
その時の記事はこちらになります。

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他人が、世間が、会社が、親が、こうこうしてくれたならこうします、という、どこか他人まかせな考え方や物言いからは卒業しましょうね、というお話でした。

もちろんひとりで生きていくというのも困難な話で、誰しも誰かの助けを借りたり、あるいは誰かを導いたりすることで、かかわりあい今日まできたはずです。
時にはチームプレイも大切なことですよね。

自分の中にいる別の誰かとは

しかし業界の先輩方は仲間が外にいることは事実だけれども、内側にもいろいろいるよ、とおっしゃいます。
どういうことかというと、自分の中に「さまざまな自分」が存在しているということだそう。
別に多重人格者でなくとも、それぞれの人の中に「さまざまな自分」は存在しているというのです。

いつも明るくほがらかでいても、時にはつらくて顔をしかめてしまう自分がいる。
何かを望んでいても手に入れられずイライラしている自分もいる。

そう、状況によって外に出てくる感情とともに「いつもとは違う雰囲気の自分」がひょこっとあらわれてくる、ということなのですね。

状況によりさまざまに姿を変える「自分」ではありますが、先ほどのようにいつも明るくほがらかな自分はOKで、つらくて顔をしかめてしまう自分はNG、という単純な話ではありません。
むしろどちらも同じ自分の一面であるわけですから「そういう時もありますよねー」と受け止めてあげることが重要である、という考えが主流になりつつあります。

とかく人間はネガティブなものを排除しようとしがちなところがあるようですが、神と違い不完全なところがあるのが人間の持ち味。
ですからうまくいかなかったからといって「もう生きている資格なんかない」と自暴自棄になる必要もありません

占い師側にもある!

占い業界を目指して、これから占い師になりたい、占い師を仕事にしていこう、と努力していても似たような話が時々登場します。

何回やってもオーディションに通らない、占い師になる資格ゼロだ!
なぜか苦手なお客さまばかりが来る、向いてないからもう辞めてしまいたい!!

同じ人間の側面なのですから、ダメ出しをしなくてよいのです。
むしろこれからよくなっていく、と信じて、占い業界に長くい続け、活動していっていただきたいものです。

ですがだからといって「まあオーディション、なかなか難しいよねー、これからだよねー」とか「悪いお客さんばかりじゃないからがんばろう」というような、表面的な自らへのなぐさめだけでよい、ということではありません

なぐさめるだけではなく、

大丈夫、何かあったら自分のことは自分で何とかするから!
何があっても自分は自分の味方だよ!
占い業界で成功するためだったら、自分は自分のために何でもしてみせるから!

と考えられるかどうかが、本当の「自分の人生に責任を持つこと」であると、業界の先輩方は強調されています。

さらにわかりやすくいうなら、

占い業界で成功することを確信している自分

占い業界でやっていけないのではないか、という不安をかかえ続ける自分

とのやりとりをイメージしてください。
「成功を確信している自分」が「何があっても(心配している自分の)味方だからね」と言っている、ということ。

成功するために腹をくくる!

何度も申し上げているように、これまでの選択の結果「今」ができあがっているのです。
もし望む通りの「今」でないなら、おそらく「不安をかかえ続ける自分」を「成功を確信している自分」が責任をもって守ってあげていないのかもしれません

さあもう覚悟を決めてください。
自分は必ず占い業界で成功すると。
そして成功するためには、どんなことがあっても自分自身を守り通す、と約束していただきたいのです。

自分で自分とする「契約」です。
自分にウソをつくことは「契約違反」につながります。
そのしっかりした覚悟こそが、目標到達への足がかりとなっていくでしょう。