自分が好きになれない、という悩みが増加中
まわりからあれこれ言われ、自分はどうして生きているんだろう、自分のことがキライ、などネガティブな気持ちになる方が少なからずおられます。
なぜ自分のことが好きになれない、肯定的にとらえられない、ということが起こるのでしょうか?
占い師側も自分が好きになれず悩んでいる、というケースもありますから、これから占い関連の求人に応募を考えている方は、自分のことを好きでいられているのか、今一度考えてみてください。
自分のことが好きではないというお客さまに当たった時、私も同じとシンパシーを感じて鑑定に結びつけるやり方もあるでしょう。
前回までの記事はこちらです。
Q. お客さまからよく自分のことがキライでどうしようもないという相談を受けます。そして私も実は自分のことが好きじゃありません。よく自分を愛する、ということをききますが、どうも腑に落ちなくて悩んでいます… 自分が好きになれない、という[…]
身近な人を否定されてもイヤになる
ご経験があるかもしれませんが、自分の身近な人や、自分の友達などに対して否定されると、まるで自分が否定されているかのように感じたりします。
これも「自分がキライ」につながりやすいといえそうです。
自分の親を否定されたらどうでしょうか?
自分の親を誇りに思っている人なら、とてもネガティブな気持ちになることでしょう。
こういった要因が深いレベルで心に影響を与え、自分がキライになっていってしまうのです。
がんばっているのに結果が出ない…
一方がんばっているのになかなか結果を出せない場合「がんばれないやつはダメ」というものさしを持っていると、結果を出せない自分を受け入れることができません。
仮にそれがまわりがジャマをしてきたからとか、取引先から連絡がなく作業が遅れたからとか、他の要因があった場合であったとしてもです。
「がんばることはよいこと」「がんばって結果を出すことはさらによいこと」というようなものさしがはっきりある場合、がんばる過程よりも結果を出す方が重要になってしまい、がんばっているはずなのに、結果を出せないのは「がんばっていない」ことになってしまうのです。
そのためがんばっていない自分は許せない、だからさらに必死にがんばる、という負の連鎖に陥ってしまいます。
このような感情は、持ち続ければどんどん大きな問題に発展します。
まわりからも嫌われていると感じたり、人と関わることが怖くなってしまい、最悪自ら死を選ぶこともあるでしょう。
そのためにも自己に対して否定的な気持ちには、最優先で何とかしなければなりません。
がんばっているのにさらに負荷をかけようとするのは、自分にただムチ打っているのと同じ。
自分を大事にしない行為は一刻も早くやめるべきです。
そして自分のことがキライになっているのだ、ということをまず受け入れることが大切です。
自分に対して好意的に接してくれる人や、応援してくれる人とは人数が少なくても大切にかかわりましょう。
その人たちの力を借りて「自分は大切にされる存在」「応援されてしかるべき存在」であることを認識してゆくのです。
小さくていいから成功体験を重ねる
ミスが多いと悩んでいる人であれば特に、どんなにささいなことでもいいので、成功できることを積み重ねていきます。
どんなに小さくてもいいのです。
「1日1円貯金箱に入れる」でもかまいません。
達成しやすいことを継続し、自信につなげていくのが狙いなのですから、いきなり高い目標を設定しないように気をつけましょう。
自分で自分を癒やす、というのも効果的です。
ふだんなかなか行かないような高級なレストランでおいしいものを食べたり、行ってみたいと思っていたエリアに出かけてのんびりする、ちょっと高級なティーセットでお茶を楽しむなど何でもかまわないのです。
自分を大切にする、というのがポイントです。
他人と比較しない!
自分のネガティブな部分に目がいっていると、他人のアラ探しをしたくなったりするかもしれませんが、自分より劣っている人を探して自分の方がマシだと思っても仕方ありません。
そんなことに着目する自分に対し、さらにどうしようもないヤツだ、という気持ちが強くなるだけだからです。
先ほどの1円貯金ではないですが、自分が毎日少しずつがんばれて、ちゃんと成功への道を歩んでいるというところに注目してください。
さらに上を目指して自分は日々がんばっているんだ、というところを認めてあげるようにするのです。
自分がキライだという人は、自分に対して厳しいという面もあるようです。
必要以上に自分に厳しくするだけではなく、自分のがんばりを認め「まあたまにはできないこともあるよね」「人間だからミスったりもするよ」と、どうかやさしく自分に声をかけてあげてください。