Q. 日本で手に入るカード類は、勉強会などでも必ず誰かとかぶってしまってつまらないです。
海外のサイトにはいろいろ素敵なものがあるのですが、英語があまり得意ではないため、眺めているだけに…。
海外から直接買付けするのは大変なのでしょうか?
今インディーズものの占い用カードが熱い!!
海外のサイトでは、インディーズのカード作家さんたちの鮮やかなカードを多数目にすることもあるかと思います。
個人輸入はなかなか敷居が高いと感じるかもしれませんが、心配な方は代行業者に頼むなど方法はあるものです。
しかし個人で輸入する場合、絶対に気をつけておいてほしいポイントがあります。
それが為替です。
為替ってよくニュースで見かけるアレのことですよね…
etsyなどのサイトでは、日本円で価格が表示されていることがありますが、クレジットカードで購入する場合でも、Paypalを使う場合でも、実際のところは外貨で購入後円転(= 円に換算)されて請求されます(決済時の画面にも「この金額は概算です。実際にはUS$◯◯.××がショップから請求されます」などと表示されています)。
ここで問題になるのが為替です。
外貨同士の決済であればよいのですが、円転して決済するとなると、場合により割高になってしまう可能性があります。
為替は日々変動するものなので、何も考えずにやみくもに買い物をするととんでもないことになってしまいます。
実際問題、カードで支払う場合いつの為替レートが適用されるかは未知数であるため、実際請求がきた時に大幅な為替変動があったりすると予算オーバーになる可能性もあるのです。
心配な方はデビットカードなどに購入済みの外貨を入れて決済するなどの方法も視野に入れておくとよいかもしれませんね。
つまり円高・円安の問題が大きくかかわってくるのです。
円高・円安って言われてもよくわかりません…
1ドルがいくらであるかは日々変動します。
ある日突然急激に円高になったり円安になったりするのですから困ったものです。
たとえば1ドル100円だとします。
これが1ドル120円になると円安、90円になると円高ということになります。
例として海外のサイトでタロットカードが65ドルで売られていたとします。
1ドル100円とすれば65×100=6500円ですよね。
ある日は1ドル120円でした。
つまり決済金額は65×120=7800円になります。
またある日は1ドル90円でした。
その場合の決済金額は65×90=5850円になります。
6500円のものがある日突然7800円出さないと買えなくなってしまうわけですから、円の価値がダウンする、ということになりこれが円安。
6500円のものが5850円で買えるということは、円の価値がアップ、つまり円高ということになります。
すなわち海外で買い物をするとなれば、円高の時が狙い目であるということです。
今回はドルを例に説明しましたが、ユーロでもポンドでも考え方は同じになります。
何だかめんどくさいですね…
相手の海外サイトも日本円でやりとりするようなケース(日本人が海外で日本人相手に商売をしているなど)であればよいのですが、実際問題なかなかそううまくはいきません。
特に最後の1点の商品を狙っている場合、為替を見極めているうちに売り切れてしまうのでは…と心配になることもあるでしょう。
どうしてもという場合は、予算オーバーになることも覚悟でお買い物をされるか、代行業者にレートをきいて見積もりを出してもらい、自分で買うのとどっちが得になるか考えるという方法もあります。
まずはあわてず騒がず、余裕を持って購入を!
インディーズ作家さんの作品や、すでに絶版になっているものなどに対しては、ほしい方はほしいでしょうから先手必勝と考える方は多いようです。
しかしせっかくのお買い物ですから、後悔のないようにしたいもの。
衝動買いするのではなく、自分がだいたいいくら出すことになるのか、計算する余裕を持つようにしましょう。
これから海外サイトに挑戦されるという方は、先述した外貨払い用のデビットカードも視野に入れてみてください。