続・海外から直接カード類を購入する時の注意点

Q. 海外サイトのカードにひとめぼれして購入したいな、と思っていますが、為替が重要ということをうかがいました。
それ以外に注意することはありますか?

為替とともにポイントになるのはアレ!

海外のサイトでは、インディーズのカード作家さんたちの鮮やかなカードを多数目にすることもあるかと思います。
個人輸入はなかなか敷居が高いと感じるかもしれませんが、個人で輸入する場合、絶対に気をつけておいてほしいポイントがあります。
前回の記事も参考にしてください。

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Q. 日本で手に入るカード類は、勉強会などでも必ず誰かとかぶってしまってつまらないです。海外のサイトにはいろいろ素敵なものがあるのですが、英語があまり得意ではないため、眺めているだけに…。海外から直接買付けするのは大変なのでしょうか? […]

以前は為替についてお話しましたが、もうひとつ重要なもの、それが時差です。

たとえばお気に入りの作家さんなどのメールマガジンで、割引クーポンが飛んでくることがあります。
日本でもありますが、備考欄などにこれこれのクーポンコードを注文の時に書いていただきますと○%割引になります、というアレです。
こんな感じに書いてあります。

Use code: △△△△△ at checkout, or click the link below to automatically apply the discount to your order. Offer valid until August 31st at 11:30pm EST.

決済の時にこのコード「△△△△△」を記載するか、メルマガの指定のリンクから購入すると自動的にディスカウントが適用になる、とありますよね。
問題はその下の部分。
有効期限はAugust 31st at 11:30pm EST」となっています。

ESTというのは米国東部標準時といわれるもの。
Eastern Standard Timeの略でESTと記載されます。
この「○○標準時」というのは他にもあり、大西洋標準時とか、太平洋標準時など数種類存在するのです。
ひとつの国で時差が1種類に決まっているわけではないということですね。

そして同様に日本人の頭を悩ませるものが「夏時間(サマータイム)」です。
海外に留学経験のある方でしたら何となくわかると思われますが、要は仕事の能率をアップさせるため、一定期間時計が1時間すすむというシステム
日本でも交付実施された実績はあるようですが、根付かずに廃止したという歴史があります。

落ち着いて手続きしないと大変なことになる!

まずクーポンコードの有効期限をしっかり確認しましょう。
当然日本の時間ベースではありませんので「どのエリアが基準になっているのか」「夏時間は関係するのか」をおさえてください。

幸いなことにアメリカと日本では日本の方が時間が進んでいます
そのためクーポンコードが失効してしまうリスクは比較的少ないといえるでしょう。
逆にリスクになり得るのはクレジットカードの締め日でしょうか。
たとえば末締め翌○日払いのクレジットカードを持っている時、上記のように8/31に決済するのと、翌9/1に決済するのとでは支払日が変わってくるはずです。
日本で9/1に決済したのに、請求書を見たら8/31の請求にあげられていた…というのはこういったケースと考えられます。

円高・円安の問題も当然出てくるのですが、海外で買い物をする際には、こういったいくつものポイントをおさえながら賢くやっていく必要があるのです。

時差なんていちいち意識していられません…

ところで日本の標準時はJST(Japan Standard Time)と呼ばれますが、JSTをESTに変換してくれるサイトがいくつか存在します。
Time-j.net」のように都市を選ぶことで日本が何時、現地は何時と表示されますので、まずはこういったサイトで時間をしっかり確認してみましょう。

ちなみにJSTとESTでは時差が14時間(= 日本が14時間進んでいる)
JSTで朝10時とすれば、ESTでは前日の午後8時ということになります。
すなわち上記の例であるならば、8/31の午後11:30というのは、日本では9/1の午後1:30に相当します。

くれぐれもエリアを間違うことのないように気をつけてください。
エリアさえ間違えなければ、先ほどご紹介した変換サイトできちんと表示されるからです。

ちなみにこの時差14時間というのはサマータイムのある場合です。
サマータイムでない、俗に言う冬時間の場合には時差が15時間になるので要注意です。
またニュージーランドなどは逆に日本の方が時間が遅くなるためカン違いしないように。

せっかくのお買い物ですから、おトクかつ後悔のないようにしたいもの。
衝動買いするのではなく、余裕を持って有意義にショッピングを楽しみましょう。