Q. 問題点が鑑定で明らかになると「これって前世の因縁ってやつですかね」みたいなことを時々言われるのですが、前世とか過去世って霊感がなくても見られるようになるものなんでしょうか?
こういうジャンルもできたら鑑定の幅が広がりそうだなとは思うのですが…。
過去が現在に影響をおよぼす!?
ご存知のように、過去の選択が現在を作り上げてきています。
ですから、今何か問題が起こっている、あるいは望んでいない状況になってしまっている、というような場合には、過去にどんなことがあったのかに注目することがあります。
特に過去世の影響が現在まで続いている、というケースも見られるために、人によっては過去世を洗い出し、過去からのメッセージを知ることにより、新たな方向に進み出すことができるのだといいます。
ご先祖さまの因縁だけではなく、自分の前世・過去世に興味があるお客さまも増えているので、そういうジャンルに詳しい方はこれから占い関連の求人に応募する時目にとまりやすいでしょう。
現在占い師になろうとしている人、すでに占い師になっている人ですら、自分の過去世はどんなものだったのか興味があるという方が多いのです。
ただ霊感や透視能力などがないから、こういうことはわからないままなのだろうな、自分の鑑定ではきかれてもお断りしないといけないよね、とあきらめている人も少なくないようです。
前世と過去世って何が違う?
ところで過去世とは、生まれてくる前に生きた人生のことを指します。
何と300回から400回も生まれ変わるのだそうです。
ちなみに多い人では万単位(!)のケースもあるとか。
過去世といった場合は、この何百回~分の人生をすべて網羅するイメージなのですね。
一方でよく前世という言い方をしますが、それは直前の人生のことなのだとか。
つまり直前の「1回」に着目するというわけです。
長い年月をへて生まれ変わる中で、さまざまな経験を積んでいるので、それがすべて魂に宿っているからこそ、どんな経験を積んだ魂であるのか? がカギになるというのです。
その経験の積み重ねが現在の自分。
今実際やっていることも、この「過去の経験により得た能力」とつながっていると考えられます。
あるお客さまは、楽譜も読めないのになぜか教会での結婚式で賛美歌を歌うことになり、初めて見るタイトルの曲であるにもかかわらずスムーズに歌えたそうで、不思議に思い過去世についてみてもらったところ、牧師であった時代があったそうです(掲載許可をいただいたエピソードです)。
だとすると、もし今うまくいかないことがあるのだとすれば、このケースとは逆に、過去の経験がブレーキになって現在に影響している可能性がありそうですね。
霊感がなくても前世や過去世が見られる!?
こういった話をすると、先ほども申し上げたように霊感がないから無理、というお声が聞こえてきます。
あるいはチャネリングができないとダメなのではないかとか、修行をつまないとできるようにならないのでは、というようなご意見も多いですね。
しかし実際問題、霊感がなくても占い師になっている方はいますし、過去世についてお客さまとセッションしている方もいるのです。
いったいどうやっているのでしょう?
こんなやり方でやっています、という業界の先輩方にお話をうかがいました。
前世療法 / ヒプノセラピー
いわゆる催眠療法のひとつである前世療法やヒプノセラピーを学んで、鑑定に生かしている、という方がいます。
大学などで心理学を学び、それをセッションにからめているという方はいらっしゃいますが、前世療法やヒプノセラピーは、なかなか大学では学ぶことができないそうです。
そのためクリアライト・ヒプノセラピースクールのような、専門的なところでしっかりと学び、自分のセッションに加えるという方が増えているとか。
特にこちらではヒプノセラピーの先進国ともいわれているアメリカで長い歴史を持つ米国催眠士協会(NGH)、米国催眠療法協会(ABH)の公式認定の学校ということで、世界的なヒプノセラピーの資格をとることができるといいます。
体験講座もあるそうですから、興味のある方はチェックしてみてください。
ダウジング・ソウル・セラピー
潜在意識とつながるツールとして人気のダウジングですが、魂の根本とつながってヒーリングもする、というニュアンスになっているのが、このダウジング・ソウル・セラピー。
まだやられている方が少ないので、ご存知ない方の方が多いかもしれませんね。
ペンデュラムを使い、潜在意識にアクセス。
今うまくいっていない悩み、状況の原因を探りながら魂を癒やして問題を解決していくセラピーだそうです。
たとえば今でも外に出るのが苦手、人が苦手、というお悩みに対し、ダウジング・ソウル・セラピーで見てみたところ、過去世で「表に出て目立ってはいけない」という契約をかわし、それが癒やされていないためにそういう現実になっていた、と判明したのだとか(掲載許可をいただいたエピソードです)。
そこで即ペンデュラムで周波数を変換し、思考を変え、起こる現実までも変えてしまうという、まるで魔法のような内容!
根本原因から探って解決していくことで、これまで踏み出せなかった方向に向き合えるようになったり、積極的に行動する気持ちになったり、とにかく変化が大きいと評判になっています。
ただし毎年受講の募集があるわけではないようなので気をつけてください。
過去世に特化したオラクルカードを使う
現在に影響をおよぼしている過去についての記憶を助けるカードということで、注目されている「パストライフオラクルカード」を使っている方も。
セッションではお客さまにまずカードをよく見てもらい、どんなところが気になったか話していただくそう。
色味、見た感じから受けるイメージなど、何でもいいのでどんどん出していただき、それをメモして行くことを繰り返していくと、それが問題解決へのヒントになるというのです。
必要に応じてガイドブックを確認し、アドバイスにしたがって行動を起こしてみるとよいですね。
いずれの方法も、時間とコストは多少かかるものの、霊感などを使わずに、より深い鑑定を行うヒントになり得るものです。
自分のメニューを見直したいと考えている方は、取り入れてみるといいかもしれません。