香りでセルフヒーリング! 鑑定前後の整え方

浄化も大切ですが…

浄化が大切であることはこれまでもご説明してきましたが、ただ浄化するだけではなく、セルフヒーリングをすることでご自身を整えることも大切な要素です。

特に五感のひとつである「嗅覚」をダイレクトに刺激することにより、もともと生まれ持っている自然治癒力を高めていけるメリットがあります。
香りによりリラックスできると、自律神経のバランスを整えることがわかっていて、心と身体のバランスにもよいとされているそうです。

以前から引き続き人気になっている天然の精油(エッセンシャルオイル)は、人工香料とは違い植物の花や根などから直接抽出しているものです。
古くから芳香療法(アロマテラピー)でおなじみですね。
自然治癒力を高めようという動きは、ヨーロッパなどで盛んなようですが、あちらでは医療の一環として取り入れているところもあるのだそう。
大地のエネルギーをたっぷり吸収した、自然由来のオイルの力でリラックスし、本来の自分を取り戻そうというわけです。

どう使えばいい?

さてエッセンシャルオイルの基本的な使い方ですが、主に熱であたため、香りを広げる方法がポピュラーです。
中にはアロマキャンドルのように、火をともすと香りが広がるものもありますが、小さいお子さんや高齢者がいて火を使いたくないという場合は、乾電池式タイマーつきのディフューザーが便利です。
「アロマテラピー 火を使わない」などで検索いただきますと、便利なアイテムがいろいろ出てきますから探してみてはいかがでしょう。

もっと手軽に利用したい、という方はお湯を張ったカップに数滴垂らして香りを楽しんだり、無水エタノールと精製水で希釈してスプレーボトルに入れて持ち運んだりするやり方も。
特に外で鑑定をされる方であれば、後者はかなり重宝するのでは。

またホワイトセージでパワーストーンや場の浄化をしている方はご存知かもしれませんが、セージのエッセンシャルオイルもあるのです。
これですと場の浄化も手軽にできそうですね。
他にも浄化作用が強いオイルにはサンダルウッドやタイム、ゼラニウム、ローズマリーなどがあります

タイプ別! こんな香りはいかが?

とりわけ鑑定の時、どうしてもご相談者さまのネガティブなエネルギーの影響を少なからず受けてしまいますので、鑑定後にご自身の浄化をしていただくのがベターなわけですが、時々それが不十分で翌日以降の鑑定にも引きずってしまうケースがあります。
したがってできれば鑑定の前後ともに、占い師側がエネルギーをクリアにしておいた方がよいのです。

眠れない…

鑑定の結果があれでよかったのか…、と引きずって安眠できないタイプなら、リラックス効果の高いラベンダーのオイルをぬるめ(40度くらい)のバスタブに4滴~5滴ほど入れてつかったり、枕元にディフューザーで香りを拡散させたりするのもおすすめ。

お客さまと一緒に気分がダウン…

ご相談者さまと一緒にどんよりしてしまう共感能力高めのタイプなら、先にご紹介したラベンダーの他、ローズマリーやシダーウッド、ベルガモット、ゼラニウムなどがよいでしょう。
中でも鑑定の前に緊張してしまったり、まだ駆け出しで不安感が大きい場合はシダーウッドがベスト。
鎮静作用と高揚作用を併せ持つため、メンタルバランスを整えるのに有効です。

働きすぎてしんどい…

働きすぎでへとへとモードになってしまっている方はベルガモットを選んではいかがですか。
リフレッシュ作用があると言われていますので、うまく切り替えする期待がもてそうです。

花粉が悪さをして…

季節性の花粉のせいでなかなか鑑定に集中できない、という方はティーツリーペパーミントのオイルをどうぞ。
特に対面でマスクをしながら鑑定される場合には、マスクに1滴たらしておくだけでも鼻の通りがよくなり、楽に話せるようになりますよ。

鑑定に自信が持てない…

一生懸命鑑定しているけどどうもうまくいかないとか、自信がないとか、自分に対してネガティブになってしまう方は、自分と向き合いつつ自信を取り戻すことができるジャスミンサンダルウッドを。
お気に入りの飲み物などを片手にゆっくり過ごすことも忘れずに。

どう選んだらいいのかわからない!

このようにエッセンシャルオイルにはさまざまなものがあり、実際ショップに行くとかなりたくさんのテスターが並んでいるので迷ってしまう方もおられるかもしれません。
もちろんネットでも購入はできるのですが、初めのうちは可能であればショップに出向いて、好みの香りを探す方がよろしいと思われます。
たとえば同じラベンダーの香りでも、メーカーによって多少香りの違いがあるのだそう。
横着せずご自分が「いいな」と思うものを探していきましょう。

先ほどのように用途や効果で探してもいいですし、どれがいいかわからない、あるいはどれもいいな、と感じる場合は店員さんに相談してもOK
その際にひとりで寝室で使うのか、家族でリビングにて楽しみたいのかなども伝えて差し上げてください。
または質がいい、信頼できるブランドのものを指定して購入するのも一考でしょう。
日本では「生活の木」さんが昔からあるので人気が高いようです。

その他の注意点とは

いずれも使いすぎには気をつけて、また天然成分100%のエッセンシャルオイルをきちんと選ぶことが大切です。
中にはアルコールが入った「フレグランスオイル」と呼ばれるものもあり、間違わないようにしましょう。
極端に値段が安い、遮光の瓶に入っていないものも注意が必要です。
ちなみにきちんとしたエッセンシャルオイルの場合、原産地や植物の学名なども記載されているのだそう。
あわてずよく確認する必要があります。

用法と容量も必ずお守りください
人によっては規定の容量ではきついと感じることもあるかもしれません。
その場合は薄めて使う、容量を少なくするなど工夫が必要です。

また刺激が強いので、希釈せず直接肌につけることは避けましょう
飲用も禁止になっており、間違って飲んだりすることがないように。
妊娠中や病気療養中の時には影響が出る場合もあるので、必ず医師に相談してください。

正しく使えば健康維持や癒やしに十分な効果が期待できるものです。
好きな香りで楽しみながら、少しずつ使用していきましょう。