占い業界にも書類はつきもの

内定が出たからといって油断しない!

無事占い関連の求人に応募して、ご希望の占い業者から内定を勝ち取ったみなさんは、やれやれこれで後はデビューの日を待つだけ…などと思っていませんか?

占い業界も、一般の企業と同様に書類はつきものです。
もちろん自分で記入して提出しなければなりませんし、捺印を求められる書類もありますので、三文判(100円ショップのもので問題なし)を用意しておきましょう。
そのままポンポン押せるタイプではなく、朱肉をつけて使うタイプのものにしておくと無難です。
できれば今後のことも考え、ちょっと小さい訂正印(こちらも100円ショップのものでOK)も用意されると便利。

一番大切なのは「契約書」

では実際にどんな書類があるのか、といいますと、何といっても一番重要なのが「契約書」です。
きちんとした会社であれば、当然業務委託契約を結ぶにあたり、しっかりした書類が用意されます。
ただしばしば契約書はもらったものの、一度も読んでいないという方がいるようですね。
契約書には必ず目を通すようにしてください。

中には担当マネージャーのような人がつき、その人と一緒に電話をしながら契約書の読み合わせをするなどというところもあるのだそう。
読み合わせをするということは、目から耳から契約内容が入ってくる形になりますから、当然「おや? 」と思ったところがあればその場で質問をしておきましょう。
実はこの時に、当初の電話面接で言われていた分給とは違っていた、待機ノルマがないと言われていたのに○○時間で分給いくらというようなランクづけがなされていた、というような問題点が出てくることがあるといいます。
契約書をもらってそのまま…ということは、契約内容に同意したとみなされてしまいます。
必ずチェックするように心がけましょう。

先ほど登場した契約書は、きちんと業者の署名捺印などがあり、製本されていて正副それぞれを業者と仕事をする占い師が持つ、というような正式なものですが、ごく小さい会社の場合には「業務委託契約書」と書かれたA4サイズの用紙に必要事項を記入するだけでよい時もあります。
これは業者によりかなり違いがありますので、業者側の指示にしたがってください。

他にはこんな書類も…

契約書以外では、いわゆる誓約書のようなもの(お客さまとの相談内容を外にもらさない…などが盛り込まれている)であったり、ユニークなところでは、占い師のキャッチフレーズ(幸せを呼ぶ占い師、など)を書く用紙であったり、これも業者によりバラつきがあります。

普通に考えると、占い関係の経歴は書類選考や電話面接で業者側にわかっていますし、電話面接を通して声がどうとか、人あたりがどうとかなどの雰囲気は、業者側の方がよく理解していそうですよね。
それでも占い師側に自分のタイプ(はっきり言う方かやわらかい方かなど)を選択させることは少なくないようです。
自分がどういうキャラで占い業界に腰をすえるつもりでいるのかは、あらかじめ決めておくことをおすすめします。

運がよければメールで送られてきた用紙に必要事項を記入、捺印も電子印でOKということで、メールのやりとりですべて簡潔することもあり得ます。
しかしながら、昔ながらのきちんとした占い業者では契約書もしっかり郵送してくることが多いようです。
多くは住所確認を兼ねて出してきているので、くれぐれも最初の応募の時にウソの連絡先を書かないように気をつけましょう。
引っ越しがからみそうであれば、事前にその旨業者側へ連絡することをお忘れなく。