この世は思い込みでできている~根拠などなくても成功できる! ~

成功している人、イマイチな人、どん底にいる人。
人生は選択の連続であり、選択の結果今のポジションにいるのです。
しかし思い込みによって誤った選択肢を「選ばされている」こともわかってきています。

「この仕事につく」のが当たり前!?

医者の一族に生まれると、医者になるのが当たり前という観点で育てられるそうです。
そのため祖父母も両親も兄弟も医者です、というケースも少なくありません。

しかし中には当の本人があまり医者になりたくないなあ、というケースもあったでしょう。
それでも医者になるとこんないいことがあるんだぞ、などと、医者になることについてのいい面をたくさんきかされ、そんなもんなのかなあと思いながら、結局盲目的に従わざるを得なくなってしまった、という話もあります。

しかし医者になるのが当たり前、という思い込みがある日突然薄れてきて「自分が本当にやりたいのは医者ではなく○○だ!」と気づいた時、医者でない職業につく可能性はあるでしょう。
ただ仮にその新たな職業について成功していない場合「医者になっとけばよかったのに」というように否定的な面で見られやすくなるかもしれません
真に受けずどこ吹く風というモードでいればよいでしょうが、生真面目な人の場合気に病んでしまうこともあるといいます。

大化けする!? 根拠のない自信

一方で根拠のない自信を持つ人もいます。
「将来起業したら年商10億を目指したい。オレには絶対できるから」などと、夢を語っているにしてはスケールが大きすぎる!? 話をされる方もいるようです。
ホラ吹きだと言われないようにしなさいよ、とまわりがいさめたくなるレベルかもしれませんね。

しかしそういう根拠のない自信を持ち続け、真面目に仕事をした結果、本当に少人数の会社で億単位の年収を毎年出しているところもあるわけで、使いようによっては自らを高める効果もあるようです。

このようにポジティブにしろネガティブにしろ、いろんなニュアンスの「思い込み」の積み重ねでこの世ができあがっている、と考えることができます。
根拠のない自信であったとしても、それが信念となって行動につながり、成功に導かれる例は確かに存在します。

しかし根拠のなさの方が裏目に出てしまえば成功からは遠ざかってしまうことになります。
信念をもちつつも「そんなわけないよね」とどこかで思っていたなら、実際に信じている「そんなわけない」方向に行ってしまうのです。

その人にとっての幸せとは?

昔は「いい高校、いい大学、いい会社に就職しないとどうしようもない」などと言われていました。
ある意味これも思い込みに入ると考えられます。
なぜならよく名の通った一流会社に就職はしたが、そこが倒産したなんていうケースもありましたし、人間関係でつまづいて3ヶ月くらいで辞めてしまい、それから就職難民に…という話もありました。

中卒の方でも仕事で厳しく鍛えられ、若くして一流の職人と呼ばれることもあります。
早くに結婚もでき、家族とともに幸せに過ごしている、そしてますます仕事に精を出せる…。
そんないいサイクルができあがっているパターンもあります。

仕事がうまくいくことが幸せ、という人もいるし、家族と一緒に笑って暮らす、というのが幸せと感じる方もいるわけで、会社うんぬんや出身校があまり関係ないことは明白です。

次回は思い込みで他人を不幸にしていないか、という点についてフォーカスしていきます。