オーディションにも使えるテクニック!? 言葉に気をつけよう

ネガティブは封印しよう

鑑定の時にもいえることですが、お客さまに対してネガティブな物言いをしない、というのはご存知かと思います。
しかし多くの方は、何げなく、無意識に、ネガティブな言葉を発してしまっているものなのです。

自らが口にした言葉には「言霊」とも言われるように、大変大きな力があるとされています。
そして繰り返し繰り返し発していく言葉は力が増幅され、現実につながっているとさえ言われているのです。

よく占い関連の求人に応募して、いざオーディションだ! となったもののなかなか通らない、という方がいらっしゃいますが、その時に必要以上にネガティブなことを言っていないでしょうか?
きかされた面接官、採用担当の方は、きいていてあまり気分がよくなくなり、
「こんな先生を採用したらお客さまが逃げていくな」
などと考えてしまうかもしれません。

ですので面接や実技試験の席であれ、最初の書類選考用の応募書類であれ、必要以上にネガティブな内容を入れ込まないことです。
こちらが発する言葉には力があるし、それがつもりつもって現実化してしまう、ということをしっかりおさえましょう。

不安に振り回されない

いわゆる心配性の方は、まだ起こってもいないことにあれこれと不安や恐れをつのらせてしまう傾向がありますが、結局のところ自分を守るために起こってくることです。
この件については以前にもお話をいたしました。

関連記事

鑑定の現場では喜びよりも「悲しみ」!? 占い業界に身を置いていると、お客さまからうれしい報告があることもありますが、ほとんどの場合うまくいかない、がんばっているけれど何も変わらない、とお嘆きのお客さまと向き合うことになります。 […]

自分を守るために不安や恐れがそのことを警告してくれている、ありがたいことだな、と感じるようにしてみてください。
特に後半の「ありがたい」を多めに繰り返すようにするとよいといいます。
ありがたいとか、楽しい、最高、というポジティブな言葉をふだんから多めに使うことで、ちょっとネガティブなことを言ってしまっても帳消しになる、という考え方があるそう。
1回ネガティブなことを言ってしまったら、2回ポジティブなことを言って打ち消そう、と意識してみてはいかがですか。

移籍の時もネガティブな話はなるべくしない

とりわけ口にしない方がいいと言われている「不満やグチの類」「悪口、批判的な話」「言い訳」「後悔」などを、人前で何げなく口にしていませんか?
いきなりこれらを全部言うな、とは申しませんが、意識して言わないように心がけていってください。

たとえば今いる占い業者から別のところに移籍する場合、移籍の理由をきかれて今の所属先の問題点を必要以上に並べ立てたりするのは避けましょう。

お客さまの批判もやめよう

鑑定の場でよくありがちなのが、占い師側の考えを押しつけようとすること。
お客さまの言い分に対して「それは明らかにおかしい」「どうかしている、これこそが正しい」というような、お客さまを全否定し、自分の考えをつらつらと述べる占い師が実際にいるそうです。
育ってきた環境や年代なども違っているわけですから、それぞれ考え方なども変わります。
自分の時代ではそれが正しかったとしても、時代とともに「そんなに支持しなくてもいいもの」に変わったり、逆にすたれていくものもあるのですね。

お客さまが何を言っても否定的に返し「あなたはなっていない」というような態度もいただけません。
必要以上に不安をあおって、お客さまを怖がらせたり不安に陥れたりする占い師がいるというのですから信じられないことです。

占い師に必要なのは、今のお客さまをいい悪いとジャッジすることではなく、なぜ今のような状況になってしまったのか、何か打つ手はないのか、根本的に考えてお客さまを今の悩みから解放する、これにつきます。
今仮に八方塞がりな状態であったとしても、

「これから状況が好転していきますよ」
「こういう時もあるのです」
「この程度ですんでよかったと思うことにしましょう」

と言われたらどうでしょうか?
何となくホッとした気持ちになりませんか?
ああこの人に話してよかったな、と言った方も感じることでしょう。
こういう言葉を繰り返し使っていると、今度は自分がホッとさせてもらえるような言葉やできごとが戻ってくるものだ、と言われています。

オーディションでも鑑定でも、自分の発する言葉を意識していくようにしてみてください。