なぜルノルマンカードが人気に?
枚数が少なくその分覚えることが減る、ということで、ルノルマンカードの人気が高まっています。
そしてけっこうズバッと結果が出るため「的中率もすごい」と、お客さまからも注目を集めているのです。
シンプルなモチーフも人気で、写真を採用したもの、クラシックな雰囲気のもの、手書きイラスト風のものなど、実に多様なルノルマンカードが発売されています。
ルノルマンのみ鑑定に使う方、他のカード占いと組み合わせて鑑定をする方、どちらもいらっしゃいますが、これから占いを勉強したいけれど、タロットは78枚もあるから大変、と考える方にもおすすめしやすい占いのひとつです。
カードになぜかトランプマークが…
現状では36枚(人物カードが複数枚あるタイプでは38枚、39枚というケースもあり)で占うのが主流になりつつありますが、36枚のカードをよく見ていただくと、トランプのマークが書かれているものがあります。
さて、なぜトランプのマークが登場するのでしょうか。
ご存知のように、ルノルマンカードは1799年発売の「希望のゲーム」という、サイコロを使って遊ぶゲームに付属していたカードがもとになっているとされています。
シンボルのイラストとともにトランプマークが描かれているのは、この「希望のゲーム」に付属していたカードに描かれていたトランプマークをそのまま採用したため、という説があるのだそうです。
トランプ占いとも関連がある!?
またトランプ占いとの関連性がある、と指摘する業界の方もいらっしゃいます。
実際トランプ占いの本をよく読んでみると、各カードの正位置・逆位置の説明があるものが。
つまりトランプ占いと出たカードの意味とをからめてルノルマンカードで占うと、その分深みが出ておもしろい、というのですね。
トランプ占いとからめる、というニュアンスであるならば、当然タロットの小アルカナのスート(ソード・カップ・ワンド・ペンタクル)にからめて読むということもできるわけですね。
そしてこの4つのスートはそれぞれ西洋占星術でいう4つの属性(風・水・火・土)に当てはめることもできるので、それぞれからめていくと、よりカードの意味が理解しやすくなるのです。
スペード = ソード = 風 = 冷静さ、知識、コミュニケーション、など
ハート = カップ = 水 = 愛情、感情、人とのつながり、など
クラブ = ワンド = 火 = 強い意志、情熱、勢いがある、など
ダイヤ = ペンタクル= 土 = 物質、お金、価値観、堅実、など
を念頭に置いて見てみましょう。
するとカードの意味を仮に忘れてしまったとしても、トランプのマークから連想してリーディングができることがわかります。
使われているトランプの数字は特定の数種類のみ!
たとえば1の騎士のカードにはハートの9が割り当てられていますが、トランプの意味としてはハートの9は願望が叶うカード、というニュアンスです。
騎士のカードは向こうから幸運がやってくる、ということですから実にピッタリ。
ちなみにルノルマンカードに使われているのは「A・6・7・8・9・10・J・Q・K」のみになっています。
スートもバラバラで、なぜ全部の数字が採用されていないのかはよくわかっていないようです。
ですが、上記のようにスートとからめて読んで行くことで、より深いリーディングはできるようになります。
実際トランプのマークが書かれていないルノルマンカードも存在しますが、ネットなどで見ていくとトランプのマークが載っているものの方が多い印象です。
おそらく伝統的に、入れる方がスタンダードな扱いになっているのでしょう。
ヒントとしても使えるが、最終的にはお好みで!
最終的には好みの問題になってしまいますが、ひとつの手がかりとして使えることは間違いありません。
ありきたりの解説書のキーワードにあきてきた、という方は、ぜひこういったニュアンスを使って多方面から占ってみてはいかがでしょうか。