【ルノルマンカードレビュー】ブライトスター・ルノルマン

現役占い師が実際に使用しているルノルマンカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回はブライトスター・ルノルマンを取り上げます。

美しいグラデーションに魅了!

グラデーションカラーが美しいルノルマンカード。
一般的なカードとは違って、それぞれシンボルモチーフに合わせて背景の色が変えられています。

たとえば29番・淑女のカードは紫~ピンクへの2色グラデーションになっており、ちょっとミステリアスな雰囲気に。
1番・騎士のカードは黄色~ピンク~紫~ブルーという4色グラデーションで、酸いも甘いもくぐり抜け? 走っていくようなイメージがあります。
なおモチーフやカード名などは白で表現されているので、どんなグラデーションの中でも大変映えます。

作者はPrincesa Reina KIYO氏。
これまでもルノルマンカードだけでなく、素敵なカードを制作されていますが、どれも人気でなかなか手に入りにくいそうです。
カード名はやや大きめでおしゃれな飾り字体になっていますね。

気になるサイズ感は?

カードの大きさは約9センチ×約6.4センチとトランプぐらいの大きさになっています。
カード裏面はグラデーションにキラキラな光が添えられていて、大変華やかですが正逆の区別がつく仕様
ですが基本的にルノルマンカードは正逆とりませんので特に問題はありません。

どんなカード?

カードはごく標準的なルノルマンの構成(36枚)に、ネコや盾などのエキストラカードが16枚プラスされた52枚組。
カードの簡単な意味が書かれたカードも別にプラスされています。
紳士・淑女のカードが1枚ずつしかありませんので、同性同士の相性も占いたい時には別のカードを使うようにしましょう。

カード下部に通し番号とカード名がありますが、よくあるトランプマークはありません。
トランプマーク自体はルノルマンの占い結果には関連しませんが、中上級の方でトランプ占いとからめて占う方もおられ、そういう方からするとトランプマークがないことに物足りなさを感じるかもしれません。
みんながみんなどのカードがどのトランプに対応しているか覚えているとは限りませんので、特にトランプマークを意識していないという方は使わなくても大丈夫です。
なお、トランプマークについての記事は下記を参照ください。

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カードの絵柄のまわりには飾り枠のようなものがレイアウトされており、その下に通し番号とカード名が印字されているタイプ。
飾り枠がジャマで絵が大きく感じられない、という圧迫感のようなものがないのは秀逸ですね。

使いづらいポイントも…

ただカード全体にキラキラした星や光のようなものがちらばっているため、華やかには見えるのですが時折カード名のところにかかってしまったりすると、カード名が白で書かれているためにすこしカード名が読みづらく感じたりするのが、人によっては気になるところかもしれません。

またエキストラカードが多いため、これも人により使わないままになりがちだというご意見も。
最近ではこういった52枚(ないし54枚)のルノルマンカードも発表される機会が増え、それに対応する勉強会や講座などもあるようですので、なかなか使わないという方はそういったところに出入りしてみてはいかがでしょう。

タロットよりは初心者向きのカード!

またタロットに慣れている方ですと、他のシンボルなどと無意識のうちに組み合わせて読んだりしていることもあるでしょうが、ルノルマンはモチーフ主体ですから、むしろあまりカード慣れしていない初心者の方が、モチーフをじっくり読んで学んでいく場合にピッタリなカード。
メインのシンボルにだけ集中することができるのです。
まず直感的に、カードから受けるイメージを大切にしてみてください。
どんなものが浮かんできたでしょうか。

少ない枚数ながら、なかなかしっかりした回答を出してくれると評判のルノルマンカード。
これから使ってみようかな、とお考えの方はぜひチェックしてみてください。