現役占い師が実際に使用しているルノルマンカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回はヒーリング・ライト・ルノルマンを取り上げます。
「光」がテーマの大判ルノルマン!
どのカードも「光」を感じるものになっていて、シルエットが浮かび上がる神秘的なデザイン。
中には光をメインにすえた雰囲気になっているもの、影の部分を色濃く表現したものもありますが「癒やしの光」の名の通り、ながめているだけでおだやかな気持ちになれそうです。
メーカーはおなじみイタリアはLo Scarabeo社。
老舗メーカーの商品で安心感があります。
作者はクリストファー・バトラー氏。
「クァンタム・タロット」の作者としても著名な方です。
カードには通し番号が書かれていますが、カード名はなく下部にトランプのマークが記載されています。
美しすぎて実占用にするにはもったいないと、コレクションアイテムとして持たれている方もいるようですよ。
気になるサイズ感は?
カードの大きさは約9センチ×約13センチと、オラクルカードぐらいのサイズ。
カード裏面は2つの円が重なった神秘的な柄になっており、正逆の区別がつかない仕様ですが、一般的にルノルマンカードは正逆をとらないものが大半ですので特にこだわる必要はないでしょう。
どんなカード?
カードは38枚入り(ごく標準的なルノルマンの構成に28・紳士と29・淑女のカードが2枚ずつ入っています)。
これにより同性同士の相性などを占うこともできるのです。
カードはいわゆるフチがないボーダーレスデザインになっているので迫力がありますね。
ところでルノルマンカードにトランプのマークが描かれていることはよく知られていますが、こちらのカードはそのトランプのマークをかなり重要視? している感じがします。
たとえば「7 ヘビ」と「9 花束」はいずれもクイーンが割り当てられていますが、モチーフのバックに生霊のように? バツグンの存在感で君臨されています。
ちなみにキングが割り当てられたカードも同じような雰囲気になっていますよ。
またタロットの小アルカナでは、ソード9なら9本、ワンド4なら4本というように「数」が表現されていますね。
こちらも同様に数が強調されており、たとえばスペードの10が割り当てられている「3 船」のカードでは、帆の部分にスペードのマークが10コ描かれているのです。
「14 キツネ」のカードでは、上の方に3色のクラブのマークが浮かんでいて、それに呼応するような背景色とキツネのシルエットのコントラストがおもしろい1枚になっています。
付属の英語をはじめとする多言語解説書は120ページ超におよぶ大ボリューム。
残念ながらオラクルカードなどによくある「日本語解説版」が存在しないため、翻訳が少し大変ではありますが、力の入れ具合がわかるというものです。
海外版のもので日本語解説つきのカード類が徐々にですが発売されていますから、こちらもゆくゆくは発表されるかもしれませんが、翻訳アプリを当てながら使う方もいらっしゃいます。
翻訳が面倒な手作業なのはもう昔の話なのですね。
大判なので観賞用向けか
カードサイズがオラクルカード並のため、グランタブローをしようとする場合、カフェなどでの鑑定では場所をとりすぎるので適さないかもしれません。
家で鑑定をする、あるいはそれなりにスペースが確保できるレンタルルームなどで鑑定をする場合に活用してみては。
ルノルマンカードですので、モチーフを見てリーディングは直感的に、カードから受けるイメージも大切にしてみてください。
どんなものが浮かんできたでしょうか。
仮にカードから受けるイメージと、解説書の内容に違いがあるようであれば、ご自身の直感を大切にしてみてくださいね。
少ない枚数ながら、なかなかしっかりした回答を出してくれると評判のルノルマンカード。
これから使ってみようかな、とお考えの方は練習用として購入されてもよいかもしれませんよ。
ちなみに同じメーカー・作者でおそろいの世界観「ヒーリング・ライト・タロット」もございます。
こちらも光とシルエットが美しいカードになっており、シルエットからイマジネーションをかきたてられる方もいそうですね。
本カードはコチラで購入できます。