現役占い師が実際に使用しているルノルマンカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回はViona’s Lenormandを取り上げます。
白ベースの箱に上品な写真を使ったカード!
いかにも「淑女」という雰囲気の女性の外箱が目をひきます。
非常に明るくてよくできた写真、という印象を受けますが、それもそのはず、この作者の本業は写真家さんだそうです。
外箱には「kaarten」と書かれていますが、これはオランダ語でカードの意味だそう。
したがってカード名はすべてオランダ語になっています。
しかしながらあまりにも絵柄が美しいせいか、オランダ語にたけていなくても? 購入する方が続出する人気作に。
かの人気サイト「Etsy」では現在販売がストップしている状態だそうです。
作者はViona ielegems氏。
プロの写真家として活動されている方ですが、ルノルマンカードを独自にデザインしようと考え、迷いなく自分の武器でもある写真を媒体にしようとしたようです。
ご存知のように、ルノルマンのモチーフは36種類ありますが、このカードのために1枚1枚作成された写真で構成されているとのこと。
外箱を見てもわかるように、非常にエレガントで上品な仕上がりになっています。
モチーフの変更などは当然ありませんが、新しく時代をこえたバージョンでの提供、とうたっています。
同氏はおとぎ話の写真、歴史にインスパイアされた衣装やイベントを専門にしており、同氏の名前で検索するとその特徴がよくわかります。
同氏の写真を見ていると、昔の映画のセットに迷い込んでしまったような気さえしますね。
ちなみにアマゾンではがらりと趣向を変え、ネコの写真集なども購入できるようです。
気になるサイズ感は?
カードの大きさは約6.2センチ×約10センチと、トランプくらいのサイズ感が多いルノルマンカードにしてはやや大きめです。
カード裏面は正逆の区別がつく仕様。
基本的にルノルマンカードは正逆とりませんので、正逆がわかる仕様であっても特に問題はありません。
どんなカード?
カードは標準的なルノルマンの構成(36枚)。
紳士・淑女のカードが1枚ずつしかありませんので、同性同士の相性などを占いたい時には別のカードを使うようにしましょう。
向かって右上部に通し番号、左上部にトランプマーク、下部にカード名と短いメッセージのようなものが入っています。
おそらくカードの意味を書いてあるものと推測しますが、オランダ語ですので読まずにそのままにしている方が多いようです。
もちろんカードのモチーフで見当はつくでしょうが、初心者の方はまごついてしまうかもしれませんね。
しかしながら通し番号とモチーフの組み合わせは基本的には共通ですから心配はいりません。
日本未発売のレア品!
写真がベースになっていますので、ながめているだけでも楽しい気持ちになれるでしょう。
解説書も付属しているものの、日本語解説が存在しないため翻訳が大変かもしれません。
この日本でもメジャーな36枚については、他の解説本などでも詳しく知ることができますので、最初から使っていないとおっしゃる方も。
残念ながら日本未発売のお品となっており、一部フリマアプリでは入手できないこともないのですが、レア品のためかなり高額です。
しかし唯一無二の美しい絵柄は一度見ると忘れがたく、高額でも購入される方はいるよう。
購入の際はよくご検討ください。
使用時には、まずモチーフを見てリーディングは直感的に、カードから受けるイメージを大切にしてみてください。
どんなものが浮かんできたでしょうか。
全部のカードを使うグランタブローでは、カードが大きめになるので場所を選んでしまいそうです。
特にカフェなどで鑑定をされる場合には、少ない枚数のスプレッドにとどめておく方が無難かもしれませんね。
それでも絵柄の美しさから、お客さまに対するウケはよいようです。
少ない枚数ながら、なかなかしっかりした回答を出してくれると評判のルノルマンカード。
これから使ってみようかな、とお考えの方はぜひチェックしてみてください。