現役占い師が実際に使用しているルノルマンカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回は全盛期ルノルマンを取り上げます。
和テイストなのにドイツ生まれ!?
外箱にもローマ字表記の下に「全盛期ルノルマン」の表示、そして美しい桜や鳥居が描かれていることから、日本製のルノルマンカードと思いきや、何とドイツのカードだそうです。
ただどのカードにも和の趣が感じられ、ドイツ感はみじんもありません。
和風のカードといえば「ルノルマン・カード・ジャポネーゼ」がよく知られていますが、海外から見た日本の風景がこういう感じなのかもしれませんね。
作者はドイツのルノルマン・プロデューサーとして知られるKathleen Bergman氏。
人気サイト「Etsy」でもさまざまなカード類を発表されています。
ツル、富士山、まねき猫、鳥居、しめ縄、錦鯉、刀など、どこを切り取っても日本を感じられる絵柄で、水彩画のようなやわらかいタッチになっています。
昨今ではCGやAIによる絵柄が主流になりつつありますが、そういうのが苦手という方にぜひともおすすめしたいカード。
これから占い師を仕事にしよう、と考えた時に枚数が36枚と少なく、タロットよりも敷居が低いということで、最初のカード占いとしてルノルマンカードを選ぶ方も増えていますよ。
気になるサイズ感は?
カードの大きさは約6センチ×約9センチとトランプ並のサイズ。
カード裏面は正逆の区別がつく仕様ですが、基本的にルノルマンカードは正逆とりませんので特に問題はありません。
どんなカード?
カードは36種で、ごく標準的なルノルマンの構成ですね。
こちらにはいわゆる解説書のようなものは付属しておらず、箱にカードとともに入っているQRコードからデジタルガイドブックをダウンロードする仕様。
QRコードというと、海賊版ではないかと身構えてしまう人もいるかもしれませんが、本作はこれが標準仕様であり問題ありません。
なお紳士・淑女(いずれも美しい着物姿です)のカードが1枚ずつしかありませんので、同性同士の相性を占いたい場合は他のカードを使うようにしましょう。
右上に通し番号がありますが、カード名やトランプマークはありません。
そのため初心者の方で、モチーフと通し番号のひもづけがされていないとまごつくかもしれませんね。
特に星のカードのように、鳥居と流れ星が描かれていて、どちらがメインなのか初心者にはわかりづらいカード(鳥居の方が存在感が大きい)も含まれているので、1枚1枚既存のルノルマンカードと照らし合わせながら確認していくのが無難かもしれません。
ただしふだんトランプマークを使っていない方からは、マークがない分絵が大きく楽しめるのがいいというご意見も。
最近流行の枠がないボーダーレスタイプのカードですので圧迫感もなし。
マットな手ざわりも使いやすい!
タロットに慣れている方ですと、他のシンボルなどと無意識のうちに組み合わせて読んだりしていることもあるでしょうが、ルノルマンはモチーフ主体ですから、むしろあまりカード慣れしていない初心者の方が、モチーフをじっくり読んで学んでいく場合にピッタリなカード。
メインのシンボルにだけ集中することができるのです。
まず直感的に、カードから受けるイメージを大切にしてみてください。
どんなものが浮かんできたでしょうか。
カードは比較的マットな手触りで、シャッフルはしやすい仕様。
ルノルマンの醍醐味でもあるグランタブローをする時にも、このくらいのサイズ感のものだと使いやすいでしょう。
少ない枚数ながら、なかなかしっかりした回答を出してくれると評判のルノルマンカード。
これから使ってみようかな、とお考えの方はぜひチェックしてみてください。
コチラで購入できます。