【占い1年生】占い業界・頻出用語集~命術編~ (あ-か)

多くの”占いを始めたい”人からのリクエストにお応えしてスタートする「占い1年生」シリーズ。
今回はその中より、業界の方からの要望も多かった用語集をカテゴリー別にご紹介してまいります。

あ行

アスペクト: もともとは相(そう)という意味。
西洋占星術のホロスコープ上にある天体同士が、一定の角度を取ることにより特別な働きをすることを指す。

アセンダント: ASCと略して表記されることが多い。
太陽の通り道(黄道)と東の地平線とが交差する点のこと。
西洋占星術のホロスコープを12のハウスにわける時、最初の起点とされている。

アストロロジー: 占星術の意。
astrologyと表記する。

安部晴明(あべのせいめい): 平安時代に活躍した陰陽師。
中国発祥の陰陽道に特に通じていて、多くの伝説があることから日本では非常に人気が高い。

イージー・アスペクト: アスペクトの中でも惑星同士の関係が好ましいといわれる「トリン/トライン(120度)」「セクスタイル(60度)」「セミセクスタイル(30度)」「クインタイル(72度)」「バイクインタイル(144度)」の5つ。

インド占星術: インドで発達した占星術。
インドに古くから伝わっているヴェーダの教えと深くかかわりがあるとされ、未来予測の的中率が高いといわれている。
日本に伝えられた「宿曜経」は、このインド占星術の一部であるナクシャトラ由来とされる。

陰陽五行説(いんようごぎょうせつ): 古代中国で成立した「陰陽説」と「五行説」が漢の時代に合わさったといわれる、自然哲学の基礎的な概念のこと。
自然界に存在する物質は「陰」と「陽」「木」「火」「土」「金」「水」の各要素に由来するという考え方であり、自然現象におけるすべての因果関係をあらわす。

エレメント: この世を構成する4つの元素「火」「地」「風」「水」のこと。
占星術では12星座をこの4種類に分類していることがよく知られている。
タロットカードにおいても小アルカナで登場する。

エムシー: MCと略して表記されることが多い。
ミディアム・コエリ(Medium Coeli)の略で、ホロスコープでは子午線と黄道が交わったもっとも高いところ。

干支(えと): 十干(じっかん)十二支のことで、日本では「えと」として親しまれている。
陰陽五行説などとあわさり、占いなどにも応用されているため、日本ではおなじみに。
とりわけ日本では十干より十二支の知名度が高くなっており、子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)のこと。

オポジション: ホロスコープ上でアスペクトを形成する任意の2天体が、180度(真反対)の角度をとることをさす。
天体同士が真反対から牽制し合った状態であるともいう。

陰陽師(おんみょうじ): 中国発祥の陰陽道を行う宗教家のこと。
あらゆる吉凶災福を察知して、これに対して呪術などを行うという。
日本では安倍晴明が特に有名で人気が高い。

陰陽道(おんようどう): 中国伝来の陰陽五行説に基づいて吉凶などを占う。
平安時代の安倍晴明がこれに通じており、朝廷も採用していたという。

か行

活動宮(かつどうきゅう): 占星学上ではおひつじ座・かに座・てんびん座・やぎ座をさし、活動性があって現状に働きかけるといった特徴があるという。

方違え(かたたがえ): もともとは陰陽道において、外出時に凶となる方角を避け、他の方角で一泊してから目的地に向かうことをさす。
現代では凶方位に行かざるを得ない時に、一度目的地とは違う吉方位を選んで移動し、そこから目的地へ吉方位として向かう方法とされる。

吉凶(きっきょう): 縁起のよしあしや運のよしあし。

鬼門(きもん): 方角に関するタブーのひとつ。
鬼が出入りするとして忌み嫌われた方角で、北東(丑寅/艮)のことをさす。

逆行(ぎゃっこう): 惑星が見かけ上、軌道を逆方向に進むように見えること。
コミュニケーションをつかさどる「水星」の逆行がよく取りざたされる。

九星(きゅうせい): 古代中国から伝わった9つの星。
一白水星・二黒土星・三碧木星・四緑木星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星を合わせた呼び方。

九星気学(きゅうせいきがく): 九星を中心に判断する占術のひとつで、方位の吉凶を知るのによく使われている。

空亡(くうぼう): 十干と十二支を組み合わせた時にできる余りの二支。
亡空ともいう。
戌亥・申酉・午未・辰巳・寅卯・子丑の6種類で、空亡の年月がまわってくると凶作用が出るとされる。
算命学ではこの空亡のことを天中殺と呼び、特に1970年代には流行語となった。

グランドトリン/トライン: 120度のアスペクトが三角形を形成することをさす。
その3つの天体は同じエレメント同士になることが多いとされ「◯(エレメント名)のグランドトリン/トライン」と呼ばれる。
他のエレメントが混ざると「混合グランドトリン/トライン」という。
大変ラッキーなもの、と考えられている。

血液型占い(けつえきがたうらない): ABO式血液型を利用し、性格や相性などを判断する占いの一種。
日本では1970年代後半~80年代にブームとなった。

黄道(こうどう): 太陽の通り道。
地球から見た時の太陽の軌道をさすとされる。

合(ごう): もとは特別な結びつきを示す言葉であるが、占星術では惑星もしくは月がホロスコープ上などで重なっている状態のこと。
コンジャンクションとも呼ばれる。
重なった天体同士のエネルギーがアップするといわれる。

黄道十ニ宮(こうどうじゅうにきゅう): 太陽の通り道「黄道」を十二分し、おなじみの12星座を振り分けたもの。
星座名に獣の名前が多いことから別名獣帯(Zodiac)ともいう。

古典占星術(こてんせんせいじゅつ): 伝統的占星術とも呼ばれる。
19世紀半ば以前の、ギリシャ・ローマ時代のヘレニズム占星術やルネサンス期の占星術も含まれる、膨大な範囲があるのが特徴。
20世紀になると現代占星術(モダン占星術)が台頭してきてメジャーな存在になりつつあったが、古典のよさが見直され、ふたたび人気が高まっている。

コンジャンクション: 合(ごう)ともいい、2つ以上の天体が重なること。
アスペクトの中でも強力なパワーがあるといわれる。

※リクエストの多かった用語については、詳細な解説コラムとして独立していきます。
ご期待ください!