Q. 鑑定の時にお客さまからあれがない、これがないと、半分ぼやきなのかグチなのかわかりませんが、相談内容がだいぶネガティブです。
どういうスタンスで対応するのがよいでしょうか。
まるで口ぐせのように「ない」「ない」を連発!
どういうわけか、日本人だけなのか「ない」にフォーカスする方が非常に多いです。
そもそも「ない」って言葉自体があまりよくない響きのように思うのですが…。
出会いがない。
仕事がない。
お金がない。
時間がない。
こんなお悩みを占い業界では非常によくききます。
しかし本当に「ない」のでしょうか?
業界の方にうかがってみると、このないないづくしは必ず解決するそうです。
そしてその解決のヒントはどこかに転がっている、というのです。
しかも「見える人にしか見えない」「わかる人にしかわからない」という、何やら謎解きのような回答。
いったいどういうことなのか、と考えてしまいますが、実はこういうこと。
知りたいな、と思うその「答え」は誰かが、もしくは何かが伝えてくれるものなのだと。
実例1: 音楽番組で人気アイドルが…
あるお客さまは長年交際していた相手に浮気をされ、別れを決意しました。
しかしどうしてもあきらめきれず、なじみの占い師に相談をしたそうです。
するとその占い師は「結局ご自身はどうされたいのですか? 」とたずねました。
「別れにつながってしまったのはもう仕方がないことだと思います。でも本当に嫌いになって別れたのか、そうでないのか (= 浮気相手に忖度したのか)が知りたいです。本音のところというのですかね。それをきいたら次に生かせるような気がするので」
「そのお気持ちをいつも忘れずにいてください。本当のことが知りたい、ずっとそう願ってみてください。その答えは必ず出てきますよ」
そう占い師に言われたお客さまが、ある日テレビをつけた時…。
ちょうど歌番組をやっていて、ある人気のアイドルグループが歌っているシーンが映し出されました。
つけた瞬間アップになっていたメンバーのひとりが歌いだした一節が「まるで別れた相手からのメッセージのようだった」とのことです。
おそらくそのお相手の方は、別れた後にこの人(= 浮気相手)ではない、とお気づきになったのでしょう。
その後復縁を申し出てこられたとのこと。
しかしお客さまはもう終わったことだからと、相手にしなかったのだとか。
「アイドルを通して本音がきけた気がしたのですっきりしたのです」
と笑顔で語っていたのだといいます。
実例2: 親御さんが意外な言葉を…
こんな話もあります。
ある占い師さんが、いつか必ず独立してやるぞと占いのサイトで日々活動していました。
自宅で暮らしながら、時々家族で宝くじを購入し、高額当選したらみんなで山分けしようと話していたそうです。
「で、高額当選したらおまえどうするんだ? 」と占い師さんに親御さんがたずねます。
「シャスタ山とか、パワースポットの有名どころに行きたいな。きっとパワーアップして帰ってこられる」
占い師さんはそう答えたそうです。
「いや、まず家だろう」
「え、家ならここにあるじゃない」
「違うよ。おまえの(個人)事務所だよ」
占い師としての活動を親御さんに反対されていた過去があったために、占い師さんは一瞬びっくりしたそうです。
しかし次の瞬間あっ、と思いました。
「そうか、占いの個人事務所を作るまではもう(未来として)決まっているんだな」
※いずれの実例も掲載許可をいただいたものになります
「ない」を「ある」に変えるヒントはそこら中に!
このように、誰かが、何かが、知りたいことのヒントを教えてくれるというのは事実なのです。
本気でこれが知りたい!
そう思えば思うほど、確実にヒントは出てくるというのです。
ただ気づける人とそうでない人がいます。
たまたま見たブログにヒントがあることもありますし、電車のつり広告の中にあるかもしれません。
なのでお客さまのあれがない、これがないというお悩みも、これと同じでどこかにヒントがあるのだ、ということをぜひお伝えしてください。
それを信じるか信じないかでまた未来は変わっていきますが、少なくともないないづくしで悩む方は確実に減っていくはずです。
さてみなさんのお客さまはどちらになるでしょうか?