「コレ何だか不吉」は真実なのか

日常でよくあるこんなシーン…

お気に入りのモノが壊れる。
ブレスレットが切れる。
履いていた靴のヒールが折れる。
気づいたらネイルチップがとれてなくなっている。

こんな時に「何だか縁起悪い」「不吉な感じがする」と感じる方は多いようです。
それも親御さまの代、おじいさま・おばあさまの代からこういう時に「何かある」と感じる、というのを見聞きしていることが多いために、まるで条件反射のように「これは何かあるに違いない」と感じてしまうよう。
こういった現象はどうひいき目に見ても、よいことが起きる前兆には思えないので、何か悪いことが起きる、と考えてしまうのではないでしょうか。

お客さまを鑑定している最中に突然窓際の花瓶が倒れてガチャン! というすごい音がしたとか、メール鑑定中にフリーズした、というような時にも「このお客さまと相性がよくないのでは? 」と感じてしまう、という占い師さんがおられました。
何かよくない波動が相談を通じてきているのではないか? と思う方も。

逆にお客さまの方がナーバスになってしまい「何か起こったりしないですよね? 」と占い師側にたずねることもあるとのこと。
占いの仕事をしていると、こういった不安を感じたお客さまに当たることは珍しくありません。
しかし占い師側、お客さまの双方に不安感があると、鑑定現場が不安でいっぱいになってしまうのでは!?

なぜか過剰反応してしまう!?

しかしどうやら必ずしも悪い現象ではないようです。
むしろヒーリング中や、意識の書き換えなどをしている時に何がしかが起こっても、よくよく後で調べてみると何も悪い現象ではない、というケースがあるのだそうです。
ですからむやみやたらに「何か悪いことが起きる!! 」と感じる必要はありません

それでも先ほど条件反射のよう、と申し上げたように、何かというとすぐ悪いもの、と感じてしまったり決めつけてしまう人がいらっしゃいます。
ヒーリングなどを受けると、好転反応といって悪いものを出していく過程で調子が悪くなることがあるのですが、これを知らない人は「何かヘンなことをされた! 」「ヤバいものをもらってしまった!! 」と大騒ぎしてしまうこともあるといいます。
こういう方々は、仮に好転反応という、これこれこういうことが起きることもありますよ、と説明を受けていたとしても、騒ぎ出す可能性があります。
ああそうなんですね、わかりました、と言っておきながらも、結局大変な目にあった、と大騒ぎしているというようなケース、みなさんのまわりにもあるのではないでしょうか?

潜在意識に原因がある!?

業界の先輩におききすると、こういうタイプの方は潜在意識的に波風が立つことを望んでいるのではないか、と考えられるそうです。
当然「潜在意識」ですから、見た目にもわかりませんし、自分では気づきにくいものです。
ですから頭(顕在意識)では気にしていないように見えても、実は潜在意識下では「どうも災難にばかり見舞われるかわいそうな人」と考えていることもあり得るのです。
そのため、何かあると悪いことが起きる、自分は不幸だ、という反応をし続ける人は、当然のことながらネガティブなものにばかり目がいきがちになってしまいます。
これがずっと続いていくと、ポジティブな考えの人がうっとうしくなってしまったり、ポジティブな見方を素直に受け入れられなくなってしまうため、まわりから孤立しがちです。

お気に入りの茶碗がこわれても「あー、もうずいぶん使ったからねー、お疲れさま」と言えるでしょうか?
ヒールが折れてしまったら「靴の修理屋はこの近くにあるかな? 」と冷静に探せますか?

何かあってもすぐ「不吉だ! 」と感じるのではなく、むしろ「たまたまだよね」と思えるくらいの余裕がほしいところです。
本当に何かの前触れであることもないとは言えませんが、必要以上に気にしすぎないように気をつけてください。
特にこれから占い関連の求人に応募しようと考えている時にこういうことが起きると「もうダメかもしれない」などと感じてしまうこともあるといいます。
決してそんなことはなく、むしろ厄落としだと考えるようにするといいでしょう。