占い師の年収目安はいくら?収入アップを叶えるためのポイントを紹介

占い師として働くうえで、「人気の占い師になって大きく稼ぎたい」「十分な収入を得て安定的に働きたい」という気持ちになるのは自然なことです。とはいえ、占い師の年収事情について、よくわからないと感じる方が多いのではないでしょうか。

本記事では占い師の年収目安や収入形態、年収の高い占い師になる方法を紹介します。占い師として長期的に働きたい方、収入が伸び悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

占い師の年収はどれくらい?

占い師の平均年収は、およそ200~300万円といわれています。ただし、占い師本人の実力や人気度、本業か副業かにもよるため、個人差がかなり大きいでしょう。なかには、テレビ出演や雑誌掲載など活動の幅が広く、年収1,000万円以上稼ぐ方もいます。

 

現役占い師の声
占い師は一般的な会社員よりも、働く時間が長くなりがちな点に注意が必要です。扶養の範囲を超えないように働く主婦層、講座やコンサルタント、イベント主催など、鑑定以外の場面で収入を得る方もいます。

 

占い師の年収を左右する要素とは?

基本的には経験豊富な年齢が上の方のほうが、平均年収が高い傾向にあります。人生経験が多い分、「聞いたら何でも知っている」「役立つアドバイスをもらえそう」というイメージがあるのでしょう。ただし、実力や人気が十分な方なら、年齢はあまり関係ありません。

 

占い師の収入については、多少の地域差があります。例えば、東京や大阪など人口が多い都市のほうが、占い師の年収もやや高めになる傾向にあります。逆に地方で働く場合、ライバルが少なくなり、かえって稼ぎやすいといったこともあるでしょう。

 

現役占い師の声

占いの実力に注目してほしいところですが、それ以外の要素も人気に影響するものです。残念ながら容姿端麗で若い占い師ほど、男性からの人気が高くなります。

 

占い師の仕事は本業でも副業でもOK

占い師を本業にするのが不安な方は、まずは副業として働いてみましょう。今の仕事を辞めるのは、占い師としての地位を確立して、収入が安定してからでも遅くはありません。

占い師の副業については別記事でも紹介しているのでこちらも是非ご覧ください。

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現役占い師の声

仕事がお休みの土日だけ、占いイベントやカフェで鑑定するのも良い方法です。副業として続けていくうちに、占い師同士の横のつながりから、仕事を紹介してもらえるケースもあります。

 

 

占い師の年収・収入形態について

占い師は固定給ではないため、収入にある程度の波があることを理解しておきましょう。ここでは占い師の年収や収入形態について、パターン別に解説します。

 

会社所属の対面占いの場合

会社所属の対面占いでは、完全歩合制のケースが多いです。依頼者からいただいた金額の〇%が、占い師の取り分となります。会社から取られた手数料の分は、広告費などに充てられます。

 

個人事業主として働く場合、会社員のような福利厚生や有給休暇がありません。確定申告についても、自分で申告手続きをする必要があるでしょう。

 

現役占い師の声

会社所属ではありますが、スケジュールや健康面については、自分で管理する必要があるでしょう。

 

電話占いサイトに所属する場合

電話占いサイトに所属する場合も、基本的には完全歩合制です。「1分間で〇円」という分給制で、依頼者からいただいた金額の〇%が収入となります。所属する電話占いサイトによって、手数料の割合が異なる点に注意が必要です。

 

分給については、定期的な査定によってベースアップが見込めます。多くの場合、手数料分の〇%の部分については変わりませんが、待機時間分の給料をもらえる会社も一部存在します。

 

現役占い師の声

最初の問い合わせで、どのくらいの手取りになるか確認しましょう。待機時間分の給料をもらえるのは非常にレアなケースですが、歩合に不安がある方にはおすすめです。

 

個人で活動する場合

個人で起業する場合は、会社や電話占いサイトに所属しないため、相談者からいただいた金額のすべてが自分の売上となります。ただし、相談者を集めるのも鑑定する場所を確保するのも、すべて自分で行なわなくてはなりません。

 

現役占い師の声

個人で占い師をすれば、売上をすべて自分のものにできます。しかし、集客で行き詰まって、結局何もできなくなる方も多いようです。

 

 

年収の高い占い師になるには?

収入アップのコツさえつかめば、稼げる占い師になることは十分に可能です。年収の高い人気の占い師を目指すなら、以下の稼ぎ方のポイントを意識して活動しましょう。

 

複数の働き方を試してみる

占いの種類として「対面占い」「電話占い」「メール占い」「チャット占い」など、さまざまな働き方があります。

 

スケジュールに無駄がないように、自分に合う働き方をするのがポイントです。例えば、日中は占いの館で対面占いをして、夜は自宅で電話占いをする、という働き方もできます。

 

いろいろな働き方を試すうちに、「対面のほうが会話が弾みやすい」「電話占いのほうがリピーターが多い」のような、向き不向きの傾向が見えてくるでしょう。働く形態によって相談者の層も変わるため、自分に合う層をターゲットにすることで、スムーズに鑑定できるかもしれません。

 

現役占い師の声
対面の合間に電話占いができるところもあります。とりあえず複数の働き方に挑戦してみて、どの形態で占うのが一番向いているのかを見極めましょう。

 

多くの場所で集客する

どれだけ実力のある凄腕の占い師であっても、存在を知ってもらわなければ、相談者を獲得できません。複数のSNSを使って、できるだけ露出を増やすことが大事です。

 

最初のうちは無料占いを積極的に行なって、レビューを獲得するのもよいでしょう。高評価のレビューがたくさん集まれば、そこから集客につながります。

 

現役占い師の声
「何となく名前を聞いたことがある……」という程度でも効果があります。どの占術が得意なのか、何の相談に定評があるのか、占い師としての強みをアピールしましょう。なかには、マッチングアプリの投稿欄で、占い相談の募集をしている方もいらっしゃいます。

 

占い師としての実力を付ける

1つの占術に集中するよりは、できるだけ使える占術を増やすほうがよいでしょう。なぜなら、占術ごとに得意な相談内容、不向きな相談内容があるからです。相談者の悩みに合わせて、臨機応変に占術を変更できるようにしましょう。

 

また、相談者はただ鑑定結果を知るだけでなく、幸せになるためのアドバイスを欲しがっています。カウンセリングスキルやコミュニケーション能力を磨くことで、表面的ではない、深いところを知る鑑定につなげられるでしょう。

 

現役占い師の声
占術については、命術(めい)、卜術(ぼく)、相術(そう)の3グループから、最低1つずつできるとベストです。短期的な運勢、長期的な運勢のどちらを鑑定するのかによっても、選ぶべき占術が変わります。

 

リピーターを増やす

大切なのは、1回ごとの鑑定で相談者の信頼を獲得すること、リピーターを着実に増やしていくことです。予約が埋まる人気の占い師になるには、地道な努力と継続が必須といえます。

 

現役占い師の声
鑑定のたびに全力を尽くすのは、もちろん大変です。しかし、毎回相談者に向き合う真摯な姿勢が、のちに効いてきます。決まった曜日・時間に必ず待機することが、リピーターを増やす秘訣です。

 

 

まとめ

占い師として働くなら、会社や電話占いサイトに所属するのか、自分で集客するのか、働き方の選択が重要です。対面なのか電話占いなのか、どの占術を選ぶのか、自分に合う選択肢を見つけましょう。

 

占い師としての人気を獲得すれば、一般的な会社員以上に稼げる可能性もあります。最初の一歩は小さいですが、まずは一人ひとりの相談者に向き合って、高評価のレビューを得るところから始めましょう。