縁結びや縁切りというと、男女関係をイメージされる方が多いかもしれませんが、実は少し変わった利用の仕方があることをご存知でしょうか。
たとえば京都の安井金比羅宮のように、悪縁を切って良縁を結ぶ、というような流れのものはこれまでもありましたが、多くのそれは人間関係(= 人間対人間)によるものが多かったようです。
しかし悪縁とは必ずしも人に対するものではなく、最近では他のジャンルについての縁切りにも積極的に利用されているという流れがあるそうです。
前回は弱い己との決別に縁切りを使うというお話をいたしました。
縁結びや縁切りというと、男女関係をイメージされる方が多いかもしれませんが、実は少し変わった利用の仕方があることをご存知でしょうか。 占いサイトのメニューにも「縁結び」や「縁切り」が入っているケースがあり、やはりお客さまからのお問い合[…]
人と団体との縁切りと縁結び!
最近非常に増えているのが「今の職場を辞めて早く新しい職場にうつりたい」というもの。
つまり「人と会社(団体)との縁切りと縁結び」をするということですね。
ブラック企業という言葉がメジャーになってしばらくたちますが、やはり労働環境や人間関係の悪さから、転職したい、でももめることなく穏便に辞めたい、とお考えになる方が多いようです。
そしてその次は安定した企業、人間関係のよい職場にうつりたいと考えるもの。
きく話によると、転職を会社に告げたところ執拗な引き止めにあったり、嫌がらせされたり、ひどい場合は妨害されたり、辞めた後もしつこく連絡されたりするのだそうです。
また大多数の方が9時間くらい拘束される形になるわけで、1日の大半を費やすからこそ、労働環境のよしあしは重要なポイントです。
自分の替えはきかない!
仕事をしなければ生活ができない、といえばそれまでなのですが、健康な体があってはじめて仕事ができるのです。
自分をいためつけていいことは何もありません。
何よりも自分の体、そして自分の生活が大事であることを認識する必要があります。
専門職につかれている方であっても、同業他社にうつることで同じような仕事ができる可能性はありますが、ご自身がいなくなってしまえばご家族は替えのきかない存在を失ってしまうことになるのです。
だからこそ、ご自身のことは何よりも大切にすべき。
こういった部分からも、ひどい会社から移籍し新しいところにスムーズにいこう、という流れが加速しているように思えます。
縁切りが得意な占い師さんの談話
縁切りが得意な占い師さんのお話では、上記のような転職にまつわる縁結びや縁切りの場合、まず前の会社との縁を切り、それから新しい会社との縁結びをする形になるそうです。
そのため、なるべくならこれから受けようとする会社の詳細(会社名や所在地など)があった方が好ましいとのことでした。
決まっていない場合はどうするのですか、とおたずねすると、その場合は行きたい業界の内容や勤務希望エリアがこのあたり、といったお客さまからのご希望をもとに縁結びを行うのだそう。
しかしこのやり方ですと、どうしても範囲が広くなってしまうがゆえに、いろいろなところからオファーがきすぎて逆に選べなくなってしまったとか、途中で違う業界がいいなと思ったら再度やりなおさなければならないなど、リスクもあるとのこと。
あいまいなまま進んでいってもムダになってしまう可能性があるのなら、まずは確実に今いる会社との縁切りにしっかり力を入れるだけの方がよいのかもしれません。
次回は足かせを断ち切る時のコツなどについてお話してまいります。
