占いにも「NG」がある!
占い業界的にこういうジャンルの相談は受付してはいけませんよ、というガイドラインがあることはご存知のことと思います。
特に昔からある業者では、一度総合受付のようなところでお客さまから相談内容をおうかがいし、内容的に問題があると判断されるとそこでお断りする形となるそう。
そのためつながっていきなり苦手な質問をお客さまにされることはない、というメリットがあるとききます。
個人の占い師では、そういったものにかかわらず相談を受け付けている例もあるようですが、業者に身をおいて占いの仕事をする、ということになったら、こういったガイドラインに違反しないよう気をつけなくてはなりません。
業界的なNGライン、その業者的なNGラインの他に、占うご自身の中にもNGラインはあることでしょう。
どんな「NG」がある?
公序良俗系のNG
たとえば現状電話占いなどでは、不倫や略奪愛といったジャンルに人気が集まっていますが、人によっては公序良俗に反する内容だからということで鑑定しないと決めている方もいます。
逆に公序良俗に反する内容だからこそ、悩みは深いし今回で終わりにして幸せになってほしい、と考える占い師は鑑定するケースが多いようです。
電話での面接の中でも「不倫の鑑定は大丈夫ですか」ときく業者もあるといいますから、不倫の鑑定に問題がないと考えている人の方が、もしかすると採用される可能性がいくらか高いのかもしれませんね。
しかしだからといって、ご自身のポリシーを曲げてまでやる必要はありません。
占いの業者にも相性があるわけですから、無理してしたくもない相談を受け付けて、心身ともに疲弊してしまうリスクがあるなら「鑑定しない」と決めることもひとつの方法です。
探しもの(人)のNG
業界的にNGとされている質問内容として「探しもの(人)」や「失せもの(人)」があります。
しかしダウジングはもともと探し当てるのが得意ですから、ダウジングを使っていて業者に所属している場合には葛藤があるといいます。
しかしこれも業者的にこれらがNGと決めている場合にはお断りしているとのこと。
ですので、まずは契約書などでこういう質問は受けてはいけない、というところをしっかり認識しておく必要があります。
どんなものが「NG」になるかしっかり確認しておこう
電話での面接や合否判定後でも、こういったNG項目について探し出すことができなかったら、遠慮なく担当者にきいてみてください。
もし「どんな質問でも受けて大丈夫」と言われたなら、自分がNGだと思う内容以外の相談は受けてみましょう。
しかしあまりにNG項目を増やしてしまうと、当然お客さまの絶対数は減ってきてしまいます。
特に先ほどのような不倫や略奪愛、あるいは復縁についての相談は非常に増えているので、鑑定できる方がお客さまに恵まれる可能性もありそうです。
「なぜ不倫なのか? 」「なぜ復縁なのか? 」いった部分を心理学的に知っている方は、公序良俗に反するなあと思いながらも鑑定をする側にいるようです。
なぜ同じパターンを繰り返してしまうのかを、心理学的に分析しながら占いとからめるという複合パターンの方もいらっしゃいます。
ただ占いをするだけではなく、徹底的に話をきくというスタンスの方もいますから、自分はどういうスタンスでお客さまに向き合うのかも決めておいてください。
まとめ
◯自分の中のNGは○○と××、など線引きをきちんとする
◯ダウジングで探しものをするかしないか決める
◯基本的には業者のNGを優先するが、しばりがなければどんな相談でも受けてみる
◯占いと「何か」をミックスして深く鑑定
◯お客さまの心の澱(おり)のようなものをあぶり出すために、徹底的に相談を聴き込む
こういったところから、ご自身のスタイルを確立させて、唯一無二の占い師を目指していきましょう。
占い師以外の方でも、徹底的に相談を掘り下げていくことでライティングのヒントを得たり、占い指導の際のアドバイスに活用したりもできそうですね。
できないことを「できる」というより、できないことは「できない」とはっきりさせた方がベター。
自分のポリシーは曲げない、変えないというスタンスでがんばっていきましょう。