お客さまの「ニーズ」にどれだけ合った鑑定ができているのか

なかなかリピーターがつかない…

無料鑑定にせよ、有料鑑定にせよ、なかなか口コミがもらえない、リピートにつながらないというお悩みは少なくありません。
お客さまのために全力で鑑定すればよいわけなのですが、そうしていても結果につながらない、というお悩みが減らない理由は何でしょう?

一番大きな理由は「お客さまが本当に知りたかったことに回答できていない」というところでしょう。
表面的にお悩みに答えられているとしても、もしかすると

それ他の占い師さんにも言われんだけどな…
それに納得いかないから来てるんだけど…

というような不満が残っている可能性があります。

たとえばいわゆる占いジプシー的に、いろいろな占い師にみてもらい「先生で◯人めなんですけど」とおっしゃるようなお客さまであれば、なぜ同じ質問を何度も繰り返してしまうのか、本当はどんなことが望みなのか、というヒアリングをしっかりすることは問題ありません。
今までの先生方にみてもらって解決していない、ということは、もっと根っこの方に何か大きなものが隠されているのではないかと思うので、少し詳しくお話をきかせてもらえますか」といって根本解決をはかろうとする姿勢は評価できます。

しかしその隠されていた内容について、占い師側の視点から押しつけたようなアドバイスになってしまったり、ひいては説教じみた内容であったりすれば、当然お客さまの気分を害してしまいますよね。

何が一番知りたいことなのか確認しておく

まずはお客さまの知りたいことはこういうことですか? としっかり確認しましょう。
そこから全力で鑑定をした上で、

さらによくするとするなら…
こういう言葉を使うようにするのがおすすめです! その理由は…

というように、お客さまの知りたいことにプラスアルファの「お得情報」を付随させるイメージにしてみてはいかがでしょう?

占い業界もサービス業のひとつですから、顧客ニーズにこたえる、というのはマストです。
とりわけどこかの占い業者に登録し、電話占いやメール占いなどを行っているのであれば、まずはその占い業者のカラー、特性を消さない方向でニーズにこたえていく必要がありますよね。

現在の占い業界においては、自分の本当の望みは自分の中にある、という考え方になってきています。
当然占い師の心の中にも「こういう占い師でありたい」という理想像があるでしょう。
しかしどこかに所属する占い師であるなら、その理想像を全面に出すよりも、お客さまの望みをかなえているかどうか、が重要視されます。
業界的にNGな内容でないなら、お客さまのニーズには全力で対応するだけの能力が必須であるということ。
自分の理想像に反した内容だから回答できません、というのは、どこかに所属している立場では許されないことなのです。
これから占い関連の求人に応募しようと思っている方は、このバックボーンも頭のすみに入れておいてください。

一方個人で活動している場合、当然SNSやHPに占い師としてのポリシーや、こういうことが特に得意としている相談内容です、ということを大きく出しているでしょうから、それを見て「この占い師さんにみてもらいたい! 」と思ってくれたお客さまがやってくる形になります。
ですのでこんなはずじゃなかったとか、案外厳しいことを言われた、というような不満につながりにくくなるでしょう。
しかし裏を返せば、そのポリシーを評価してくれるお客さま、この人なら自分を変えてくれるかもしれないと感じるお客さまでなければヒットしないということ。
それだけに自分らしく鑑定をすすめていけるメリットはありますが、そのポリシー内容によってはお客さまがよりつかない、という可能性もゼロではありません

鑑定を受ける立場になってみる!

行きづまったら自分が占い師さんにみてもらう側になりましょう。
中には同業者お断り、とおっしゃる方もいますが、占い師さん向けの講座を持ちながら鑑定もしている方はおおむね大丈夫なようです。
心配な方は占いの仕事をしていると名乗らずに、恋愛や家族の問題などの相談をして、どういう回答をしてくるかをしっかりメモしてください。
そしてまたその占い師さんから鑑定を受けたいかどうかも考えてみましょう。

受けたいと思うならそれはなぜか?
もう受けたくないと感じるならそれはなぜか?

自分がお客さま側の立場になって、初めて見えてくるものもあります。
自分の鑑定をブラッシュアップしたい時はお試しくださいね。