思い込みから洗脳へ! ~思い込みが洗脳に変わるワケとは~

人間生きていると悩みはつきない、などと言われますが、実は単なる思い込みが徐々に洗脳のような状態になって、さらに悩みが増やされている、という考え方があるそうです。
それにより悩みがつきない状態になってしまっては、どんどん自分はダメだとネガティブなモードに陥ってしまうでしょう。
ではどうすればそういう状況を避けることができるのでしょうか。
前回は思い込みの恐ろしさについてご紹介しました。

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限られた環境で思い込みが作られる!?

誰にでも幸せになる権利はあります。
どんな人であってもです。
悪いものを引き寄せる原因はどんどん削っていき、幸せになってよいのだ、ということを自覚していくのがよいでしょう。
もっとも家庭内や学校内など、限られた環境で前回のような思い込みが作られやすいことは想像に難くありません。

たとえば同じクラスに飛び抜けた美人がいて、きれい、かわいいともてはやされると「それ以外はイマイチ」→「それ以外はブス」というような思い込みができあがってしまうことがあります。
もちろん第一印象は大切な要素ではありますが、人間それだけですべてが決まってしまうわけではありません。

その集団の中では「イマイチ」という評価だったとしても、その後ライフスタイルが変わっていく過程で評価が変わることは十分あり得る話なのです。
「そこですべて決まってしまった」と考えていることがそもそも思い込みなのです。

繰り返しの思い込みが洗脳に!

そしてこの思い込みが長く、かつ何度も登場してくると、それがやがて洗脳という形に変化していきます。
たとえ冗談でも絶対あってはならないことですが、親御さんがお子さんに対し

「どうしてこんな子が生まれたのかしら。お兄ちゃんたちはデキがいいのに」
「橋の下から拾ってきたんだからしょうがないか」

というようなことを繰り返し言い続けたという例がありました。
こういう場合、お子さんはご自分を認められていると自覚できませんので、非常に自己肯定感の低いまま成長することになります。

「デキがいい=よいこと、デキがよくない=悪いこと」
「デキが悪い人間はたたいてもかまわない」

という思い込みがここで発生し、長い期間をへて

「デキがよくないとほめられない、認められない」
「デキのいい人間と言われるようにならなければならない」
「デキがよくないと言われるのがおそろしい」

という洗脳へと変化していくと言われています。
そして前回でも出てきたような、自分よりも下位レベルの人間を探して攻撃し、自分が優位であろうとし始めます。
攻撃した結果、悪い意味での「戦線離脱」が成功すれば、また他の下位レベルの人間を探して攻撃することを繰り返していくのです。

こういった誤った価値観を払拭するために、学習塾、自己啓発セミナーなど他のところにシフトするケースもありますが、もともとの思い込みが解消されていない場合、「役に立たない話をしている」などと言って途中で辞めてしまうこともあるそうです。

誰しもむやみやたらに人を責めたりたたいたりする権利などありません。
みんながいいといっているからといって、本当にいいとは限らないのです。
全容はご自身の目で見て、体感して決めていくものであります。
占い師を仕事にしていきたい、とお考えであるなら、お客さまがこのような背景をかかえているかもしれない、という可能性を視野に入れておきましょう。

次回は思い込みや洗脳から脱却する方法についてご紹介いたします。