脱・重い女~好きな人と軽やかなおつきあいへ~

占いにはお相手とうまくいかないというお悩みが多く寄せられますが、時々少し重いのではないかな、と感じるお客さまがいらっしゃいます。
少し考え方や行動を変えれば関係性も変わりそうな気がするのですが、若い方を中心にこういった「依存体質」が目立つことがあるのです。

好きな人のことが気になるのはわかりますが…

確かに好きな人のことはとても気になるでしょう。
好きな人のことなら何でも知りたい、知っておきたい、と思う方もいらっしゃいますよね。
しかしあまりにもお相手のことばかり、というのは少し度が過ぎやしないでしょうか。

○友達と先約があったのに、彼氏から連絡があったのでドタキャン
○他に女がいないかこっそりスマホをチェック
○何でも全部彼氏にきいてから決定 / スケジュールは決まりしだい報告
○毎日彼氏に愛情を確認

すべてが彼氏優先であり、相手の行動は全部把握しておきたいとか、会っている時もいない時も、常に愛情表現をのぞんでいる、というのはかなり依存度が高まっているといえそうです。

また嫌われるのがイヤでNOといえない、求められたら必ず応じる、という従順な面も目立ちます。
大黒摩季さんの「あなただけ見つめてる」という歌のように、何でも相手の色に染まろうとする傾向があるようですね。
彼氏に喜んでもらいたいのか? いろいろと「おうかがい」を立てているようですが、頼りにされてうれしい、と果たしてお相手は思っているのでしょうか。

何でもやってあげます、というタイプも!

一方「嫌われたくない」が先に出るのか、何でもかんでも母親的に「やってあげます病」にかかってしまうタイプの人も。
頼まれてもいないのに、勝手に掃除や洗濯をしたり、料理の作り置きをしたり…。
爪を切ってあげている、なんていう方もいるそう!
相手を喜ばせたいのはわかりますが、男性は母親を求めているわけではありませんよね。
特に年下男性とつきあう女性に、こういう傾向がよく見られるそうです。

結局こういった「何でも彼氏にきく(報告する)」「可能な限りやっておいてあげる」「いつでもつかまるようにしておく」といった行動は、相手を安心させるかもしれませんが、最終的にはあぐらをかくような形になってしまい、何もしなくなるそうです。
料理を作ってあげても感動しなくなってしまいますし、何ごとも「されて当たり前」になってしまうので、向こうから何か与えようというアクションもなくなります

かいがいしいことはよさそうに思えますが…

特に自分から何もしなくても、自動販売機のように望むものが出てくればそうなってしまうのは至極当然の話です。
後になって「うちの彼氏何もしてくれない」といっても後の祭りというもの。

最悪自分の予定についておうかがいをたてている時点で、その隙間をぬって浮気に走るケースもあるそう。
なので相手に安心感を与えすぎないことも重要なのです。
特に依存度が高めで重い女だな、という印象を与えてしまっている場合は、そこから息抜きと称して他の女性にいってしまうことも。
これでは本末転倒ではないでしょうか。

相手にもナメられてしまう!

何でも許してあげていると、当然ですが相手からナメられることもあり得ます。
嫌われたくないからと、ケンカしても毎回謝っていると、向こうが悪かったとしても頭を下げなくなります。
当然反省なんかしません。
「謝るのはお前の役目だろ」とつけあがるようになるでしょう。

浮気も同様です。
よく浮気の罪ほろぼしにバッグなど何か買ってもらうとよい、などと言いますが「何か買ってやれば許してもらえる」というヘンな刷り込みができあがってしまい、浮気がおさまらなくなるケースもあるとのこと。

スマホチェックもやめること!

スマホをチェックしたりするのも、特に証拠があるわけでもないのに心のどこかに「男は浮気する」「他に気になる人がいるのでは」という思いから出てくる行動で、疑われる方も苦痛になっていくことでしょう。

また連絡がないからといってしつこく何度も電話やLINEをするというのも、根底には同じ問題があると考えられます。
要するに「他に女性が出てきたら自分は勝てないかも」という自信のなさの裏返しということですね。
なので女性の連絡先が入っていると、しつこく問い詰める方もいるのだとか。

裏を返せば、お相手の方に対しても「信用していない」ということ。
自分の愛情は疑う余地などありはしないけど、相手は他に誰かいたらそっちに行ってしまう可能性があるかも、と疑いの気持ちがあるのですよね。
でも毎日女性の方から連絡していたら、男性から連絡しなくても連絡がつくわけですから、男性から連絡がくることは少なくなると思いませんか?
連絡がくるのが「当たり前」になってしまっているのですからね。

これまでとは逆の対応をしてみると…

逆に連絡しなくなると「あれ、どうしたのかな」と当然相手は気になります。
時にはお相手から少し目を離してみることも必要かもしれません。

またはお相手とかかわっていない間は、まったく別のこと(仕事でも、飲み会でも、サークルでも、何でもOK)に意識集中して、お相手向けのスイッチを切ってしまう、というメリハリのつけ方もおすすめです。
相手を自由にしてあげること、こんな引き算も立派な愛情表現であることをお忘れなく。

お互い会っている時、会っていない時にオンオフをはっきりさせ、軽やかに過ごした方が関係が長続きしていきますよ。