「オラクルカードは危険説」は本当か

人気のオラクルカードに警鐘!?

鑑定の最後にオラクルカードを引いて、今必要なメッセージをお客さまにお伝えしている、という占い師さんもいらっしゃると思います。
しかしながらオラクルカードは危険である、と警鐘を鳴らす人もいるようです。

なぜこういう話が出てきたのでしょう。
オラクルカード = 神託のカードであり、高次からのメッセージ、という位置づけであることはご存知かと思います。
しかしこれが「降霊術に相当する」「悪魔崇拝である」という考えが大きく広まっているのです。

昭和の時代には「こっくりさん」と呼ばれる有名な降霊術の一種があり、その危険性が指摘されていました。
降霊術 = 低級霊を呼び出してしまう、とされ、しない方がよいというのですね。
中にはオラクルカードを使う占い師自体が、そういった低級霊や悪魔の影響を受けている可能性があるので、そういう人に占ってもらうと危ない、とおっしゃる方もいるようです。

波動が関係している?

同じ波動のものは引き合う」という宇宙の大原則があります。
そこから考えると低級霊がきてしまう = 自分の波動が低い、ということになります。
波動が低いままだと、波動が低いものが次々やってきてしまうことになるわけです。

とりわけ低級霊は、いかにもという姿でメッセージを伝えだすこともあるといいます。
基本的に高次元の存在は、いかにも神、いかにも天使、という姿で出てくることはないそう。
ましてや神でござい、と主張してくることはあり得ません。
そのようなまやかしに惑わされないように気をつけましょう。

波動を高めるには?

こうなると自分の波動をあげていくしか手立てはありません。
もちろん日々の練習も重要ではありますが、必要以上にカードリーディングに力を入れるだけではなく、波動をあげる行動・言動を意識する方が好ましいといえます。
では波動をあげる方法とは何か、となりますと、

○波動の高い人とつきあう
○波動の高い場所で暮らす
○波動の高い言葉を発する
○波動の高い方角に出かける

というような方法があるといいます。
芸術などにふれ、心の底から感動して心をゆさぶられても波動がアップするそうですよ。
しかしあくまで「自分から」感動しに行かないといけないとのこと。

そして日々感謝の気持ちを忘れないことです。
おいしい食事がとれることも、あたたかいお風呂につかれることも、仕事につけることも決して当たり前ではないと肝に銘じましょう。
日々感謝の気持ちで「ありがとう」と言っている人は波動が高まりやすいと言われているのです。

オラクルカード自体より「人」の問題!?

このように見てきますと、オラクルカードが危険、というよりはオラクルカードを使う「人」、オラクルカードからメッセージを受ける「人」の問題であるように思えます。
カード類はどれも単なる絵の描かれた紙で、それを意味づけて考えるのは「人」である、という意見もあるほどです。

たとえば解説書のメッセージを鵜呑みにしてしまう人。
解説書には当然作者の考えや思いが反映されているけれども、それが必ず洗脳につながるかというと疑問が残ります。
何においてもオラクルカードを引かないと決められない、ということになると、依存の傾向があり好ましくありません。

高次の存在からではなく、親友からの言葉だと考えればいい、という人もいます。
「ねーねー、○○ちゃん、これってどう思う?」とたずねて、その回答がカードに書かれているとしたらどうでしょう。

何でも「それいいね」と同調するのでしょうか?
「そういう考えもあるかもしれないけど、ちょっと違うかも」と冷静になるのでしょうか?

カードがあってもなくても、同じようなシチュエーションはいくらでもこれまであったのではないでしょうか。
オラクルカードに対しても同様に考えてみましょう。

オラクルカードはあくまで、自分が行動するためのヒントを得るような位置づけです。
さてこっちとこっち、正しい方に進むには今何をするのがいいのか、という時に、さっと1枚引いてヒントを得るのであれば非常に有効なツール。
あくまで決断をくだすのは本人である、ということをお忘れなきように。