特にオラクルカードによくある、コーティングの関係なのかカード同士がくっつきやすくて困るという問題。
みなさんはどのようにしているでしょうか。
輸入モノのカードでもあり得る話!
海外から購入したカードでも、プラスチックのような加工がされていて、耐久性は悪くないのだけれども、カード同士がくっついていてシャッフルしづらい、くっついたものをはがすのに失敗したらどうしよう、というお悩みは、業界内で1度はきいたことがあるかもしれません。
「メーカーにカードがくっついていることを連絡し、交換してもらった」という方もいましたが、中には新品のまましまいこんでいて、今さら…と感じる方もいるでしょう。
鑑定中にカードがくっついてしまうと焦る…
やはりシャッフルしていてスムーズではない、引っかかりがある、ということになると、やっている側がイライラしますし、対面でお客さまが見ていても気分のいいものではありません。
こういう場合どうしているのか、業界内でヒアリングしてみますと、ロウを使う人とパウダーを使う人がいらっしゃいました。
ロウを使って解決派!
まずロウを使う方ですが、ご自分でカードを作ろうと下書きで無地のカードに描いてみたところ、シャッフルしづらいことに気づいたのだそうです。
それで何げなく仏壇(!)の近くにあったロウソクで四方をぐるりと囲むようになでつけてみたらスムーズになったというのですね。
ちなみにカードマジックをされる方も同じようにロウをご利用になるケースがあるのだそうです。
ただし冬場寒くなるとロウが固まってくるため、塗りすぎるとよくないというお話がありました。
また当然といえば当然ですが、汚れやすくもなるということでメンテナンスが少し面倒になるとのこと。
練習用のカードなどならいいかもしれませんが、実際の鑑定に使うものには避けた方がよさそうです。
パウダーを使って解決派!
パウダーを使う方は「ファニングパウダー」というものと「ベビーパウダー」をあげてこられました。
ファニングパウダーですが、ベビーパウダーにも使用されている粉末状のもので、主にマジックショップなどで売られているのだといいます。
ちなみに科学的な組成に基づいているものだとのこと。
その分大変高価であるので、ベビーパウダーで代用しているケースが多いよう。
小さい布の袋などに粉を入れ、カードの裏表を軽くこすって粉を付着させます。
つけすぎると下のクロスが汚れてしまいますので、余分な粉は他できちんと払って使うようにしないといけません。
もちろんただつければよい、というものでもなく、しっかり粉とカードをなじませる必要がありますので丁寧に行いましょう。
これにより、カードを扇状に広げてお客さまに1枚お好きなものを最後に引いてもらう、というのがスムーズにできるようになるのだそうです。
なかなかうまくできない、という方はお試しください。
パウダー派がやや優勢か
このように見ていくと、やはりロウを使うのはメンテナンスが面倒なようですね。
パウダー系の方が女性でも扱いやすいですし、比較的カンタンに手に入れることができそうです。
粉をうまくなじませるのが最初のうちはうまくできないかもしれませんが、何度かやっているうちにできるようになるそうです。
もしまわりにパウダーをお使いになっている方がいらっしゃるのであればコツをきいてみるとよいでしょう。
ロウよりもパウダーの方が仕上がりも美しそうですが、耐久性はあまりないとのことで、すべりがよくなくなってきた場合には、改めてなじませる必要があります。
もっとも実際何度もなじませ続けている方はいないようですのでご安心を。
パウダーものは1梱包で何回も使うことができるのでコスパもよさそうです。
新しいデッキが使いづらいなと感じたら使ってみてはいかがでしょう。