現役占い師が実際に使用しているオラクルカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回はアカシックタロットを取り上げます。
アカシック・レコード(宇宙図書館)がテーマ
2022年7月に待望の日本語版が発売!
タロットと名前には入っていますが、実際のタロットとは枚数が異なることから、あえてタロットではなくオラクルカードとして記載してみます。
宇宙誕生の時よりすべての記憶が保管されている、といわれているアカシック・レコード(別名宇宙図書館)。
何と約2億600万年前から西暦6732年(!!)までのさまざまな情報が記録されているとも。
しかも情報は常にアップデートされ続けているとされ、宇宙の歴史から今後の未来まで記されているというのですから、ある意味恐ろしい世界です。
「アカシック・レコード・カード」の著者で、アカシック・レコードの第一人者といわれているゲリー・ボーネル氏も、アカシック・レコードにアクセスできるのは何も特別な能力を持つ人だけではなく、本来は誰でも読むことができるのだ、というお考えだったようですが、今カードもアカシック・レコードにアクセスし、これからの未来を発見するのに役立つ存在となる、というコンセプトになっているようです。
つまり偉大な叡智がつまった宇宙図書館には、入館制限などないのです。
膨大かつ深淵なエネルギーにどんどんアクセスして、必要な情報を受け取っていこうではありませんか。
作者はベストセラー作家のシャロン・アン・クリングラー氏と「クォンタムオラクル」でもおなじみサンドラ・アン・テイラー氏。
イラストはシェリ・ポーク氏とエミリアーノ・ヴィラーニ氏が担当しています。
気になるサイズ感は?
カードの大きさは約9センチ×約13センチと、オラクルカードらしいサイズ。
裏面は正逆の区別がつかない仕様。
どんなカード?
カード枚数は62枚で、タロットとはいうものの枚数は少なめです。
今カードでは大アルカナ的位置づけと思われる1～22までのカードと、小アルカナ的位置づけと思われる、4つのスートに分類されたカードとにわかれていますが、この小アルカナ的カードでは、ヌーメラルカード(数札)に相当するものが1～8までしかありません。
同様にコートカード(宮廷カード)に相当するものがクイーンとキングのみとなっています。
これが枚数の少ない理由ですね。
またいわゆる小アルカナのスート(一般的にはワンド・カップ・ソード・ペンタクルとなっている)についても表現が変更されており、巻物・薔薇・フォース・鍵の4種類になっています。
外箱に採用されているのは巻物のクイーンの絵柄のようですね。
使っていてうまく読めない、と感じる方はタロットだと思い身構えてしまっているのではないでしょうか。
オラクルカードだと思ってまずは1枚引き、じっくり眺めてみてください。
今カードではオラクルカードにはあまり見られない逆位置の解釈もありますが、裏面の柄で使いづらくなるという心配はご無用です。
逆位置では正位置の意味あいを強める、もしくは注意喚起のニュアンスとなっています。
必ずしも正位置と反対の意味であるとは限りません。
その他「ミニプロセス」と呼ばれる、カードとつながるためのヒント、問いかけがあったり、複数枚数展開した時描かれた人物などが指し示す方向にあるカードの追加情報を伝えてくれる「スペシャル・ノート」と呼ばれるものがあります。
アカシック・レコードは今注目のワードのひとつでもあるので、アカシック・レコードに詳しくなれば他の占い師と差別化することも可能。
これから占い関連の求人に応募しようという方は、このカードを使って実技試験に挑戦してみてはいかがでしょう。
身構えずに使ってみよう
カードが大きめですので、オラクルカードに慣れている方をのぞいてはシャッフルもしづらいかもしれません。
どうしてもうまくできない方は横一直線、もしくは馬蹄形にカードを広げ、そこから1枚引くという形がよいでしょう。
タロットとはいいつつも、オラクルカードとしての側面もあるので「はい」「いいえ」で答えられるものではなく、○○に対するアドバイスをください、というような感じで引くとよさそうです。
またその場にいない人のことなども、アドバイスを必要としないため注意。
あくまで「自分のこと」として「自分が」こうありたい、こういうことをしたい、という部分を明確にした上で質問をしていきましょう。
リーディングは直感的に、カードから受けるイメージを大切にしてみてください。
どんなものが浮かんできたでしょうか。
仮にカードから受けるイメージと、解説書の内容に違いがあるようであれば、ご自身の直感を大切にしてみてくださいね。
あまりタロットであると強く意識しすぎることなく、気軽な感じでお使いいただくと、カードと早くなじんでいくかもしれませんよ。
コチラで購入できます。
