【オラクルカードレビュー】エンジェルドリームオラクルカード

現役占い師が実際に使用しているオラクルカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回はエンジェルドリームオラクルカードを取り上げます。

テーマは「夢」

タイトルから想像できるように、今カードのテーマは「夢」。
1970年代~1980年代にかけても、日本で夢占い、夢判断がブームとなりましたね。
浅野八郎氏の「夢判断」という本が1980年代後半に人気になっていたことからも、夢にはいろいろなことが隠されていて、何かを暗示している、という部分に多くの人が惹きつけられてきたことがうかがえます。

寝ている時に記憶が整理されるといわれることから、夢はその整理の段階で出てくるものだ、という夢判断否定派の方もおられるようですが、今カードは潜在意識やご自身の天使たちからのアドバイスである、という位置づけ。
やはり普段からどうなんだろうと感じていることに対するヒントや答えがつまっている、という考えに基づいているようです。
そしてオラクルカードらしく、そのヒントや答え、アドバイスは前向きなもの、もっと楽しく人生を送るためのもの、というとらえ方がなされています。

ただ残念なことに、ほとんどの方は目覚めた瞬間にどんな夢を見ていたか忘れてしまいがちです。
むしろはっきり覚えている方がレアだというご意見もあるほど。
夢日記をつけ、検証するという方法も一時期流行りましたが、そういったバックボーンからなかなか続かない、途中でやめてしまったという方も多かったよう。
しかしながら今カードを使い続けていくことで、だんだんこんな夢を見た、というのを思い出せるようになるのだといいます。
夢に興味関心がある方なら、ぜひとも使ってみたいところですね。

作者はおなじみドリーン・バーチュー博士と「エンジェルオブアバンダンスオラクルカード」でおなじみの息子さん、グラント・バーチュー氏の妻・メリッサ氏
メリッサ氏は夢判断の専門家とのことです。

気になるサイズ感は?

カードの大きさは約9センチ×約13センチと、オラクルカードらしいサイズ。
裏面は正逆の区別がつく仕様ですが、一般的にオラクルカードは正逆をとらないものが大半ですので特にこだわる必要はないでしょう。

どんなカード?

カードは55枚入りで、一般的なオラクルカードよりやや多め
夜空をイメージさせるような、紺色系統の背景に星がちりばめられているベースの上部にカード名(シンボル / モチーフ)、下にキーワード、センターに枠の中に入ったイラストが入るスタイルです。
イラストは手描き風のものになっているので「エンジェルオラクルカード」のような、宗教画風のタッチが好きな人には違和感があるかもしれません。

このカード名(シンボル / モチーフ)は、色であったり、パワーストーンであったり、バラエティに飛んでいますが、確かにこんなものが出てくる夢見たことあるなあ、と思えるものもいくつか含まれています。
占いの求人に応募すると当然実技試験もあるわけですが、その際のお題に「よく同じ夢を見るのですが、何か意味があるのでしょうか」といったものが出たケースもあるそう。
このカードがあれば、そういったお題が出てきてもあわてずにすむでしょう。

もちろんもともとはアメリカ・ヘイハウス社から発行されているので、日本人の夢に出てくるようなモチーフばかりとは限りません。
ですので自分が見る夢にはあまりそぐわないのではないか、と感じることもあり得ます。
あくまでご自身の無意識の領域にアクセスし、夢を通じていろいろいなことが表面化すること、それによって癒やしが起こることが期待できるようになる、というものですので、カードは媒体にすぎません。
そのあたりはご注意くださいね。

かなり手に入りにくいカードに…

カードが大きめですので、オラクルカードに慣れている方をのぞいてはシャッフルもしづらいかもしれません。
どうしてもうまくできない方は横一直線、もしくは馬蹄形にカードを広げ、そこから1枚引くという形がよいでしょう。
なおもともとのヘイハウス社出版のものは金縁仕様であるため、よけいカードがくっつきやすかったとのこと。

リーディングは直感的に、カードから受けるイメージを大切にしてみましょう。
どんなものが浮かんできたでしょうか。
仮にカードから受けるイメージと、解説書の内容に違いがあるようであれば、ご自身の直感を大切にしてみてくださいね。
解説書は100ページ以上ものボリュームとなっているので、箱も少し厚みがあります。

迷った時に、自分の行く方向への道標として最適なオラクルカード。
ぜひ1枚引くところからスタートしてみてください。

なおドリーン・バーチュー博士がオラクルカードの製作から卒業されたことにより、現在入手困難となっているようです。
日本語版もありますが、かなり高額になっています。
これから新たに入手しようという場合にはご注意ください。

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日本語版はコチラ