【オラクルカードレビュー】エンジェルオラクルカード

現役占い師が実際に使用しているオラクルカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回はエンジェルオラクルカードを取り上げます。

すべて、ここから始まった

作者はおなじみドリーン・バーチュー博士
そして博士の記念すべき初のオラクルカードです。
発売は2002年だそうですが、現在にいたるまでずっとコンスタントに売れ続けているそうです。
しかも常に上位にランクされているというのですから驚きですね。

博士のオラクルカードは恋愛や豊かさなど、ある特定のジャンルに特化したものも数多くありますが、こちらは幅広いジャンルに対するメッセージが含まれていることもあり、万能選手として使えると評判です。
また天使がモチーフになっていることから、大きく俯瞰した内容のアドバイスがいただけるところもポイント。

気になるサイズ感は?

カードの大きさは約9センチ×約13センチと、オラクルカードらしいサイズ感。
裏面は正逆の区別がつく仕様ですが、一般的にオラクルカードは正逆をとらないものが大半ですので特にこだわる必要はないでしょう。

どんなカード?

カードは44枚入りで、オラクルカードの標準的な枚数になっています。

カードには枠のような仕切りがありますが、それが窓枠のようにも見えますし、額縁のようにも見えます。
宗教画風の絵柄やステンドグラス風、ルーベンスの絵のようなタッチのものなど、数種類の雰囲気のさまざまな天使たちが描かれていますね。
似たような天使ばかりではないので、人間と同じような? 個性を感じますし、それゆえ何となく親しみやすいものもあります。

仕事で、恋愛で、これからの人生で、無意識のうちに障害になってしまっていること、気づいてこなかったことなど、さまざまなことを引き出してくれる可能性を秘めたカードです。
当然オラクルカードですからポジティブな内容が多く、今ちょっと気持ちが落ち込んでいる時、勇気がほしい時、そっと寄り添ってくれるメッセージをくれることでしょう。

マルチに使うことができるオラクルカードをひとつ用意しておくと、実際の鑑定でも役立ってくれますよ。
とにかく明確にメッセージが出てきますので、鑑定する側もわかりやすく、またお客さまも腑に落ちるようだ、というご意見を多くいただきました。

名品だけに入手困難になるのも早い?

カードはややつやのあるコーティングがなされているせいか、カードが若干くっつきやすい、シャッフルの時に引っかかりやすい、というご意見もありました。
ただ改訂を重ねていくうちに改善しているかもしれません。

なおカードが大きめですので、オラクルカードに慣れている方をのぞいてはシャッフルしづらいかもしれません。
どうしてもうまくできない方は横一直線、もしくは馬蹄形にカードを広げ、そこから1枚引くという形がよいでしょう。
オラクルカードですので、「はい」「いいえ」で答えられるものではなく、○○に対するアドバイスをください、というような感じで引くとよさそうです。

リーディングは直感的に、カードから受けるイメージを大切にしてみましょう。
どんなものが浮かんできたでしょうか。
描かれている天使たちの表情や視線、まわりのようすなど、いろいろなところから感じるものを受け取ってみてください。
仮にカードから受けるイメージと、解説書の内容に違いがあるようであれば、ご自身の直感の方を大切にしてみてくださいね。

なおドリーン・バーチュー博士がオラクルカードの製作から卒業されたことにより、徐々に博士の作品が在庫限りで販売終了となる見込みです。
こちらのカードに関しては販売終了決定が2022年12月時点と比較的新しいのですが、やはり定番ということもあり、あっという間に購入場所が減ってしまった、というお話も聞こえてきています。
これから新たに入手しようという場合にはご注意ください。