現役占い師が実際に使用しているオラクルカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回はアトランティスカードを取り上げます。
一夜にして崩壊…
約1万2千年前に栄えたといわれる、アトランティス時代。
現代よりも科学文明が発達していたといわれますが、一夜にして崩壊したといわれています。
そんな伝説のあるアトランティスをテーマにしたカード。
さてオラクルカードというのは、高次の存在とつながりメッセージを受け取る、というのが基本的な使い方であることはご存知かと思います。
それを自分の行きたい未来に向けての道標とし、自分の方向性を定めたり、今日はこんなことに気をつけよう、という戒めとしたりしている方も多いのではないでしょうか。
しかしながらこちらのカードは「封印されていたものが解かれるカード」というユニークなもの。
封印されていたものが開くことにより、内側から力が出てきて、それが使命に向かうパワーにつながるというのです。
そんなこと言っても、自分には何もないし、そもそも目覚めるものなんて何もありませんよ、とお考えになる方もいるかもしれません。
ところが実はどんな人にも隠された使命、与えられた能力がそなわっているのだそうです。
今生きているこの時代は転生の集大成なのだから、転生する過程でいろいろな経験を手にし、能力を身につけてきたはずだから、何もない人などあり得ない、というわけです。
過去世に強いカードとしては「パストライフオラクルカード」、また目的に強いカードとしては「ライフパーパスオラクルカード」などが知られていますが、こちらも自分のルーツを知りたい、またどんな才能が隠されているのか、今が転換期かもしれないと感じる方には最適なカードとしてあげる方が多い印象です。
そして一般的なオラクルカードよりもやさしく寄り添ってくれるという印象があります。
占い関連の求人に応募した際の実技試験には向かないかもしれませんが、占い師になった後、迷うお客さまの指針の1枚として使ってみるのはいかがでしょう。
作者はダイアナ・クーパー氏。
人気の「アセンションカード」など、これまで多くのヒット作を手がけていらっしゃいます。
中には手に入りにくくなっているものもあるようですが、ご興味のある方はチェックしてみてください。
ちなみに多くの日本人、アジア人はアトランティス時代に転生しているので、このカードを使うことにより古代の叡智が引き出されるでしょう、とは作者の弁。
つまり日本人とは非常に相性のいいカードであるといえるでしょう。
気になるサイズ感は?
カードの大きさは約9センチ×約13センチと、オラクルカードらしいサイズ。
裏面は正逆の区別がつかない仕様ですが、一般的にオラクルカードは正逆をとらないものが大半ですので特にこだわる必要はないでしょう。
どんなカード?
カードは44枚で、一般的なオラクルカードとだいたい同じくらい。
白ベースの背景に大きな絵柄、そして下部に英語でカード名が書かれています。
カードに通し番号がなく、また付属のガイドブックの目次には番号がついているものの、アルファベット順になっていないため、カードの解説を探すのが少し大変というご意見があります。
ただ写真たてのように飾っておけるおもしろい形のボックスになっているので、お気に入りのものや「今週のメッセージ」のようにテーマを決めて入れておいてもよさそうです。
ガイドブックは40ページ少々と薄手ながら、カードの説明やメッセージ、アファーメーションもプラスされているので、1枚に関しての理解が深めやすいものになっています。
ご自分の直感で読み取った内容にプラスαするとさらによいかと思います。
英語版ならやや入手しやすいか
カードが大きめですので、オラクルカードに慣れている方をのぞいてはシャッフルもしづらいかもしれません。
どうしてもうまくできない方は横一直線、もしくは馬蹄形にカードを広げ、そこから1枚引くという形がよいでしょう。
「はい」「いいえ」で答えられるものではなく、○○に対するアドバイスをください、というような感じで引くとよさそう。
またその場にいない人のことなども、アドバイスを必要としないため注意。
あくまで「自分のこと」として「自分が」こうありたい、こういうことをしたい、という部分を明確にした上で質問をしていきましょう。
迷った時に、自分の行く方向への道標として最適なオラクルカード。
ぜひ1枚引くところからスタートしてみてください。
日本語版はだいぶ手に入りにくくなってしまっているようですが、英語版が比較的入手しやすいよう。
翻訳アプリなどを使えば大丈夫、とお考えの方はご検討を。