現役占い師が実際に使用しているオラクルカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回はBarbieri Unicorns Oracleを取り上げます。
一般的なユニコーンのイメージを覆す!?
日本でも人気の聖獣「ユニコーン」。
「クリスタル・ユニコーン・タロット」や「マジカルユニコーン・オラクルカード」に代表されるように、かわいくてほわほわしている、やさしい、といったイメージが先行しているかもしれません。
しかし今カードはどちらかというと雄々しくてカッコいい、躍動感あふれる、という雰囲気に満ち満ちており、これまでのイメージを覆してしまいそう。
そして何となくどこか懐かしいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
調べてみたところ、作者のPaolo Barbieri氏は「キューティーハニー」などでおなじみの永井豪氏の影響を受けた方だとのこと。
なるほど、確かに日本人にはなじみがあるように感じるのもうなずけますね。
メーカーはおなじみイタリアはLo Scarabeo社。
アメリカのLlewellyn社からも発売されているようですので、いずれにせよ有名メーカーの商品で安心感があります。
同氏は他にもドラゴン系のオラクルカードや、ネコの外箱が人気の「ファンタジーキャッツオラクル」でも知られていますね。
いずれも高い評価を受けていて、世界中にファンがいるのだそうです。
気になるサイズ感は?
カードの大きさは約9センチ×約13センチと、オラクルカードらしい大きさになっています。
裏面は正逆の区別がつく仕様ですが、一般的にオラクルカードは正逆をとらないものが大半ですので特にこだわる必要はないでしょう。
どんなカード?
カードは34枚で、一般的なオラクルカードよりだいぶ少ない枚数となり、物足りなさを感じるお声も。
しかし箱には黒い細身のリボンが付属していて、そのリボンを引っ張るとカードや解説書が取り出しやすくなっているところが非常に便利。
日本語版のオラクルカードではこういったものがついていないので、箱をさかさまにして出していることが多いかと思われます。
ユーザーの使いやすさを考慮してもらえるのはとてもありがたいところ。
カードはそれぞれ「Not a ○○ – ××(キーワード? カード名? )」(◯◯じゃないよ、××だよ)と記されていて、一般的な「角のある馬」の姿をしているユニコーンだけではなく、マーメイドのような姿、カタツムリのような姿になっているユニークなものもあります。
人によっては少しグロテスクだと感じるところもあるかもしれませんが、絵柄の美しさが見事に相殺してくれます。
ただし擬人化されたような姿になっているカードもありますので、ユニコーン単体がお好きな方には向かないかもしれません。
残念ながらオラクルカードなどによくある「日本語解説版」が存在していません。
カードの枚数が少ないため、自力で翻訳ができる方もいるかもしれませんが、難しい方はブログなどで翻訳を紹介している方を探してみたり、翻訳アプリなどをうまく使ってみるとよいでしょう。
どちらかというと鑑賞用にする人が多そう
カードが大きめですので、オラクルカードに慣れている方をのぞいてはシャッフルもしづらいかもしれません。
どうしてもうまくできない方は横一直線、もしくは馬蹄形にカードを広げ、そこから1枚引くという形がよいでしょう。
今カードはややつやのある仕様ですが、くっついてしまって使いづらいということはないようです。
ただ若干反りやすいので、保管の際には気をつけてください。
絵が大きく楽しめるため、鑑賞用にされる方も多いようです。
オラクルカードですので、「はい」「いいえ」で答えられるものではなく、○○に対するアドバイスをください、というような感じで引くとよさそう。
またその場にいない人のことなども、アドバイスを必要としないため注意。
あくまで「自分のこと」として「自分が」こうありたい、こういうことをしたい、という部分を明確にした上で質問をしていきましょう。
リーディングは直感的に、カードから受けるイメージを大切にしてみましょう。
どんなものが浮かんできたでしょうか。
仮にカードから受けるイメージと、解説書の内容に違いがあるようであれば、ご自身の直感を大切にしてみてくださいね。
迷った時に、自分の行く方向への道標として最適なオラクルカード。
ぜひ1枚引くところからスタートしてみてください。
コチラから購入できます。