【オラクルカードレビュー】Earth Alchemy Oracle

現役占い師が実際に使用しているオラクルカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回はEarth Alchemy Oracleを取り上げます。

石×植物の化学反応!?

2022年4月発売のオラクルカードです。
森と木々を思わせる外箱でおなじみ。
アマゾンのランキングではニュー・エイジ部門で1位、タロット部門で2位、スピリチュアル部門で3位と、多様な部門で上位を独占してきた人気作品。
しかもかなり長きにわたり上位に君臨し続けていていわば「おばけオラクル」。
いったいどこに人気の秘密があるのでしょうね。
作者はKatie-Jane Wright氏
イラストはNikki Strange氏が担当しています。

どのカードも石×植物の取り合わせになっていますが、これらをかけ合わせるとどんな相乗効果(= Alchemy: 錬金術)が生まれるのでしょう。
考えただけでもワクワクしてきます。
Katie-Jane Wright氏によれば、どの植物や木を組み合わせたかについて、クリスタルが非常によく語ってきました、ということですので、組み合わせ方が絶妙なのでしょう。
「大地の錬金術」と名づけられた本作、お花のイラストもとてもやさしくて心が癒やされます。
パワーストーンも占いも好き、植物と占いが好き、という方が占いの仕事をする、とするならこのカードがきっと役に立つことでしょう。

気になるサイズ感は?

カードの大きさは約8センチ×約11センチと、オラクルカードとしてはややタテが短めになっています。
裏面は正逆の区別がつく仕様ですが、一般的にオラクルカードは正逆をとらないものが大半ですので特にこだわる必要はないでしょう。

どんなカード?

カードは50枚入りで、一般的なオラクルカードの枚数よりもやや多め
カードは下部に石と植物名、短いメッセージ、関連キーワードとともにエレメント記号(三角形もしくは三角形に線が引かれたマーク)が入っているところが大変ユニークです。
火・水・風・地を表すエレメント記号は、これまでもいろいろなカードに描かれていましたが、今回は植物名の下に入っているので非常に見やすくなっていますね。
このためタロットや占星術をされる方にも支持されているようです。

日本語版も出て根強い人気の「Astral Realms Crystal Oracle」もパワーストーンや惑星記号などが含まれ、同様に占星術をする方からの支持がありましたが、こちらのカードはより大地に根づいたイメージが強く感じられます。
地に足をつけてパワーをいただけるような感じとでも言いましょうか。
また石と植物名が書かれたコーナー以外は枠がない、いわゆるボーダーレスな仕様になっていますから、絵が大きく楽しめるのも人気の秘密なのかもしれません。

イラスト担当のNikki Strange氏は「母なる地球とのつながりを深めるツール」と表現されています。
地球とつながって、より高い次元の周波数へアクセスできるように、少しずつ使いこなしていきましょう。

付属の英文解説書は130ページ弱の大ボリューム。
1枚のカードに2~3ページさかれているので、カードをひとつひとつ理解していくには十分。
しかしながら日本語解説がついたバージョンがまだ発売されていないため、翻訳に苦労されている方が多いようです。
ガイドブックなどにとらわれず、直感で読んで行く人に向いているかもしれません。

飾って楽しむにもおすすめ!

カードが大きめですので、オラクルカードに慣れている方をのぞいてはシャッフルもしづらいかもしれません。
どうしてもうまくできない方は横一直線、もしくは馬蹄形にカードを広げ、そこから1枚引くという形がよいでしょう。
オラクルカードですので「はい」「いいえ」で答えられるものではなく、○○に対するアドバイスをください、というような感じで引くとよさそうです。
またその場にいない人のことなども、アドバイスを必要としないため注意。
あくまで「自分のこと」として「自分が」こうありたい、こういうことをしたい、という部分を明確にした上で質問をしていきましょう。

カードがとても美しいので、額に入れて飾って楽しむ方もいらっしゃるようです。
今週のメッセージなどとして、意識して見ることもできそうですね。
占い用として使用頻度が低い方はぜひお試しください。
コチラで購入できます。