【オラクルカードレビュー】Elle Qui Oracle

現役占い師が実際に使用しているオラクルカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回はElle Qui Oracleを取り上げます。

キレイなお姉さまは好きですか?

Elleとはフランス語で「彼女」の意味。
今回はあらゆる経験を積んだ美しいお姉さま方(!)が、人生の教訓はもちろん、愛あるメッセージを届けてくださる、ということです。

メーカーはアメリカのUS GAMES SYSTEMS
老舗メーカーの商品で安心感があります。
作者はアーウェン・リンチ(・ポー)氏。
イラストはメラニー・ドロン氏が担当しています。
経験豊富な? うるわしい女性たちはそれぞれ雰囲気も違いますが、この表情からもメッセージが読み取れるということですので、まずは1枚引いてみて彼女たちと対話するような気持ちで向き合ってみてはいかがですか。

濃いメイクで目力全開な雰囲気の方もいれば、モノクロメインで落ち着いた感じの方、目線が正面でない方…とにかくどの方も個性的。
どの方がお気に入りでしょう?

また英語版のカードとなると、どうしても尻込みしてしまったり、わからないからと最初からあきらめてしまう方もいるようですが、何と別冊で日本語解説書も付属するタイプのものが発売になったそう。
しかもカードのタイトルなどだけちょろっと記したものではなく、50ページ弱ものボリュームとなっていて、しかもカード画像もついているためわかりやすいと評判です。
100ページ弱の英文解説書と比較しながら使うもよし、日本語解説書だけでどんどんすすめていくもよし、好みで使い分けることができます。
これまで英語版のカードを避けてきた、という方も安心してお使いいただけますよ。

気になるサイズ感は?

カードの大きさは約8センチ×約13センチですが、いわゆるタロットのスタンダードサイズ(約7センチ×約12センチ)と厳密には数ミリしか違いがありませんので、似たような感覚で使用できそうです。
カードは44枚で、一般的なオラクルカードとほぼ同じくらい。

裏面は正逆の区別がつく仕様ですが、一般的にオラクルカードは正逆をとらないものが大半ですので特にこだわる必要はないでしょう。

どんなカード?

カードには「SHE WHO ◯×」(= ◯×な人、つまりSHE WHOのWHOとは関係代名詞)とカードタイトルの上に添えられていますので、何がテーマかというのがわかりやすくなっています
タイトルの下にはキーワードが書かれているので、それをもとにこのカードの女性たちは何を思い、何を伝えたいのだろう? と感じてみてください。

また各カードの解説部分の下には、それぞれ「3つの質問」が記載されています。
カードがみなさんに問いかけるこれらの質問に対し、何とお答えになりますか?

自分が忘れていたことや、考えたくなかったことを思い起こさせることもあるかもしれません。
しかし実はその部分が重要だったりするのです。
ひるまず、恐れず、真剣にその問いに答えてみてください。

ただカードがやや薄手なので、シャッフル時に気をつかうという方も。

タロットユーザーなら扱いやすいと感じるかも

カードが大きめではありますが、タロットカードの標準サイズに近いため、使い慣れている方は扱いやすいかもしれません。
どうしてもうまくできない方は横一直線、もしくは馬蹄形にカードを広げ、そこから1枚引くという形がよいでしょう。
オラクルカードですので、引く時には「はい」「いいえ」で答えられるものではなく、○○に対するアドバイスをください、というような感じで引くとよさそうです。

またその場にいない人のことなども、アドバイスを必要としないため注意が必要です。
あくまで「自分のこと」として「自分が」こうありたい、こういうことをしたい、という部分を明確にした上で質問をしていきましょう。

迷った時に、自分の行く方向への道標として最適なオラクルカード。
ぜひ1枚引くところからスタートしてみてください。